第3,115号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -57-

 

”後片づけ”とか掃除というようなものは、
実は、
その場を綺麗にすることだけが目的ではない。
特に”後片付け”という作業を
進んで取組むことは決して「出しゃばり」にはならない。

人は”本番”というところだけに意識が向きがちになる。
会議でもパーティーでも”本番”は誰もが前に出たがる。
残された”後片付け”という作業は地味な締めくくりとなるが、
誰かが率先して動くか動かないかで、
そのスピードは大きく違ってくる。
ビジネスの世界でも”計画”と”実行”というところには、
誰でもが目をつけるが、
実はビジネスの世界でいわれるところの
「P・D・C(プラン・ドゥ・チェック)」には大切なものが抜けている。
それは「プレパレーション(preparation・準備)」という作業。
計画(スケジューリング)は誰でもできる。
だがこの「準備」こそが結果に一番大きな影響を与える。

さらにこの「準備」には、
言葉は可笑しくなるが”前準備”と”後準備”というものが存在し、
”後片付け”とは正しくこの「後準備」にあたる作業となる。

早番とか遅番というシフトのあるところでは、
遅番が取組む「後片づけ」は、
早番の人のための「準備」となり、
組織全体の生産性に大きな影響をもたらす。

他人と比べず、競わず、争わない人は、
こういうことの「本質」をしっかりと理解している人が多い。
それは・・・『俺が!俺が‼』と表舞台ばかりにでしゃばることをしないから・・・。

第3,114号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -56-

 

地味な締めくくりの作業”後片付け”。
この締めくくりの作業は、
誰でも良い。
誰でも良いから、
誰かが率先して取り掛かると、
なぜか?
周りも動き出す。
難しい作業など何一つない・・・”片付け”だから。
あるとしたら、
汚れる作業か、面倒くさい作業だけだ。
早く終わればそれだけみんなが嬉しくなる。
締めくくりの作業だから、
これが終われば放免だぁ~(笑。
その上、
この締めくくりの作業をしっかりとやっておくと、
次に使う人達につながる。
つまり、
次に使う人から見れば「準備作業」ということになる。
作業には”事前準備”というが存在するが、
敢えていうなら、
”後片付け”は「後準備作業」といえるかもしれない。
これが結構、
見えないところで全体の”生産性”にかなり貢献することになる。

ビジネス組織の中でリーダーと呼ばれる人達には、
ぜひ、この”締めくくり作業”のベテランになってほしい。
率先して、
黙って動くだけで背中でリーダーシップが発揮できる。
一流といわれるリーダーか否かは、
部下に対する物言いなどより、
こういうところで見られるものだ。

第3,113号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -55-

 

『我が社ではみんなで意見を言い合って、
風通しの良いチームワークの取れた組織なんです!』
こう自慢する企業さんでも、
会議やミーティングの後の片付け作業を見ていると判る。
それは、
参加者の中に『私、次の予定があるので!』と、
一言残して、
片付け作業を一切しないで帰る人がいると、
まずその組織に信頼感という関係性は存在してはいない。
事前に上司やリーダーに届けて、
終了後に、
『〇〇さんは急いで次に!』といってもらうくらいの
配慮というものが必要だ。
そうすれば送り出す側も『気を付けて!』と一声かけてくれるだろうが、
そういう配慮の無い時は、
『ふざけるな!予定があるのはみんな同じだ!』となる。

他人と比べず、競わず争わない人は、
もし自分が次に予定がある時にこういう行動はとらない。
”忙しいのはみんな同じ”を理解しているから。
『だから、さっさと片付けよう!』という意志が強くなる。
そのためには、
一番、時間のかかること、
一番、面倒くさい片付けを真っ先に取組んでい行く。
真っ先にそうした手間のかかることに取組んでくれるから、
いつも間にか、
『じゃぁ~私はこっちを!』、
『じゃぁ~俺はここを!』と、
たちまち周囲の人間が”やれること”で動き出す。

『どうせ誰かがやんなきゃならないんなら俺がやるよ!』
後片付け作業でのこういう行動は、
決して出しゃばりにはならない!
会議でもパーティーでも、
もう本番は終わっているから地味な締めくくりの作業。
でも、
この地味な締めくくり作業が、
実は組織行動の中で大きな役割を持っている。

続きは明日!

第3,112号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -54-

 

他人と比べず、
競わず争わない人は、
肩書やポジションで仕事をする人は少ない。
「これは自分のやることじゃない!」という考えは、
基本的に持たない。
だから、
必然的に周囲の部下から、
『あっ!私がやりますよ!』といってもらえることが多い。
作業の中で一番わかりやすいのが”片付け作業”だ。

私のようなセミナー講師でも同じだ。
私は基本的に、
セミナー会場の机の配置や片付け、
特に自分が使用したホワイトボードなどは、
”気た時よりも美しく”を基準に念入りに片付けを行う。
すると・・・必ず、
受講生の方から『先生!やります!』と声をかけてくれる。
そうすると、
私はまた別の片付け作業をする。
もう、ものの数分で研修室は片付く。
ここで初めて『お疲れさまでした!』の声が交わし合える。
ところが・・・・、
こういうことを全くしない講師もいるようだ。
”先生”と呼ばれるためか?
人間の基準を狂わせてしまうのだろう。
私のような仕事で、
”教える側”と”教わる側”としか立ち位置を決めず、
自分は先生と呼ばれることだけに
喜びを感じているといった人に多い。

でももし、
誰かこういう人がいないとしたら・・・どうなるのか?
『面倒だなぁ~研修で疲れてるのに‥‥』と、
だらだらとおしゃべりだけが続き、
自分で持ち込んだ私物だけを片付けながら、
『面倒なことはやりたくない!早く帰りたい!』という気持ちになっていくのは必然。
けれども散らかしっぱなしにはできないから、
結局はノロノロと作業をはじめ、
仕方なくゴミ捨てに回ってしまった人は、
『あぁ~あなんで俺が行かなきゃいけないのぉ~』となる。
だんだんと不満だけが湧いてきて、
研修やった意味などどこかに吹っ飛んでしまう。

自分のことを優先させたいのは誰でも同じ!
明日はそのあたりの話を!

第3,111号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -53-

 

もう一つ、
チームワークを保つのにほど遠い勘違い人がいる。
部下を持つ管理職に比較的多く、
”自分の仕事は指示すること”と勘違いしている人。
(いるでしょ?・笑)
今も昔も、
女子社員に一番い嫌われ、
攻撃の対象にされるのがこういうタイプの上司といわれる人。
『お茶入れてくれ!』
『これ出しといて!』
『屑箱のゴミ捨ててくれ!』
電話が鳴ると・・・・『電話‼』と一言だけ。
中には・・・・『タバコ買ってきて!』(さすがにこれはすくなくなったかな?)。
そして必ず、
言葉の最初に”だれか”という前置きが入る。
で、その時、
ご本人は何をしているかといえば・・・
たいていは難しい顔をして考え事をしているか?
手帳かスマフォを見ているだけのことが多い。

こういう人は、
自分以外の人間はすべてが、
自分の指示通りに動くものと勘違いしている。
部下を育成するのも、
言う通りに動く人間を育てることと思い込んでいる。
だから言葉の最初に・・・・・「だれか」というのが着く。

第3,110号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -52-

 

それにしても・・・・、
『これは私の仕事じゃない!』という発想は、
いったいどこから出てくるのか?
かって企業組織の中で、
女子社員が『お茶くみをするために入社したのではありません!』と立ち上がり、
社会問題にもなった時代があった。
そんな風潮に振回された企業では、
商談中の男性社員が中断してお茶を入れたり、
コピーの順番待ちで仕事の生産性が著しく低下したという、
笑えない光景までが見られたという。
まぁ~最近は、
そういう声もあまり聞かれなくなったが、
これは女性の社会進出の躍進と、
お茶やコピーは、
本人が手が離せなかったら、
手の空いている人が、
手を貸してやればよいことに気付いてきたからかもしれない。

企業だけに限らず、
組織というものの中には、
ポジションやポストは異なっても、
みんなで公平に受け持たなければならない作業が多くある。
正面玄関入口のマットが曲がっていたら、
気付いた人が直し、
シュレッダーの周りが紙くずで汚れていたら、
これも、
気が付いた人がガムテープ片手に清掃すれば1~2分で済むこと。

社内の中で仲間で競い合って、
『№1を目指そう!』などとやっているところの多くは、
こういうことがまずやれていない。

第3,109号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -51-

 

他人と比べず、競わず争わない人は、
組織の中における、
”チームワーク”の本質というものもよく理解している。
なぜなら、
『俺は部長だから!』
『これは私がやる仕事じゃない!』と、
こういう発想はまず生み出さない。

たとえば、
職場の呑み会などで、
率先して他の人の前にとり皿を配ったり、
料理を取り分けてくれる人がいるが、
そういうことをやるのは、
かならずしも女性社員や新入社員でなければならに必要は無い。
要は誰だって良いのだ。
部長だろうが、
例え社長だろうが”自ら進んでやる!”という「意志力」の問題。
少なくとも、
本人はそう考えているはずである。
キャリアやポストがどうあれ、
みんなで手分けしてやれる作業は、
みんなで公平に分担して取組む。
これこそがチームワークの”本質”。

どんな能力やキャリアがあっても、
”みんなで手分けしてやれる作業”を、
公平うに分け合えずに、
『それは私のやることではない!』と、
ふんぞり返っている人がいるようなチームは、
たとえ、
それが社長一人であれ、
チームワークは確立されていないと受け取らざるを得ない。

第3,108号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -50-

 

『あぁ~あの人は良いなぁ~!
俺も早く”代理“がはずれないかなぁ~?』
”代理”という立場での仕事にはそんな余裕は無い。
ぶっつけ本番で
その場その場に出された課題を、
一つひとつクリアしていかなくてはならない。
そのためには常に、
基本的な商品知識はもちろんのこと、
業界やユーザーの動き、
取引先の概略なども頭に入れておかなくてはならない。
相手からどんな質問が飛び出してくるか判らない。
いわば、
毎日が面接試験のようなものだ。

それでも・・・
『”代理”は代理でしょ?』という人もいるが、
”代理の仕事”とは、
いきなりトップのステージに立つことだってある。
時には平社員が部長の”代理”を務めることだってある。

ここ何回か、
ずっと”代理”の話を伝えさせていただいたが、
伝えたかったことはただ一つだけ。
いつも周囲に恵まれた地位や環境にいる人を見て、
『あぁ~俺も早くあぁ~成りたいものだ』と、
目に入る光景や、
耳に入る言葉に惑わされている人に、
大切なことは、
目に見えることや、
耳に入ることではなく、
もっと別のところ、
自分の足元にこそ存在していることを理解してほしかったから。

他人と比べず、競わず争わない人は、
こういうことの本質をしっかりと理解しているものである。

第3,107号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -50-

 

”代理”の仕事は簡単で、
「誰かの代わり!」といった気楽な表現をしてきたが、
先日のブログでもお話したとおり、
“代理”という名札が外れるための、
試されている期間でもあることを忘れないでほしい。
具体的にはどういうことが試されるのか?
それは突発的に発生するコトへの対応能力である。
例えば、
見積書などをお取引先に説明がてら手渡さなくてはならない。
こういう”代理仕事”を受けた時。
先方がいくつか質問や要望をぶつけてきたり、
新しいビジネスの話を出されたような時、
『すみませんがぁ~私は”代理”なものですからぁ~』では許されない。
本人はあくまでも、
『自分は”代理”だから・・・・』と思い込んでいても、
先方はそうは受け取らない。
部長の”代理”できたら、
あくまでも目の前にいるのは、
先方から見れば「部長」そのものなのである。
もちろん、
決裁権限を越えているようなことは、
安直に応えるわけにはいかない。
そういう内容は別にしても、
ある程度のことは予想を立てて、
事前に部長から対応策を受けておくこと。
こういうことを、
自ら行うことが意志気(意識)の中で必要になる。

『いいなぁ~あいつは”代理”が付いてなくて・・・・』と、
他人と比べ、
競い合う前に、
”代理”の中で学び気付かされることはが多くあるということを知ることである。

第3,106号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く! -49-

 

”代理”といわれると、
どこか軽く見てしまうのは責任の所在が不明確だからだろう。
たいていはそこそこ段取りもつけられていて、
いわれたとおりに出かけて用を足して来ればよい。
おまけに”代理”だから、
たとえ上手くいっても自分の評価には直結することは少ない。

だが、
こういうことも立場を変えて見ると、
その本質も見えてくる。
どんなに簡単な内容でも、
自分の仕事を肩代わりさせる(してもらう)相手は、
“任せて安心”と、
折り紙着けられるような存在でなくてはならない。
もし小さなことでも、
相手に悪い印象を与えるような存在だと、
それはそのまま依頼した人の評価まで下げることになる。

つまりどんなことでも、
”代理”の仕事ほど、
「関係性(信頼)」を築くのに重要な役割は無いということ。
『悪いけど今度の接待で使うところ予約しておいてくれ!』
『今度の出張に行く先のホテル手配頼むよ!』
こんな小さな”代理仕事”でもそうだが、
『予約してくれた?』と報告前に聞かれるようでは務まらない。

ビジネスの世界ではこういう”受け身の仕事”ほど、
誰もがやらないくらいにとことんやることだ。