第2,993号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 ー37-

 

「心身一如」という言葉は私がセミナーでもよく使う言葉だが、
私達の心と身体は、
常にバランスを保ちあいながら、
それぞれに深いかかわりを持ちあい存在している。
「病は気から!」という言葉も、
単に精神論的なことを言っているのではない。
切り傷や擦り傷など、
特別な手当てをしなくても、
いつの間にか治ってしまっているという経験は、
誰でもがしているはず。
私も経験があるが、
『えっ!』と思うような傷口が、
いつの間にか跡形もなく治っている。
私達にはこういうもって生まれた
”自然治癒力”というものが備わっている。
生き物がその命を脅かすさまざまなものから、
自己を守るために備わっている、
生まれながらに持ち合わせている力、
それが”自己治癒力”である。

専門的な細かなことは解らないが、
”自己治癒力”は自律神経系、免疫系、ホルモン系の3つの柱から成り立っているそうである。
その3つの柱が互いに連絡し合って、
さらには脳との結びつきもあることが判っている。
ところが今の人達は、
何事も”徐々に回復する”という、
この「原理原則」を忘れているようで、
即効性のあるサプリメントに頼り、
健康診断での数値調整が
”健康指針”だと思い込んでいる人が多い。

健康で最も大切なことは、
何を食べるかとか、
何を摂取するするとか、
そういうこと以前に、
もっともっと大切なことがある。
それは自分自身の”心の「在り方」”だ。
昨今、はやりの健康経営というのも、
休みを増やすとか、
残業を減らすとか、
野菜をたくさん摂れとか、
運動をしろとかいうことの前に、
もっともっと重要なことがある。

それはあなた自身の”前向き”な意志力そのものである。

第2,992号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 ー36-

 

先日、
某企業さんで”意識改革セミナー「ベーシック&アドバンス」”という社内研修を実施した。
こちらの企業さんでは今年の3月から毎月継続して、
次々に従業員の方々が受講している。
そんな中、
ただ一人、
48歳にもなろうという部長さんが、
未だに受講を渋っているようだ(笑。
別に殺されるわけではあるまいし、
それにこの2日間のセミナーは本当に楽しい2日間なのだが、
この部長さんは
どうもうこういうのが苦手と思い込んでいるようである。
以前にも、
某企業の役員さんでそういう方がいらした。
結局、
『参加するけどその前に1回見学させてよ』と人事担当者に言ってきて、
まるまる2日間の見学をしたにも関らず、
『やっぱりいいよぉ~』と逃げてしまった方がいる。
こういう人は精神的に未熟なのであろう。
大人とは、
困難に向き合って、
逃げないで立ち向かうだけの意志力と責任感、
克己心というものを持ち合わせているもの。
仕事でも人生でも人間関係でも、
人が生きている限り、
ストレスを引き起こすであろう、
さまざまな要素が待ち受けているのが人生だ。
それからいちいち逃げているようでは大人とは言えない。

私のこの2日間のセミナーは、
先に受講した人に、
後から受講する人が、
『ねぇ~どんなことするの?』と聞くと、
なぜか?
誰もが『行けば判るよ!』としか応えないそうである。
別に内緒にするよう伝えてあるわけではない。
それなのに細かな詳細を告げないのは、
それを事前に知ってしまうと、
その人のためにならないという
”思いやり”がそうさせているのだと思う。

人生ではどんな問題に遭遇するか判らない。
大切なことは、
そこから逃げ出さずに真正面方立ち向かうこと。
それが”不屈な生き方”として血となり骨となり肉となっていく。
”未成熟な生き方”をしている人は、
触られたくない部分をした隠しにして、
弱い自分を強い自分のように見せている幼子のごときもの。

”前向き”に成れずに、
恐れを抱きながら生きていると、
やがては健康そのものを壊すことにもなりかねない。
「心」とはそういう在り方を求めているものである。
人生はなにがあっても”逃げたらダメだ!”。

第2,991号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 ー35-

 

他と比較して、
勝ち負けを競ったり、
他との差別化だとばかりに、
他との違いをアピールすることこそが、
自分の“価値”や特権と思い込むようになると、
心身の免疫力は著しく低下していく。
これは個人の生活やビジネスにおいても同じ。
よく、
競合他社を引き合いに出して、
「あそこに負けるな!」
「他社がやらないようなことをやってこそ自社の”価値”になる」
こういうことを口にする人がいるが、
スポーツだろうが、
ビジネスだろうが、
人生ももちろんのこと、
他人と比べ、
他人と競い合ってよいことなど一つもない。
「何後においても負けたくない!」という意識は、
物事を成し遂げるエネルギーの一つにはなるだろう。
ところが、
世の中は上手くいくことばかりではない。
上手くいかないことの方がはるかに多い。

そんな中ではこういうエネルギーが、
『もし負けたら‼』
『もし失敗したら‼』
『もしうまくいかなかったら‥‥』という恐怖に、
そのエネルギーが振り回されると、
気持ちにゆとりが無くなるばかりか、
「負けられない!」という気持ちが、
やがて緊張へと変化していき、
血流の流れを悪化させ、
脳へ廻る酸素を減らし働きを低下させていく。

他と比較して、
勝ち負けを争い、
一番を競い合うことに良いことは少ない。
自分が日頃から、
”やれること”を精一杯やり、
自分自身に対して後悔が無ければ、
なによりも、
自身の中で、
心はリラックスしてコトにあたれる。
他に勝つことより、
もっと大切なことは、
自分自身の中でそうした心の状況を保つことである。

第2,990号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 ー34-

 

人は噂話が大好き。
特に情報化社会といわれた今までは、
それに輪をかけるように、
黙ってはいられなくなるのが人の”性”ともいえる。
身近な噂話に下世話な噂。
中には、
あえて人を落し込もうと、
本人すら自覚していないようなことを、
さも実しやかに語る下種な人間もいる。
その代表的なものがマスコミかもしれない。
どこまでが公表されたことなのか?
どこからが噂話なのか?
境界線が判らず、
その内、
見たり聞いたりする方も、
すっかり慣れっこになっていく。

しっかりとした事実確認が無い話は口にしないことだ。
聞く方ははじめの内は面白がって聞いていても、
その内に、
語る人を軽視するようになる。
もし、
あなたがそんな噂の張本人としてあがったなら、
感知せずに放っておくことだ。
むやみに反論すれば、
それだけ語る愚か者の術中に嵌るだけ。
あなたを心から信じる人は、
そういうことを耳にしても何も語らないだろう。
中立的な立場の人は、
『〇〇はこう言っていました!』といってくるかもしれない。
あなたを信じない人は、
あなたに近づこうとはしてこないから、
そういう人はこちらから近づく必要も無いということ。

人間関係を”前向き”に取組むなら、
自分の生き方と差異のある相手に無理して近づく必要は無い。
無理して近づこうとするから
悪いストレスを生み出すことになる。
人間関係はいつの世も、
どんな組織内においても”2:6:2の法則”が崩れることは無い。
10人いれば2人はあなたが大好きで、
2人はあなたのことが嫌いか合わない人種の人。
残りの6名はどちらにも転ぶ風見鶏のような人達だから、
大切にするのは、
あなたの方も向いている2人だけ。
それで人間関係は十分やっていける。

第2,989号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 ー33-

 

人生もビジネスも”欲張らないこと”。
一番になろうとか?
他と絶対的な差をつけようとか、
そういうことを考えないことが、
”前向き”な姿勢への道。
人間関係も同じだ。
”欲張らない”ことが大切。
周囲の誰とも仲よくしよう。
みんなから好かれる人間になろうなどと考えないこと。
大切なことは、
「素」の自分を出すことしかない。
表も裏も無い、
計算も無い自分を出せれば、
人は必ず自分のそばに近づいてくる。
そして、
人間社会で人間関係に自信が持てれば、
人生にもビジネスにも厚みが増し、
何事も良環境で廻り始める。

何よりも、
結果を恐れず、
今目の前の”やれること”を愚直に懸命に取組むことだ。
それが”前向きな姿勢”というもの。
必要以上の媚びは要らない。
自分を自分ではないように演ずる必要も無い。
他と比較して、
他には無いモノを身に付け、
それをアピールする必要も無い。
自分は自分らしく、
在るがままに生きること。
それこそが”前向きな姿勢”。

人付き合いが下手。
どうも人間関係が上手くいかない。
そういう人は、
恐らく、
どこかで自分自身を見失ってしまっただけ。
結果を恐れ、
前向きな姿勢と自信をどこかで失ってしまっているのだろう。
本来の自分を忘れないこと。
もし忘れてしまっているなら、
それをしっかりと思い出せばよい。

第2,988号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 ー32-

 

私達人間の「行動原点」は”欲”である。
”欲”であるために、
そのゴールの質や量を見測るのに他人(他社)との比較でしか、
自分の立ち位置を見測れなくなっていく。
そういう人は、
人生なら、
他人よりも学歴が高いこと、
他人よりも収入が多いこと、
他人よりも名が売れていること、
こういうことが自己評価の基準の一つになっていく。
ビジネスなら、
競合他社に勝つことこそがその目的のように誤解が始まる。
例えば、
地域一番店になるとか、
他店に対して、
絶対的な差をつけて優位に立つことこそが目的と思い込んだり。
だから他社・他店のことが気になって仕方がない。

こんな事例がある。
ある小さな温泉街の宿に雇われたコンサルタントが、
『この小さな温泉街で断トツの1位になることです。
他の宿がやらないようなことをやり、
絶対的な差別化を行うことが自社の”価値”になり「勝ち」につながるんです』
そして高い投資をして他の宿には無い付加価値を付け、
一気に温泉街の客を引き寄せた。
ところが・・・・、
他の宿はどんどんと疲弊していき、
結局は温泉街そのものが疲弊する引き金になってしまった。

これが同業他社との愚かな競い合いを語る実事例であるが、
私達の人生もビジネスも、
”欲張ったら”終わりだ!
世の中は
「支え合い助け合い共感・共鳴」の中で成り立っている。

この「原理原則」を忘れると、
いくら宣伝をして、
『我が社が№1です!』とPRしたところで、
一時的な歓喜現象を追い求めることになるだけである。

企業内の人材教育も、
こういう観点から取組んでいかないと、
社内の”関係”は築けても「関係性」の築けない組織を作ることになっていく。
既に時代は、
情報化社会の終末を迎え、
「ハート情報化社会」と呼ばれる世界に入り込んでいる。

情報を集め、情報を処理するだけの時代は終わった。
”欲張らないこと”。
これが人生もビジネスも前向きになる唯一の方法かもしれない。

第2,987号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 -31ー

 

昨日のブログで「覚悟」の話をしたが、
人間関係でも同じこと。
どうも最近は、
表面的な”関わり(関係)”だけで上手くやることが人間関係と思い込んでいるような人が多くいる。
いつも言っているけど、
コミュニケーションとは相手と上手くやることではない。
子供の頃から、
”相手の身になって!”とか、
”相手の心に寄り添うように!”などと教えられ来た。
学校を卒業してデパートマンになってからも、
サービス業で40年以上働かせていただき、
ここでもいつも、
”お客様の身になって!”
”お客様の喜ばれることを!”をと、
耳にたこが出来るほど言われてきたが
人生を67年生きて、
やっとこの頃、
その真意が少し見えてきたように感じている。

それは、
全てが”自分自身の行動”に向けられた言葉で、
決して、
表面的に形の上で、
相手に喜んでもらいなさいということではないということ。

仕事でも人間関係でも、
永続きさせるためには、
まずは”演じない”ことだ。
相手に良く見せようとしたりしないこと。
女性に良く思われようと、
分不相応な高級レストランに誘ったり、
無理して高価な贈り物をしていると、
そういうことは決して永くは続かない。
「自分の”やれること”を懸命にやる」それだけで十分なはずだ。

そしてもう一つは、
”他人(他社)と競い合わないこと!”である。
人生もビジネスも優勝劣敗などという形で測れるものではない。
№1になることは、
一時的な歓喜の現象には包まれるが、
歴史場物語るように、
永遠に№1でいられることなどないのだから・・・。

人は自分でない自分を演じ、
他者よりも先んじようとすればするほど、
その結果だけを追い求め、
自分を見失うようになっていく。

第2,986号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 -30ー

 

その昔、
5人もの男性に無理難題を押し付けて、
結局は何一つ手に入れることは出来ずに、
夜空の彼方へ去っていったかぐや姫。
これはお話で、
かぐや姫はもともと宇宙人だったらしいから、
地球上の男性とはご縁が無かったのだろうが、
私達もあまり欲張りすぎたり、
無理難題を願ったりすると、
かぐや姫のように何も手に残らないことになるかもしれない。

先日、
婚活のパーティーで講演をやらせていただいたが、
どうもそういうところに来られる方の多くは、
かぐや姫のような人が多いと感じた。
就活と向き合う学生さんにも、
こういうタイプを多く見ることがある。

結婚も就職も、
大切なことはたった一つだけ。
どちらも最後は自分の意志で決めるのだから、
その”たった一つの大切なコト”とは・・・・・「覚悟」だ。

就職だって結婚だって、
その先を保証されたものなど存在しない。
どんなに一流企業といわれるところだろうが、
この激変の世の中では明日をも知れないのが当然。
結婚だって同じだ。
二人を待ち受ける未来には何が起こるか判らない。
「どんなことがあっても私はこの相手と歩み続ける!」
そんな「覚悟」だけが、
私達の意志気(意識)を前向きにしてくれる。

そして必然的に良い方向に導いてくれる。

第2,985号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 -29ー

 

フランスの思想家、
ジャン・ジャック・ルソーの言葉に、
「生きるということは呼吸することではなく行動(行為)すること」いうのがある。
医学の進歩により、
”命を長らえる”ことはかなり進んできたが、
ただ命を長らえているだけなら、
それは”生きている”とは到底いえない。
健康で、
いろいろなことに前向きに行動が出来てこその人生。

私の67年間の人生で出逢った”長寿”の先輩方の共通点。
その第一は、
「何らかの”仕事”を持っている」。
第二は、
「年齢、性別を問わず多くの人と付き合っている」。
第三は、
「サプリメント関係に一切頼らない」。
第四は、
「姿勢が良い」。
第五に、
「歩くのが早い」
第六に、
「話す時の語尾がはっきりしている」。
第七は、
「オシャレである」。

この”7つの特徴”を持たれている私の先輩方は、
いずれも88歳以上で、
最高齢は97歳の大先輩。
呑みに行くと銀座の夜を2時までは付き合わされる(笑。

そして、
どなたも同じことを口にする。
『人間いつかは死ぬ。
避けることはできないのだから覚悟を早めに決めることだ。
そして、
自分に備わっている自然治癒力を信じて、
何事も”無我夢中”になって取組むことだ、
いつまでも少年の心を忘れないで!』・・・・・と。

その”覚悟”はなるべく若いうちが良い。
そうでないと、
「生きる覚悟」ではなく”死ぬ覚悟”になってしまいかねない。

第2,984号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 -28ー

 

誰にでも、
時々は後ろ向きになるような気分に襲われる。
起きてしまったことをいつまでも、
クヨクヨと考えていても問題は解決しない。
こんな時には、
「気分」を変えることだ。
”気分を変える”とは、
自分が向いている”気”の方向を変えるということ。
一番効果的なことは、
汗を流すこと。
私達の身体は汗をかくと体温が上昇し、
血流が良くなるといわれている。
脳の働きを活発にするには、
血流を良くしなくてはならない。
スポーツ、登山、ハイキング、
家の近所を少し速足で歩くことだけでも効果的である。
汗をかくのが難しいなら、
音楽を聴くことをお勧めする。
音楽はギリシャ時代から病の治療にも用いられていたというし、
静かな曲を聴くことは、
穏やかな心を作るということは医学的にも認められている。

つまり、
自分が”無我夢中”になれる何かを見つけることである。

私達は”無我夢中”という行為の中にしか、
「楽しさ」を見出すことはできない。
”無我夢中”になって取り組めるなら、
仕事だってかまわない。
時間を忘れ、
食事することさえ忘れるくらいに”無我夢中”になれるなら、
そこから新しい道筋が必ず見えてくる。

「気」が落ち込んだ時は、
そういうもので”前向き”な「意志気」を創ることだ。