第2,215号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -99-

 

「職場を100倍楽しくするには?」と題して
お届けしてきたこのシリーズ。
”100倍”の「100」にちなんで、
『100回までは続けよう!』とやって来たけど、
いよいよそれも今日と明日の2回に。

最後の2回は総まとめ。

”楽しい”気持ちというのは、
楽しいことが起きるから湧き出してくるのでもなければ、
嬉しいことがあるから湧き出してくるものでもない。

そう。
「”感謝”の気持ち」と同じ。
多くの人は、
生かされていることに感謝。
当たり前ことを当たり前と思わないことが感謝とか
そんなふうに受け止めているけど、
”感謝”っていう気持ちは、
「ありがたいことや嬉しいことが起きたら持つもの」ではなく、
「”感謝”という気持ちを持ったところにしか、
ありがたいことや嬉しいことは起きない!」これが真理。

”楽しい”という思いも同じ。
『楽しもうよ!』
『楽しくやろうよ!笑顔でさ!』
こんなことをいくら叫んでも”楽しさ”は手に入らない。

まずは、
目の前のことを懸命に愚直に、
無我夢中で取組むこと。
『出来るか?出来ないか?』と、
まだ来てもいない未来のことを、
迎える前から心配して”悩み”にしてしまう
「悩み馬鹿」にはなるな!
いつだって、
どんなことだって「成果」は出せる。
「成果」が出たら、
次はそこから第2の知恵を絞ればよい。
頭が痛くなるほど、
『なんか方法はないかなぁ~?』
”楽しさ”というのはこんなところからしか手に入らない。

 

第2,214号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -98-

 

人の心は”移り香”のごとく。
「女心と秋の空」。
この言葉、
昔は、
「男心と秋の空」といったらしい。
いずれにしても、
人の心は変わりやすいが、
それでも、
あっちにフラフラ。
こっちにフラフラ。
Aさんのいうことを信奉していたかと思えば、
いつもにかBさんを信奉し、
あっという間にCさんにと、
あまりコロコロと
自分の信念が変わるようでは
20代ならまだしも、
40面下げてそれでは信頼がおけなくなる。
キレやすい人、
感情的な人、
人の影響を受けやすい人、
継続性のない人、
コロコロがカメレオン人間のような人、
いずれにしても、
自分の感情コントロール能力に欠如している証。

人の気持ち(感情)は
移ろいやすくできている。
だからこそ、
あらかじめ自分で「決め事」を作ることである。
その「決め事」を自分にコミットし、
課することが大切。

難しいことなど課する必要は無い。
そばから見ると、
『なんだぁ~、あんなことぐらい』と思うよな、
簡単な”やれること”を課すれば良いだけ。
大切なことは、
それを自分の意志で貫き通すこと。

”楽しさ”というのはこういうところからしか生まれてこない。

第2,213号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -97ー

 

「決める」とは「決め事」のこと。
しっかりと自分の生き方を決め、
進み方を決めるには、
まずは、
小さなことから「決めていく」ことである。

それを一般的には”ルーティン”という。
朝起きたらまずは何をするのか?
通勤電車はどの車両のどの位置に乗るとか?
デスクの上は、
右サイドに何があって、
左サイドには何が置かれているか?
他人から何と言われようと、
誰にどう思われようと、
恩義・仁義を失わず、
礼儀・礼節を忘れない行動をとれば、
それは”身勝手”とはならなくなる。

職場生活というのは、
上下関係の中に、
利害関係が存在し、
仲間通しでも競争社会の中になるから、
どうしても、
”他人と合わせる”的な行動が良しと勘違いされがちだが、
それこそが、
職場生活にストレスを生み出す元凶。

「決め事」は”言葉”一つでも良い。
私は、
Ⅿ先生から教えていただいた原理原則の一つ。
”出来たことは在っても出来ることなどこの世に無し!
私達に在るのは”やれること”のみ!”
この時から、
『出来ることをやろう!』とか、
『必ず出来る!』といった考え方は元より、
”出来る”という言葉さえ使わないようにしている。
『出来ますか?』と聞かれると、
『やってみます!“やれること”を懸命に精一杯!』と応える。
『それじゃぁ~無責任ですよ!』と言われたら、
『やってもいないことを”出来ます!”などと、
軽々しく応える方が無責任ではありませんか?』と。
それでも、
理解していただけないなら、
仕事は受けないことにしている。

「何を決めるか?」
これだけで
私達の生きる姿勢というようなものは見えてくる気がする。

第2,212号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -96-

 

”キレやすい”人は「決めごと」が少ない。
状況が変わるごとに、
『こう対処する!』といった「決め事」。
いい代えると、
「何も決めていない人」というのは”キレやすい”。
「何も決められていない」から、
状況が変わるたびに、
感情に振り回され、
どういう状態の自分が正しい状態なのかさえも、
判らなくなっていく。
仕事や生き方も同じ。
TVである人の生き方を見ると、
良いも悪いもすぐに感化され、
『俺もあぁ~なるんだ!』と口にする。
でも、
ものの数か月もしないうちに、
全く別の生き方をする人が現れると、
すぐさま、
『俺の探していたものはこれだ!』と七変化。

職場の中で、
さまざまな現象に振り回されている自分に気付けないと、
ストレスが溜まり、
毎日は必然的に”楽しさ”を失っていく。

大切なことは「決める」ことだ。

”気にしないと「決める」”と、
不思議なもので”気にならなくなる”。
忘れようとか、
考えないようにしようとか、
そういった動作・行動的な改善は、
『考えないようにしなくちゃ!』
こう心の中で思った時点で”考えている”ことになる。
これでは、
無理が生まれ、
逆に自分を追い込んでいくだけ。
そうではなく、
”気にしない”のだから、
考えることさえしない。
全てを切り捨ててしまう。
つまり、
そのことでの損得を捨てる。

これが”キレない”最大の対策かな?

第2,211号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -95-

 

”キレない”ための具体的対策。
残りの4つ目と5つ目の2つはこれ。

4.相手に対する要求基準を下げる。
これは意外と気付けている人が少ないが、
十数年前に、
比叡山延暦寺の大僧正に、
職場の部下のことでこんな相談をしたことがある。
『私は彼の将来を考え、
彼にはもっとこういうところをこうしてもらいたいんです。
でも、
そんな私の気持ちも伝わっていないようで・・・・』
すると大僧正は、
『禰宜さんそれはあなたの願い事なのでは?』
その時は、
『そりゃぁ~そうですよ』と心の中で思ったが、
大僧正の仰りたかったことはこういうこと。

”私達は子供ためとか、
誰々のためといいながら、
結局はそうなる状況を望んでいる自分がいることに
気付けていないことが多い。
自分が望む基準を
自分以外の人に求めているんのだから、
上手くいくはずもない”

私達はどこかで、
『あぁ~してほしい!』
『もっとこうなってくれれば!』と、
相手のことを思っているかのように、
結局は自分が望んでいることに気付けていないのかも?
だから、
相手がその基準に達しようと努力しない姿に、
苛立ちを感じ、
終いには”キレて”しまっているのかもしれない。

もう一つの対策はこれ。

5.自己のプライドレベルを下げる。
昔、私の部下で、
接客業をしているにも関わらず、
お客に”キレて”しまう部下がいた。
無理難題を言ってきて、
クレーマーのごとくお金をせびるようなレベルではないお客に。
プライドを持つことは大切なことではあるが、
それも度が過ぎたり、
他人と比較して、
自分を誇示しようとするようなものになると、
邪魔なプライドになっていく。
”キレて”わめいたり、
他人の問題点を、
ここぞとばかりに指摘して、
『俺はお前とは違うんだ!』と言わんばかりのプライドは、
レベルを下げるというより、
捨てた方が良い。
プライドの高すぎる人は”キレやすい”。
そのプライドを守ろうとするから。

第2,210号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -94-

 

「猿の尻笑い」
『ハハ!おい!お前の尻は真っ赤だぞ!恥ずかしくないのか?』
こうやって、
人の行動や姿にはすぐに反応して、
『だめですよ、あんなやり方じゃ!』
『あれなら馬鹿でもできます!』と、
他人の行動や姿を批判しては、
『俺はお前達とは違うんだ!』とアピールする。

「猿の尻笑い」
仲間のサルの尻が赤いのを馬鹿にして、
批判しているが、
実は、
自分の尻も赤いことに気付けていない。

とかく人は、
自分の欠点には盲目なところがある。
私も同じだろう。
だから、
いつもセミナーで、
”受講生に問いかけながら己に語る!”
これを忘れると、
上から目線の知識の押し売りセミナーになるから。

人は良いも悪いも、
感情の生き物だから、
気付かないうちに、
激しい言葉や態度を表に出してしまうことがある。
そして、
時が経つと、
必ず後悔する。

そんな私達が”キレない”ための「5つの具体的対策」。

1.焦らない!
まずは”焦らない!ことだ。
人は歩いていてもスポーツをしていても、
”焦ると”ろくなことはない。
やるべきことを忘れ、
ついつい目先の損得を考えて行動しがちになる。
これがまず”キレる”最大の原因。

2.口から発する前に一度”呟け”。
思わず口から”キレる”言葉が出かけたら、
一度、
心の中で”呟く”ことだ。
『まずい!』と少しでも感じたら飲み込め。
状況が許すなら、
”キレ”かかっている自分の気持ちを、
一度、
紙に書きだして見ることである。
客観的に見返してみると、
いかに自分が礼儀・礼節に欠けているかも気付けるかも。
この”礼儀・礼節”に欠けていたら、
その”キレ”は全てが保身・自我の塊だ。

3.時間を置く。
自分の気持ちとは裏腹に進む状況。
そういう状況が生まれると、
自分の気持ちが苛立ち始める。
”キレる”人は、
その状況を無理やり、
性急に自分の考える方向に向けようとする。
渋滞する道路で、
ブーブークラクションを鳴らしたところで、
前の車も動けない。
その状況が変わるわけではない。
”キレ”そうになったら、
心の中でゆっくり10数えてみるとよい。

明日は残りの二つを!

 

 

第2,209号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -93-

 

”キレず”に問題を解決するには!

同じ人間同士なんだから、
”キレず”に問題解決する方法はいくらでもある。

その代表的な注意点はこれ。

1.”嘘”をつくらない。
『今はこれを話す時期ではない!だから黙って内緒にしよう!』
こんな小さな”嘘”をつくと、
人は必ずその”嘘”を隠そうとして、次の”嘘”を付く。
そして、
その”嘘”がバレそうになると、
最後手段として”キレて”その”嘘”を丸隠しにしようとする。
これも保身のため。

2.礼儀・礼節を欠かさない。
”キレる”人間の最大の特徴は「身勝手」。
人と話をしていても、
表面では、
『なるほどぉ~!』
『そうなんですよねぇ~!』と口癖のように発するけど、
そのくせ話は全く理解していない。
だから、
自分が窮地に追い込まれる、
電話やメールも一方的。
『これでいいだろ!なんか文句あるか?』
こういう態度が丸見えになる。
それまでお世話になったこと、
助けてもらったことなど全く自分の記憶から消し去っている。
だから礼儀・礼節を見失う。

まずはこの二つ。

こんなことも・・・お金を借りて、
借りる時には、
『お時間作っていただけますか?どちらにでも出向いていきます!』と積極的なのに、
返す時になると、
メールも電話も無視。
やっとつながったと思うと、
『すみません気付きませんで!』と平気で保身の嘘をつく。
そして、
自分の方がやっと返済の目途がつくと、
今度は”キレだす”。
『毎月月末の返済ですけど、
今月は3日前に振り込みました確認をお願いします。
提出した書類は個人情報ですから
しっかりと処分してください!』
お前が言える立場か!・・・とこちら”キレ”たくなる(笑。
その前にまず、
『長いことご迷惑をおかけしました。
本当に助かりました。ありがとうございます!』
これが「礼儀・礼節」。

大きな声を出さなくても、
この人の態度も”キレて”いるという状態と同じ。

人は”キレる”と全く自分が見えなくなる。
つまり、
「猿の尻笑い状態」に陥る。

明日は、
さらに”キレない”ための具体的行動対策を。

 

第2,208号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -92-

 

職場という組織には、
それは多くの異なるタイプの人が集まってくる。
まさしく、
100人いれば100通りの人達が。
その人達がお互いの立場で、
それぞれに想いや意見を交わす時、
そこには少なからず”摩擦”が生まれる。
これも「摂理」。
大切なことは
そこに「礼儀・礼節」というものを
互いに持ち合わせているかということ。
これを失わなければ、
”キレた”ことにはならない。
だけど、
この「礼儀・礼節」を欠いた”キレ”は、
間違いなく己の保身でしかない。
人は保身に走りだすと、
何も見えなくなっていく。
見ているのは、
自分の利益と自我だけ。

いくら”キレても”自分を救うことはできない。

毎日毎日、
残業続きで、
人を人とも思わない上司の言動。
あれこれ小間使いのようにこき使う上司。
結果が出ないとその責任の全てを擦り付けてくる上司。
逆に、
毎日何度言っても遅刻してくる部下。
『つい!』が口癖で自分のミスを毎回正当化しようとする部下。

こういう部下や上司に、
『もうぉ~!いい加減にしろ!』と、
”キレる”ことで、
自分を上司の無謀さから救おうとし、
自分を部下の無能さから解放しようとするのが
”キレる”人の特徴。
言い替えると、
それまでため込んできたストレスを一気に噴き出し、
詰められた自分の状況から解放しようとする行為。
けれども、
それで本当に自分が救えるのかといえば話は別。
実際には、
その感情の爆発があまりにも突然で、
強引で自分勝手で反理性的であることに気付けていないから、
知らず知らずに周囲の人の信用・信頼を失い、
ますます窮地に自分を追い込んでいることに気付けない。

では、
どうすれば”キレる”という行動から解き放たれるのか?
それは明日のブログで!

 

第2,207号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -91-

 

会社組織の中だけに限らず、
ついこの間まで、
『〇〇部長!〇〇部長!』
『私は〇〇部長についていきます!』と嘯いていた人間が、
チョッとしたことで、
『もう私は〇〇部長にはついていけません!』と、
キレて、
一方的に縁切り宣言のようなことをしてくる愚か者もいるが、
この、
”キレる”という行動は、
行動心理学からいうと、
自己防衛本能の現れだという。
特に、
自分の中に疚しい気持ちがあったり、
小さなことでも嘘をついていたりすると、
その、
疚しさや嘘がバレることを恐れ”キレる”。

人が”キレる”場合、
相手の言動に腹が立ったりするだけで“キレる”ことはごくまれ。
自分の中に、
『〇〇はいつバレてしまうだろうか?』
『自分のこのスタンスは間違っているのかも・・・・?』
こんな気持ちでことに当たっているような時、
そこに近い指摘を受けたりすることで、
自己防衛本能が働き”キレる”。

ただ相手の表面的な言動で”キレる”ことがまれにあっても、
その場合はすぐに修復されるが、
このように、
疚しさや嘘を隠すために”キレる”と、
その修復はほぼ不可能になる。
つまり、
そんな”キレ方”は多くの大切なものを失い。
自分自身を救えなくなる。

私など、
いつも妻から小言をいわれると”キレそう”な感じになるが、
ある時、
冗談交じりにそんな話をしたら、
『私はあなたの9倍くらい”キレそう”になります!』と
返されたことがあったが、
長い目で見ると、
人はやっぱり”キレた”ら負けだ。
いくら自己防衛本能からといっても、
それをするのは、
『自分はまだ子供です!』といっているようなもので、
40面下げるようになって”キレている”ような人間は
いくつになっても人様の前には立てない。

第2,206号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -90-

 

なぜ?
上司というのは”3拍子”揃った人が少ないのか?
もし、
あなたの上司がそういうタイプなら、
それをどう受け止めたらよいのだろうか?

「部下の話を聴いてくれない」
いつも上司からの一方通行だらけ。
なんでこうなる?
こういうのは多くして新任管理職に多く見られる。
それは”自分のリーダーシップ力”を示そうと懸命だから。

「決断力が無い!」
つまりは優柔不断。
これは、
『結果に責任を持たなくてはいけない!』と、
強く感じているから。

「責任感が無い!」
誰だって自分が可愛いから。
誰だって我が身を守ろうとする。

こうやって、
チョッと下がって考えてみると、
上司だって人の子。
なんとなく親近感も湧いてくる。
『この人もこの人の立場で苦労してるんだなぁ~』
まずは、
そんな気持を抱くことだ。
そうすると、
人って自分のそういう部分も自然と見えてくる。
その上で、
『〇〇部長!こんどお時間いただけませんか?
一度、ゆっくりとお話ししたいので・・・・』と声をかけてみることだ。

上司と上手くやろうとするな!
上司に多くを望むな!
上司の理想像を描くな!

結局はお互い”人間なんだから”。
相互が一歩一歩歩み寄って、
お互いの立場を理解しあって向き合うことである。
特に、
”上司”という立場を経験したことのない
部下という立場の人にはこの姿勢が大切なキーワードになる。

中間管理職といわれる立場の人ならなおさらのこと。
結局は、
良い上司も、
良い部下も条件はほぼ同じということ。