第2,812号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -113-

 

これはセミナーでも何回もお話しするが、
私達の人生には”悩み”が付き物だ。
そしてそんな”悩み”の状態に置かれている時には、
同じこと、
同じ思い、
同じ思考が堂々巡りして、
そこから抜け出せないで、
”悩みの無限ループ”に誘い込まれていく。
『頭で悩んでいても解決なんかしない!』
そう解ってはいても、
それが頭から離れない。
そんな時は誰もが、
無口になり、
笑顔が消えて、
考えなくても良いような
悲観的なことまで考えるようになる。
そしてだんだんと苛立ちが積り、
思考の中にゆとりが失われ、
人の話など耳に入らなくなっていく。

こんな時は”動く”に限る。
『そんなこと言ったって忘れられない!』というなら、
頭の中で堂々巡りをしている、
その”悩み”とやらを書き出す作業をすることだ。
とにかく、
指先だけでも動かして、
血流を高めていくことが大事。
これは今の自分が置かれている環境。
つまり、
心に溜まっている”悩み”というやつを、
客観的に見る可視化にもつながる。
書き出したら次は、
それに優先順位をつけていく。
こうやっていくと、
案外と、
悩まなくても良いものまで
悩みに入れてしまっていることにも気づけたりする。
それが解れば次の”やれること”も見え始めてくる。

第2,811号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -112-

 

「集中して取組む」
企業組織の中で良く言われる言葉だが、
この”集中する”という言葉さえ、
正しく理解できていない管理職が多くいる。
私のセミナーでは、
この”集中する”とうことを、
あるゲームを取入れて体感してもらっているが、
人間の”脳”というのは、
まったくもって厄介なもので、
”集中力”を欠くと、
見えていないものまで
見えてきたり、
聞こえていないものまで
聞こえているような錯覚を起こし、
勝手に自分の”思い込み”の中に堕ち込んでいく。
6,500名の受講の中で、
こうした体感ゲームでも
1回でクリアした人は1%にも満たない。
だから、
企業によっては、
”クワイエットタイム”とか、
”クワイエットルーム”というのを設けて、
その時間や、
その場所では、
携帯はもちろん、
外部との接触を一切禁止して、
作業に集中させているところもあるという。
企画業務の多い企業では
好評を得ているところも多くある。
日頃から、
いかに自分自身が、
目の前のことに”集中していないか!”、
まずはこれに気付かせることが肝要といえる。

第2,810号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -111-

 

会社生活をしていると、
自分の予定はおかまいなしで、
さまざまな作業が入り込んでくる。
特に新人の頃は、
そうした環境からは抜け出しにくい。
例えば、
単純な作業を指示されたとしたら、
その作業が終わらないうちに、
次はPCのデータチェックをしなさいとか、
『これを先にやってくれ!』などといわれようものなら、
今の今まで取組んでいた単純作業を中断して、
今度は細かな数字を追いかける、
いわば頭脳作業”に移らなくてはならなくなる。
こうなると、
人間の”脳”のギアチェンジが遅れ、
生産性を著しく低下させることになる。
組織の管理職は、
こういうことをしっかりと認識しておかないと、
単純に、
部下の作業消化量だけで生産性を判断し、
部下そのものの評価を下してしまうようなことになる。
単純作業と頭脳作業には、
それを取組むたびに、
頭(脳)の切り替えを行わなければならない。
これは頭が疲れ、効率は下がる。
頭脳作業をしている時に、
単純作業に動員されたりすると、
それまでの発想が中断され集中力を欠く。
中断されるたびに思考が最初に戻るから、
時間をかけた割には作業が進まなくなる。
これから新入社員を向かい入れる立場の人は、
こうしたことも考えながら、
受入れ準備をしていくことが望ましいし、
マネージメントに携わる立場の人は、
指示の出し方、
作業の振り分け方などにも
こういうことを考えて取組むべきである。
”単純作業と頭脳作業は区分して担当させる”
”繰り返しの多い単純作業はまとめて行う”

これが”脳”をバランスよく活用する
一つの知恵といわれている。

第2,809号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -110-

 

今の時代は、
”イノベーション”が叫ばれているが、
改革とか、
創造という力を高めていくには、
「イメージ脳」といわれる
”右脳”の働きを高めることがポイントとなっていく。
ところが、
実際に私達はこの”右脳”をほとんど使いこなせていない。
平均的な”右脳”の活用率はわずか3%未満といわれ、
残りの97%以上は未使用状態だといわれている。
”右脳”の記憶容量は”左脳”のそれと比べると何万倍といわれ、
”右脳”を最大限に活用すると、
理論的には誰もが現在の約25~30倍、
思考能力を高められるともいわれている。
これほど、
”右脳活用”の潜在能力は高く、
すでにフル回転状態にあるといわれる”左脳”に比べると、
”右脳”は未開発の宝の山のようなものといえる。
これはチョッとだけ、
「脳科学」を学ばせていただいた、
あくまでも素人の私の意見だが、
もし、
”左脳”と”右脳”の働きが調和され、
フル活用されるようになったら、
人間の潜在能力は最大化され、
”悩み”は「課題」に変化し、
誰一人として、
頭を抱えて、
悩み苦しむような人間はいなくなるのかもしれない。

明日のブログでは、
もう少し日常の中に落とし込んでお話ししよう!

第2,808号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -109-

 

”右脳”を活性化される二つ目の方法。
それは・・・・、
「相対的に”左脳”の活動を弱める」こと。
言い換えるなら、
理性を捨てて”右脳”を開放するという方法。
もっと解り易く言うなら、
『こんなことを言ったら笑われるだろうなぁ~』
『こんな提案をしたら怒られるかもしれない』
こういったことを考えなくても良い状態にすること。
”ブレーンストーミング”という、
発想法の手法をご存知だと思うが、
これなどが代表的なもので、
”左脳”の活動を一時的に弱めることで、
”右脳”の発想を引き出すというもの。
先日もお話しした、
私の顧問先で行われている
”ワイワイ会議(従来の商品開発会議)”は
この手法を用いて高い効果を出している。
最初っから、
「どんな提案でも大歓迎」
「出された提案を絶対に”否定”することはタブー」
こういった”右脳”を開放した状態を先に作るのである。
『こんな提案をしたら何と言われるか?』
こういう感情が先立つ状況下では、
”左脳”が理性で感情をブロックしてしまい、
”右脳”の働きをフル活用することが難しくなる。
勘違いしないでいただきたいのは、
会議の雰囲気を緩やかにして、
和気あいあいとやりましょうというのではないから、
”左脳”は別の働きが必然的に要求されてくる。
例えば、
提案をした人は、
”言いっ放し”というわけにはいかない。
提案者は自分で、
さらにその先の企画書作成から、
担当分担、行動予定といったものまで作成していく。
ここでもまた、
出された企画書の改善提案はしても良いが、
企画書そのものの粗探しや、
否定は絶対に行ってはならないという決め事が動く。
だから、
最初はチープと思われる企画書も、
提案者のみならず、
全員の”右脳”の働きにより、
どんどんとその中身はレベルを高めていくことになる。

ではなぜ?
”左脳”ではなく”右脳”が大切なのか?
それはまた明日のブログで!

第2,807号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -108-

 

創造力を豊かにするには”右脳”を活性化しなくてはならない。
閃きや奇抜な発想は、
活性化された”右脳”からしか生まれてこない。

この”右脳の活性化”には二つの方法があるといわれている。
一つは、
”右脳”の喜ぶことを与えてやること。
”右脳”は楽しいことや明るさ、
賑やかさが大好きだ。
私の顧問先に食品会社がある。
食品会社だから新製品を開発し続けなくてはならない。
この新製品開発に欠かせないのが”右脳の活性化”だ。
まず取組んだのは、
10数年前まで商品開発会議と称されていた会議を、
名称から変えた!
その名も”ワイワイ会議”。
”ワイワイ会議”だから必ず意見を出さなくてはならない。
そしてルールは、
出された意見に対して
絶対に批判的なことを言わない(これだけ)。
さらに会議の場所は、
晴れた時には河原だったり、
近くの公園だったりもする。
楽しい雰囲気、
拘束感の少ない空間や環境を取入れると、
”右脳の活性化”が進む。
これは大成功した!

二つ目の方法は明日のブログで!

第2,806号・ブログ

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「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -107-

 

「意志力」を高めていくには?

今日はもう10年以上前に、
NYで学んだ「脳科学」のお話を・・・・。

「意志力」を高めるには”脳”の使い方が重要になってくる。
人間には”左脳”と”右脳”が存在している。
”左脳”は「理論脳」、「論理脳」といわれ、
言葉や数字をストックする。
特徴は連続的(シーケンシャル)に考える習性があり、
考えるスピード(処理スピード)は、
概ね1秒間に30回前後といわれている。
これが異常をきたしてくると、
言語障害を起こしたりするといわれる。
一方、
”右脳”は、
「感性脳」、「イメージ脳」といわれ、
感情的で、
図形やイメージをストックする「アナログ脳」で、
ランダムに思考する習性があり、
あっちこっちに発想が飛んだりする。
思考するスピードは1秒間に1,000回前後といわれ、
”閃き”といわれるのは、
この”右脳”の働きである。
「一瞬(約1,000分の1秒)」で閃くのが”右脳”の特徴。
ただこれは忘却が早い。
だからメモという補佐が必要になる。
”左脳”と”右脳”の間に在るのが”間脳”といわれるもので、
左脳と右脳を直接つないでいるのは、
”間脳”にある「脳梁(のうりょう)」といわれるもので、
情報のバイパスの役割を果たしている。
つまり、
”左脳”と”右脳”の情報交換の場ともいえる。

「意志力」の機能を高めるには、
左脳や右脳に偏ることなく、
二つをバランスよく機能させることが、
「意志力」の最大化につながるといわれている。

第2,805号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -106-

 

難しい話を夜にはしない方が賢明である。
仕事のアイディアを考えたり、
問題点の解決策を考えるようなことは、
夜に考えても、
良いものは生み出されることは少ない。
残業が多い企業がまだまだあるようだが、
必要不可欠な時に、
一時的に集中して取組むのは問題ないが、
慢性的に、
ダラダラと時間だけ費やして、
遅くまで机に向かっていることが、
仕事をしていると勘違いするような残業は、
100%害になり、
決して”利”を生み出すことは無い。
夜に向いているのは、
恋しい人に書き記す”恋文”ぐらいなものだ。
これは書くのは夜をお勧めする(笑。
実現性の少ない発想も生み出しやすく、
感情が高ぶり、
悲観的な気分で
自分をヒロインのような存在で表現する力が増してくる。
ただ、
朝になってその恋文を読み返すのは止めた方が良い。
自分で書いておいて、
顔を赤らめるような結果が待っているだけだ(笑。
とはいえ、
ベッドに入って、
フッと思いついたことなどは、
直ぐにメモに記しておいた方が賢明である。
だから、
良いアイディアを生み出すには、
枕元、トイレ、リビングなど、
多くの場所にメモ用紙を置いておいた方がよい。
そしてそのメモを、
もう一度、
太陽の元で練り直すことをお勧めする。

第2,804号・ブログ

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「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -105-

 

睡眠というものは、
単に身体を休めるためだけでなく、
”脳”そのものを休めるためにある。
人間は、
寝ている間にも「意志気(意識)」が活動している。
私達の持つ「意志気(意識)」には、
”潜在意識”と「実在意識」というものがあり、
「実在意識」は起きている間だけ活動しているが、
”潜在意識”というものは、
24時間四六時中、
休む間もなく活動を繰り返している。
この”潜在意識”を中心に、
人は睡眠中に頭の中を整理し、
その時に、
”海馬”といわれる部分が
情報を整理をコントロールするといわれ、
健全な”脳”の働きは、
睡眠によって得られるといっても過言ではない。
睡眠不足でイライラしているような時は、
”脳”の中の情報が整理されずに、
情報の交通渋滞を引き起こしているようなもの。
健全な睡眠を得るには、
規則正しい生活と、
身体の機能を正しく活用した行動姿勢、
少なくとも、
寝る時間と起きる時間は可能な限り一定化し、
睡眠時間数よりも、
歩く姿勢や、
立ち姿は、
地と点で上下を引っ張り合うような
”体幹”を意識しなくてはならないといわれている。

第2,803号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -104-

 

孫氏の兵法の中に、
「朝気鋭、昼気惰、暮気帰、故善用兵者、避其鋭気、撃其惰帰 治気者也」
”朝の気は鋭く、昼の気は惰(おこたり)、暮の気は帰らんとす、
ゆえによく兵を用いるには、その鋭気を避け、その惰気を撃つ、
これ気を治るなり”
(人間の気力は例えば朝は活発で、
昼はだれ気味になり夕方はそわそわしだすというように、
一日の内でも変化していく。
そこで優れた戦い方というのは、
敵が気力が充実している時はそれを避けて、
敵がだれ気味になったり、
そわそわし抱いた時に攻撃すると良い。
これを“気を治める”という
私達の”意志力”というのまた同じことが言える。
睡眠不足の時は例外として、
私達の”意志力(脳)”が一番活発な時というのは朝。
寒い冬でも必ず、
お湯ではなく冷たい水で顔を洗う。
冷水は脳を刺激し、
眠気を吹き飛ばしてくれる。
年齢と共に血行が悪くなるのは、
特に目の下(隈が出来るところ)。
ここの毛細血管を毎朝刺激すると、
血行が良くなり、
頬に張りが出る。
それに、
起きたばかりの時は、
外部から余計な情報が入っていないから、
真っ新な脳で思考が可能。
フィルターのかかっていない”素の心”で物事が考えられる。
朝、
目覚めもそこそこに、
スマフォを手に持つようだと、
健康上も好ましくなく、
まず、
良いアイディアなどは浮かぶ術も無い。

朝の30分、1時間を大切にすることである。