第3,236号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「ストレスを”課題”に変えて生きる人生操縦術!」 -24-

 

先日、
某大手食品会社さんの2019年入社式が行われた。
私も今年でちょうど10回目となる参加をさせていただき、
いつもと同じように祝辞を述べさせていただいた。

いつも最後の最後に登壇するので、
何人ものご来賓の方々が、
『一にも早く会社に貢献できる人になってください!』
『お客様に喜んでいただける接客を心掛けてください!』といった祝辞が並ぶ中、
私の祝辞は言葉上では真逆のことを毎年贈らせていただくが、
10回目となるとそれもだいぶ違和感が無くなってきた(笑。

他人は思うに任せないという話をしたが、
”相手目線”で行動しないことである。
私が若い頃は、
「相手のことを思いやって!」
「お客様目線で!」と叩き込まれてきたけど、
本質的なものはそんな表面的なところには存在していない。
「相手の喜ぶことを!」
この姿勢は全てが”自我”であることに気付かなくては、
自分にかかるストレスからはいつまで経っても逃れられない。

妻に誕生日プレゼントをする時、
いつも、
『これなら喜んでくれるだろう!』と贈り続けてきた。
でも、
それは私自身の”自我”。
「妻に喜んで欲しい!」という欲でしかないということ。
贈り物を贈られて、
それをどんな気持ちで受け取るかは相手が決めるコト。
それを最初っから、
こちらの思いどおりにしようなどと、
これはもう”自我”以外のないものでもない。

会社での仕事も、
サービス業での接客も同じ。
会社のマイナスになることや、
お客様が不快に感ずることはしてはならないが、
それ以上の”絵図”を描かいことだ。

他人は思いのままにはならない。

第3,235号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「ストレスを”課題”に変えて生きる人生操縦術!」 -23-

 

お陰様で今日、
無事に68回目となる誕生日を迎えられた。
改めて両親に感謝し、
家族や仲間に感謝する一日。

68年間生きてきてつくづく思うが、
人間関係でストレスを少なくしたいのなら、
人間関係を上手くやろうと考えないことだ。
それから、
他人には期待しないこと。
期待したところでその期待通りに動いてくれることはまず無い。
それなら最初っから期待しない方が、
少なくとも期待外れに終わった時にガッカリしなくてすむ。

”他人と過去は変えられない!”は真理そのもの。
他人を思うにまかせないなら、
自分自身で向き合った方が良い。
自分の意志力と行動は嘘をつかない。
やっただけ種が蒔け、
種をまいた分だけ花を咲かしてくれる。

マネージメント研修でもよく言っていることだが、
”他人を動かそう”とする管理者は無能だ。
他人を動かす可能を生み出すのは、
自分自身の意志力と行動以外にはない。
『これ大至急でやってくれ!』というようなものは、
昼食も取らず、
トイレもコントロールしてどんどん自分でやってしまうことだ。
後になって、
『大至急って言っただろ!』と怒っている管理職は、
これがやれない。
自分で懸命に取り組んでいる姿を部下が見て、
『私も手伝います!』といってくれる部下がどれだけいるか?
これがマネージメント能力の物差しだ。

今は一管理職ではなく経営者の端くれ。
今日からまた新たな1年がスタートする。
大したことはやれないが、
今までと同じように、
”やれること”は死に物狂いになって取組む。
経営者になって15年。
一管理職以上に、
自分の「生き様」が問われるのが経営者だから。
これは起業した時に、
恩師の一人から教えていただいた言葉だ。

第3,234号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「ストレスを”課題”に変えて生きる人生操縦術!」 -22-

 

他人を陥れようとしたり、
本人のいないところで、
その人の不名誉となるようなことを、
水増しして話すようなウソはもってのほかだけど、
四角四面に少しの歪みもなく生きるコトなどまず難しい。
50,000人以上の人間を採用面接してきて、
まずほとんどの応募者が、
自分をよく見せるために少し話を創っていく。
採用する側の会社説明もまた同じように、
応募者に良い会社と思わせたくて、
作為的に表現が大きくなったりする。
私のセミナーでも、
受講生の理解を深めるために、
大げさな事例話しをすることは多くある。
この場合は、
『大げさに言えば・・・』と必ず前置きはするが、
これは人間として普通の姿であるということ。

言い換えるなら、
”偽り”と「融通」の差だろうか?
真っ正直に生きていると、
どうしても無意味に他人と衝突することが多くなる。
人生ではこの「融通」というものの調整が大事だ。

例えば、
タイムカードなどの決まりはどこの会社でも、
出社時は着替えてから打刻し、
退社時は着替える前に打刻する決まりだが、
『すまないが明日、9:00~15:00まで入れないか?』
こう無理を言って入ってもらったアルバイト。
『9:00は無理ですが9時10分過ぎくらいなら来れます!』
このアルバイトのタイムカード、
私ならその日の出社時は打刻させず手書きで、
9:00と記入するだろう。
これは正直に言うなら不正になる。
30分切り捨て切り上げ方式を採用している企業なら、
実質の出社時間は9:30になるが、

私なら月末の報告書には、
この手書きの理由をハッキリと明記する。

第3,233号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「ストレスを”課題”に変えて生きる人生操縦術!」 -21-

 

企業組織の中で、
上司が出す指示が、
いつの間にか立ち消えになる可能性は
いったいどのくらいあるのだろうか?
東京経済大学の高橋伸夫教授の著書の中に、
某大手企業の一般社員に、
『上司から出された指示がやり過ごしているとそのうち立ち消えになることはありますか?』の質問に対して、
なんと63.1%の人が「はい!」と応えたそうである。

”聞く耳”を持つことは大切なことだが、
同時に「聞き流す耳」も持ち合わせておいた方が良い。

良いも悪いも、
世話好きな上司のもとに行くと、
「あぁ~した方がいいよ!」
「こうした方が早いよ!」と、
こちらが教えを乞うているわけでもないのに、
ちょこちょこと口を挟まれることが多くある。
大きな問題発生に結びつくような、
的を射たアドバイスならうれしい限りだが、
たいていは自分の経験論から、
自己流を押し付けてくるようなことの方が多くある。
この場合は、
「聞き流す耳」を活用することである。
『参考になります!』
『チョッとやってみます!』
こんな感じで実際には「聞き流す」。

これは「独立心」を養う意味からも大切なことで、
「独立心」を高めない限り、
私達は決して意欲的に物事に取組もうとはしない。

ただし、
自分で決めて、
自分で取組む以上、
全ての責任は自分であることを意識することだ。
人間は、
自分で決めて自分で行い、
自分でその結果に責任を持つことには、
難しく、
なんとなくレベルが高くて敬遠しがちだが、
これが意外とストレスを感じない。

第3,232号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「ストレスを”課題”に変えて生きる人生操縦術!」 -21-

 

もし会社で上司の評価を得ようと思って働いているなら、
そういうこともストレスの源になるだけだから、
止めた方が良いのだが、
先日、
ある受講生がこんなことを口にしていた。
『でも先生、その上司の評価で収入も決まるんですよぉ~』
気にしないわけにはいきませんといわんばかりだったが、
どうしてもそういう気持ちが捨てられないなら、
一度、
上司に直接、
『私の仕事ぶりを見て褒めていただけますか?』と頼んでみることである。
意外とそういうことを口にして頼んでいる人はいない。
これは私が昔、
恩師と仰ぐ上司から教えられたことだが、
私も直接上司にそんなことは頼めなかった。
するとその上司からこう返された。
『それだけ自信をもって取組んでいない証拠だ!』と。
これはキツイ一言だった。
こうも言われた。
『頼みもしないで、
上司からの誉め言葉を期待しているようでは、
親鳥が餌を運んできてくれるのを、
ただ待つだけのヒナと同じだ!』と。

上司がほめてくれるのを期待すのではなく、
最初に、
上司に向かって『褒めてください!』と宣言すれば、
いい加減な取組みは出来ない。
少なくとも、
自分の”やれること”だけは完璧にやらないと、
『どこ褒めれば良いの?』と返されるだけだ。

こんなたわいもないことも、
ストレスを”課題”に変える術かもしれない。

第3,231号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「ストレスを”課題”に変えて生きる人生操縦術!」 -20-

 

私達は選択枠が広がれば広がるほど迷う。
ゴルフに行くと昼食のメニュー選びでよく迷う(笑。
これはメニューの数もあることながら、
ゴルフの場合は時間が限られていることも大きく影響している。

今日は結論から言わせていただくが、
こんな時・・・・
大切なことは”さっさと決めるコト”である。
なぜなら、
こんな時はどれを選んでも結局は後悔することになるから。
味で後悔するか?
量で後悔するか?
料金で後悔するか?

だいたい自分のところに来たメニューと、
目の前の友人の前に来たメニューを間違いなく、
ほとんどの人が見比べることになる。
”見比べる”ということは、
目の間に届いてもなお迷っているという証だ。

これはゴルフでも、
仕事でも同じようなことが言える。
『どっちの方法が良いだろうか?』
そんなことで時間を費やするようなら、
「考より行」でさっさと決めて取りかかった方が生産性もたかまるというもの。
物事を選択すべきところに向き合ったら、
『ゆっくり考えて‼』は悪魔のささやきと覚えていた方が良い。
私達は考えれば考えるほど悩みが深まっていく。

ゴルフだって悩んだパットは100%入らない。

第3,230号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「ストレスを”課題”に変えて生きる人生操縦術!」 -19-

 

仕事の中には、
今までに経験したことがないことにも、
挑まなくてはいけない時もある。
新しい職位についたり、
異動で新しい部署に行かされたり、
サラリーマンなら仕方のないことだ。
そんな時によく、
『頑張ります!』と、
こう応える人が多くいるが、
ハッキリいって、
そういう姿勢が、
まず自分を追い込んでいることに気付くべきである。
どうも私達は”頑張ります!”という言葉を、
都合の良いように解釈している気がする。
『頑張る!』といえば、
「自分はやるんだ!」ということになると思い込んでいるのか?
その「やるんだ!」がまた、
いつの間にか「やったんだ!」に変化していく。
だから具体的に、
『何をどうどれだけ頑張ったの?』と聞くと、
応えられない人が多くいる。

人生だってそうだけど”頑張っちゃダメ!”。
”頑張る”は「頑固を張る」だから「無理」へとつながっていく。

もし、
新しことや、
苦手なことに挑戦して、
思うようにできなかったら、
以前出来たところまでいったん戻ればよい。

例えば、
毎日5kのランニングをはじめ、
それが楽に走れるようになったとしよう。
ところがある日、
『そろそろ距離を長くしてみるか?』と10kに挑戦した。
ところが7~8kあたりからおかしくなり、
完走できなかったら、
また5kのところに急いで戻ることだ。
私達はえてして新しいことに挑戦して上手くいかないとき、
『あぁ~俺はダメだぁ~』と思い込むことが多くある。

そんな時は、
いつも言っているけど、
自分が「やれる」足元だけを見据えて取組むこと”だ。

第3,229号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「ストレスを”課題”に変えて生きる人生操縦術!」 -18-

 

「疲れを感じたら休みなさい!」
『そんなこと言っても・・・休めるわけないよ』というなら、
可能な時間だけは好きなこと、
好きなことがないなら、
目の前の仕事場から離れた環境、
離れた人達とのコミュニティー、
全く関係のないところで、
全く関係のないことに向き合ってみることだ。
移動する電車の中や歩いている時でもよい。
出張先に出向く新幹線や飛行機の中でもよい。
よく新幹線や飛行機の中で、
さも私はトップ・ビジネスマンですとばかりに、
PCのキーボードとにらめっこしながら過ごしているサラリーマンを見かけるが、
こういう人を見かけると、
『この人、よほど時間管理ができない人なんだなぁ~』と呆れるるばかりである。
昔、サラリーマンの頃、
尊敬する上司から、
『出張で到着後に仕事がない時は、
新幹線に乗ったら乗る前にまずビールと摘みを買い込め。
そして外の景色をのんびりと楽しみながら、
ビールを飲んで過ごせ!』と教えられたことがある。
もちろんその教えは、
今でもしっかりと守っている(笑。
お蔭で、
どんな出張でも辛く感じることはない。
やっとこの歳になり、
さまざまな経験を重ねて、
その言葉の意味深さが解りかけてきた。

仕事の幅というのは、
仕事に対する知識や技術以上に、
その人の持つ”自由度”が
いざという時に、
大きく影響してくるということ。

第3,228号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「ストレスを”課題”に変えて生きる人生操縦術!」 -17-

 

「疲れたら休む!」
私は管理職の人に必要な能力の第一は、
部下のこの”疲れた状態”を発見する能力だと確信している。
朝礼や朝のあいさつで、
満面の笑顔で、
大きな声を出していれば、
元気にやっていると思い込んだら大間違いだ。
部下が毎朝、
満面の笑顔で元気に大きな声で挨拶をする仕組みを作るより、
部下の朝のあいさつで、
その部下の健康状態を見分ける仕組みを作ることの方が、
はるかに大切なことである。

特に今の人達は、
自分から「関係性」を築き上げていくという人が少ない。
表面的には仲良しグループの一員を演じられても、
この「関係性」が築けないでいると、
人間はどんどんと”孤立”への道を進むことになる。

人間同士が”関係”を結ぶことは簡単だ。
でも「関係性」を築き上げていくには、
お互いにお互いがそれを育て上げ行く必要がある。
「関係性」を育て上げるには、
表面的な演技は邪魔になるだけだ。

経営者の方はもとより、
管理職の方々は、
「笑顔で元気よく大きな声を出していれば部下が育成されている」という思い込みを早く捨てたほうが良い。
社内の「関係性」が育てられない組織に、
お客様や関係会社との「関係性」は育てられない。

第3,227号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「ストレスを”課題”に変えて生きる人生操縦術!」 -16-

 

6,500名以上の受講生の中には、
一般的に”鬱”の状態といわれるような受講生も多くいた。
でも私は”鬱”というのは病ではないと思っている。
医師でもない私がこんなことをいうのは間違っていると、
お叱りを受けるかもしれないが、
そんな受講生の中にも、
”鬱”という状態から完全に脱却した受講生も多くいる。
もし君が、
次のような自覚症状があるなら、
すぐに背負っている重荷を降ろすことをお勧めしたい。
*疲労感や倦怠感が抜けない。
*何をやっても夢中になれない。
*生あくびが出ることが多くある。
*好奇心、興味の起こることがなくなった。
*ぼんやりしてしまうことが多い。
*他人と交わるのが億劫だ。
*朝はやる気が失せ、夜の方が元気が出る。
*自己批判が多くなった。
まだまだ多くあるが、
ここに挙げた8項目の内4つ以上当てはまるようなら、
間違いなく君は”無理”をしている。
他人と合わせようと無理をし、
頑張ればできると無理をし、
元気ではないのに元気な自分を演じて無理をしている。
仕事も何もかもが夢中になれず、
楽しいと感じることが少なくなっているはずだ。
こんな時は思い切って”手を抜くこと”だ。
手抜きをしてないふりをして手抜きをするのではない。
最初っから、
『少し休みます!』といって現状の状況から離れるコトだ。
そのまま仕事に取り組んだところで、
その状態ではやれることもたかが知れている。
もし休めないというなら、
一日に3回は、
一人になれるトイレの個室に逃げ込め。
トイレに入って鍵をかけて、
『ちょっと腹の調子が悪くて‼』といえば、
まずばれることなく「孤独」の時間が持てる。

「疲れたら休む!」
生真面目な人というか、
融通の利かない人はこの当たり前のことがやれないでいる。

続きは明日!