第4,223号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー20-

 

対処”は「解決」ではない
この言葉は、
私達の目の前に起こる出来事(現象)の「受け止め方」に
大きな影響を示してくれている
私達の多くは、
何か思い通りにいかないことが起こると、
すぐさまその状況だけを変えたい、
変えようと躍起になる。
でも、
人生ではたいていの場合、
思い通りにはならず「解決方法」はすぐさま見つからない。
世の中はそれほど単純ではなく、
逆説的に言うなら、
どんなに想像しようと想像外のことが必ず起こる
これが私達の住む世の中だ。
でも、
例え想定外想像外のことが起きても、
あらゆることを常日頃から想像力を養っていると
『思いもよらぬことが起きたけどこれもあり得る一つだ』
こう捉えることも可能になっていく。
このスタンスが取れるようになれば、
例え、
目の前の出来事を「解決」することは出来なくても、
対処する方法”を、
思考考える)」しようと意識するようになっていく

ビジネスの世界では、
目の前の与えられた仕事を完全にこなして、
評価を得ようとか
会社に貢献している自分を見せようとか
そんなことを考える以前に、
この備えこそが、
自分の仕事へのクォリティーを上げていくことになる

今年も今日が大晦日。
アッという間に2021年が過ぎていきましたが、
毎日、
このブログを読んでいただけていることに、
心より感謝いたします。
また来年も皆様が健やかで幸多き事を願っております。
お身体に気を付けて良い新年をお迎えください。
1年間ありがとうございました。

第4,224号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー21-

 

想像力」を高めるのはそんなに難しいことではない。
なんでもない日常生活の中でどんどんと高められる。
例えば、
帰宅途中に『今日の晩御飯はなんだろうなぁ~』と考える。
『隣に座っているこの女性はきっと〇〇駅で下車するな』とか、
想像ネタはそこら中に転がっている。
ただあまりいかがわしいことは想像しない方が良い(笑。
想像力」は高まっても、
自分の人格を低下させてしまっては元も子もなくなる(笑。

冗談はさておき。
家庭やプライベートはもちろん、
会社の中でもいろいろ「想像可能だ。
『部長はこの先何を考えているのか?』
『社長が思い描くビジネスの先は?』
こういうコトを重ねていくと、
上司との会話に困ることも少なくなる。
想像力」はただ思い描くだけではなく、
さまざまな仕事のヒントを見つけることにも役立つ
思いもかけないところで実用的なヒントと出逢ったり、
時には、
具体的な手立てまで映し出してくれることもある。
それに思いやるという気持ちの面でも役立つ
最近は「思いやり」が、
相手の喜ぶことをとか、
相手の心に身を寄せてとか、
相手の気持ちや思いを想像して向き合おうとか、
どこか”独りよがり”している傾向が強くあるが、
想像力」というのは、
もう少し客観的で物事について冷静に思いめぐらすコトだ。

 

第4,222号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー19-

 

想像する”というとどこか「抽象的」に感じるだろうが、
この世の中の何人であれ、
1秒先を見通せる人など存在しない。
見通す”ごとが出来ないのなら「想像」するしかない。
それもかなり”具体的”に心の中に描きながら。
例えば、
真っ暗な洞窟に入ろうとする時、
手にする灯りで見える範囲は決まっている。
『あの灯りの先はどうなっているのか?
同じように平坦な地面か?
それとも登りか?下りか?・・・・・・』こんな具合だ。
企業で行うイベントとか商品開発、
新事業などもこれと同じだろう。
『こんなことをはじめたらこの業界はどうなるだろうか?』
『若い人達の生活はどんな風に変化するだろうか?』
こういうコトを仔細にイメージしていくと、
これはもう空想物語とは全く違う次元に進んでいく。
でも少し気を付けなくてはならないこともある。
この「想像」という作業はややもすると”良いことばかり”思い浮かべたくなる。
成功シュミレーションも大切だが、
同時に最悪の失敗シュミレーションも、
丹念にかつ厳しく行わなくてはならない。
最高の成功も、
最悪の失敗も、
常に考えておくことがビジネスでの鉄則であり、
それにどう対処していくかが、
ビジネススキル」といわれるものだろう。
そしてこれも忘れてはならない。
それはあくまでも、
対処”であって「解決」ではないということを。

 

第4,221号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー18-

 

どんな仕事についていようが、
社会人として、
組織人として身に着けておかなくてはならないコト。
思考力」の次は「想像力」だ。
この「想像力」もまた、
私達の目の前の出来事(現象)の”受け止め方”に大きな影響を及ぼしてくる

思考考える)」を重ね、
素晴らしいとされるアイディアを生み出せても、
ビジネスの世界では、
それだけでは「仕事」ととはいえない
思いついたことのその先に在るものは何か追求し、
行動していかなくてはならない
この「行動」につなげていく上で欠かせないのが、
この「想像力」だ。
『この企画書を形にして実際に動いたらどうなるのだろうか?』
その先のさらにその先へ。
どんな問題が危惧されるだろうか?
どんな効果がもたらされるだろうか?
こういうことは、
いくら素晴らしいPCを駆使しても叩き出すことは難しい。

これから始めようとする企画や計画がこの先どうなるのか
その””は、
つねに「知らない判らない」ことの中に隠されている
知らない判らない」ことはまず”想像する”しか道は無い

この「想像力」の使い方一つで、
私達は、
目の前に起こる”出来事(現象)”の「受け止め方」が一変してくる

 

第4,220号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー17-

 

どんなプロジェクトにも必ず”プロセス”がある。
例えば企画書を作成する時は、
まず頭の中で「思考考える」ことからスタートし、
眼に見えるものとして、
それまでに記したメモ書きや企画書以前の走り書き。
他人に見せる前段階のラフ。
それを人に見せて意見を取り入れて、
やっとこさ会議に出せるものが出来上がる。
私の経験から言うなら、
他人に見せる以前のものは見せない方が良い”。

時々、
『これまだ”たたき台”なんですが・・・・』と、
余りにまだ未完成な企画書を持ってくる人がいるが、
こういう人の”たたき台”というのは、
完成度の低さへの言い訳に近くなり”たたき台”にすらならない
未完成なモノ”は他人との共有は出来ない。
ほぼ完成されている企画書を元にして、
さらに良くなるよう内容を煮詰め、
ディスカッションをくりかえしていくことにこそ
たたき台”を検討する本来の意味がある

これを意識するようになると、
思考範囲」が大きく広がっていく。
一つは、
じっくりと慎重に思考」するようになり、
作成物の精度も一段と上がる可能が生まれる。
もう一つは、
無駄な誤解を生まずに済む

自分の「考える」ことが斬新であればあるほど、
それは伝えるのにエネルギーが必要になる。
たたき台”として提出するなら、
叩きようがないたたき台”を出すことだ。

思考力」というものが、
自分の目の前に起こる、
出来事(現象)の”受け止め方を身に付けるのに、
そこには、
多くのヒントが存在することがお解りいただけただろうか?

明日からは次のヒントが隠されている「想像力」について。

第4,219号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー16-

 

考える」作業と向き合っていると、
Ⅽ案どころかB案も、
最初のA案さえ浮かんでこないことがある。
アイディアとして答えが出せても、
どうしても自分が生み出したそのアイディアに自信が持てない。
こういうことに出くわすことも多くある。
そんな時は・・・・どうするか?
私は”身体を動かす”ことにしている。
身体を動かす”ことで血流をよくする
血流をよくして、
脳に運ばれる血を増やし、
脳に働きかける筋肉をより強く動かすためだ。
私の場合は”歩く”か”畑仕事”だが、
部屋の掃除でもよい。
身体を動かしている”と、
雑念不必要な思いが粗い網目のふるい)にかけられ、
自然と落とされていく感がある。
雑念が落とされ、
心の中で”ゆとり”というか、
周囲の景色を立ち止まって見返すような行動
こんなことがやれるようになったら、
もう一度、
頭の中でA案やB案を思い浮かべ返したり、
自由に新しいA案を考えたりしてみる。
机に向かっている時とは別に、
意外と、
歩いていたり、
畑仕事をしているとフッとアイディアが浮かび出てくるものだ。
こういう時、
なぜか不思議な感覚さえ感じることがある。

 

第4,217号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー14-

 

どんなにチープなアイディアでも、
他には存在しない自分の”オリジナルアイディア”を手にする。
そのためには、
知識をかき集めていくよりも、
自分の経験や体験、
そして失敗の繰り返しの中でそれをつかんでいく。
20年間、
延べ7,000人以上の受講生が排出出来た私のセミナーも、
それがあったればこそと自負している。
他には無いオリジナルのセミナー
これは紛れもなく私の宝の一つだ。
だからこれからも、
どんなに格好が悪かろうと、
照れることなく、
自分の生きざまをさらけ出して懸命に「考えながら」、
独自のセミナーを進化させていく。

でも、
試行錯誤を重ねれば必ずアイディアが生み出せるわけではない。
ひたすら悶々としていると、
時に投げ出したくなることもある。
考える」という作業の中には、
A案+B案=Ⅽ案という公式は存在しない
いきなりⅭ案にたどり着けることもあれば、
A案+B案+Ⅽ案+Ⅾ案+E案+F案・・・・と重ねていっても、
たどり着けない時もある。
考えるという作業におけるプロセスはそれほど多くある
でも、
純粋なオリジナルティーに溢れたアイディアが生まれた瞬間、
それはどんなに稚拙なものでも。
自分で『これで良い!』とストーンと腑に落ちてくる。
それは理屈ではなく、
心と身体で『これだ!』と感じる答だから。
そうなると、
一時的には周囲に反対され、
笑われるようなアイディアでも『絶対にこれで行くんだ!』
そいういう確信のようなものまで芽生えてくる。

 

第4,216号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー13-

 

考える」作業の中で、
自分の意識の中に”他人を意識しだすと、
私達は全ての行動が演技”になっていく
これは「考える」ということだけに限らず、
毎日の仕事をする上でも、
サービス業などでお客様をお迎えする接客でも同じだ。
「会社に貢献しよう」とか、
「お客様に喜んでいただくために」、
「誰かの役に立つように」
こういう意識は全て、
意識の中に”他人”が入り込んでいるから。

自分以外の人を思いやることは大切なことだが、
こういう意識はそれとは全く違う、
単なる「自我」でしかなくなっていく

アイディアを出すことが向き合っている作業の”目的”なのに、
『こんなアイディア出したら笑われる』
『こんなんじゃ〇〇のアイディアに負ける』
『これならみんなのアイディアより評価される』
いつの間にか、
周囲の人から称賛され、
ライバルよりも勝ることが”目的”へと、
変わっていくことに気付けない。
そうすると、
まず「思考停止」が始まりだし、
表現することの中に、
それらしく見せようとする作為が生まれたり、
さらにはまで出さなくてはならないようになる。

思考力」を高めるには、
優れたアイディア”を出すより「純粋なアイディア」を出す
このことも忘れてはならない。

第4,215号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー12-

 

アイディアを求められたり、
『何か提案は無いか?』と聞かれると、
人は”良い提案”をしようとする。
思考力を高めていくにはそういう意識を捨てることだ。
なぜならそれは・・・、
良い提案”より「素直な提案」を心掛けた方が良いから
アイディアを出したり、
提案をする時に大切なことの第一は、
まず”素直な自分と向き合うところ”からだ。
誰のものでもそうだが、
まだ形にもならず、
その陰さえはっきりと見ることができない段階のアイディアは、
つたなく、
青臭くカッコ悪く思えるものだ。
白い紙を前にして、
それまでの常識や慣習に固められた頭を抱えて考え込む姿は、
無様”にさえ見えてくる。
PCに向かってキーボードを素早く叩く姿はなぜ様になるのに、
同じ机に向かって、
鉛筆で、
それだけでは意味不明な言葉を書き続ける姿は、
なぜか滑稽にも見える。

私のセミナーでもそうだが、
自分と向き合う”という作業には照れが伴う。
考える」とはそんな作業と似ている。

その理由は・・・・”他人を意識する”からだ。
『このアイディアなら喜んでくれるだろう』
『これならきっと評価してくれるだろう』
『この提案をすればきっと役に立てる』
自分の思考の断片は他人に見せるものではない。
アイディアを出す試行錯誤は、
大勢の人の前で行うプレゼントは違う。
それなのに、
自分の中にいる”観客他人)”をひとたび意識しだすと、
子供の頃のような純真さを失い
純粋に考える”ことが難しくなっていく
そして・・・その先は?

また明日。

第4,214号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー11-

 

思考考える)」時は常に「一考二案」を旨とする
アイディアを求められた時も、
提案書を出す時も、
企画書を作成する時も、
この基本姿勢を忘れてはならない。
私達は、
たった一つの答え”を出すことは非常に難しい。
あちら立てればこちらが立たずで、
最初っから、
一つの答え」にたどり着こうとすると、
自由度は減り、
制限に阻まれ、
奇抜なアイディアが出にくくなるばかりか、
思考力」そのものに柔軟性失われていく
その点、
答は二つ」または「それ以上ある」という意識でいると、
肩の力も抜けて柔軟性が増してくる
もう一つ、
一つの答え」に囚われなくなると、
考える」うえでも偏りが少なくなる

私達は「考える」ということを、
既存の何かを否定すること”と誤解していることが多くある。
例えば、
会議やミィーティングの席で、
「みんなが黒と言うから自分は白で・・・」というのは、
考えたことにはならない
私達は、
一つの答え」を出そうとする時、
浮かびだされたAの答えとBの答えを比較して、
どちらかを”否定”することで、
その「一つの答えを導き出そうとしがちだが、
そうではなく、
AとBの”二つのこと”をジョイントさせて活かすことでCという思いもよらぬ新しい答えを出すことが、
一考二案」の基本的な姿勢といえる。

続きはまた明日。