第2,154号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -38-

 

私は顧問先などで、
仕事柄、
そこの会社の従業員の方々には、
社長から依頼され、
いろいろアドバイスをすることが多くある。
でも、
その内容はあくまでも「原理原則論」に留めるようにしている。
ところが、
過ごす時間が多くなり、
性別を問わず、
その関係性の中に”愛情”が生まれだすと、
どうしても放っておけなくなる。

他人との関係性の中で重要なのはここから、
ついつい人は、
『君のためにいうけどさ!』となりがち。
私は、
これをいう相手はごく限られた相手にしか使わない。
だって、
考えてみれば、
”君のために!”は余計なお世話かも?
そう、
ゴルフの練習場にいる、
見ず知らずの”教え魔”みたいなもの。
頼んでもいないのに、
『さっきから拝見してるとどうも気になってねぇ~。
よろしいですかぁ~・・・・グリップがまず・・・・』
何回かこういう教え魔に出っくわしてしまったことがあるが、
こういう人は、
一見親切そうには見えるけど、
決して私の味方ではない。

だから、
私は、
相手がとことん悩んで、
『もうこれ以上はダメだ!』と言ってきたときにしか、
『お前のために言うけどな!』
この台詞は口にしないようにしている。

これって管理職の人は気を付けた方がよい。

ではどうすれば?
続きは明日のブログで!

 

第2,153号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -37-

 

職場などの組織の中で、
”仲間を増やしたい!”といった観念は捨てたほうが良い。
人生も同じである。
人生を人は一人で生きることはできないが、
それは、
決して
他人とつるんで歩けということではない。
職場で自分の仲間を増やすことが、
職場生活を楽しくするものと思い込んでいる人は、
自分を中心に周りが動いて、
自分を中心に組織を動かしたいと思い込んでいる人。

先日のブログでも書いたけど、
人間関係の基本はあくまでも「個」。
1人でいるところからはじまる。
自分自身の、
日々の小さな取組み姿勢や、
周囲の人に対する言動。
嘘が無いか?
虚栄は無いか?
作り笑顔での近づきか?
心からの微笑みか?
それは、
その人の行動を見ていればわかる。
『何事も感謝だよ!』
『仕事は心でするものだよ!』
こんな綺麗ごとを並べて近づいてきても、
その人のちょっとした行動を見ていればすぐに判る。

信頼に値しない人間はだいたい、
損得(お金、名誉、知名度、地位への執着)、
お酒(酒の席での立ち振る舞い、翌日の態度など)、
異性(言葉や表情、態度)
この3つの内のどこかで、
化けの皮を剝がしてしまうものである。

第2,152号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -36-

 

世の中から”虐め”という惨状がなかなか無くならないが、
この”虐め”に加わる人間には共通点がある。
それは、
「1人になれない!」
1人になれないから、
いつも群れを組んで、
『同じことをしないとお前も仲間じゃないぞ!』と言われると、
1人になりたくないから、
誤りだとうすうす感じてはいても、
同じ行動に流されるようになっていく。

この「1人になれない人」というのは、
孤独になれないということ。
孤独になれない人というのは、
自分と向き合うことができない。
なによりも、
孤独と孤立の違いも理解できないで、
どちらも、
一人ぼっちになっている状況と思い込む。
だから、
常に他人との渦の中で動くことになり、
自分自身の心の奥底にあるものに
気付けないままになる。

職場とか、
学校とか、
そうした組織の中で楽しくやるには、
”一人になれる自分”を持つことである。
そうすれば、
いつでも、
自分自身を見失うこともなく、
周囲の人間に振り回されることもなくなる。

 

第2,151号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -35-

 

”ワイワイチーム”や、
”ワクワクチーム”に真の味方は存在しない。
だって、
「関係性」の本質は常に”1:1”。
人間関係の原理原則も、
これまた”1:1”でしかない。
『私達みんなが応援します!』
『このメンバーなら何でも出来る!』
これらは全て表面的な関係でしか成り立っていない。
組織票が活かされるのは、
政治家さんの打算的選挙の時だけ。
それ以外では、
組織票は味方でもなければ、
「関係性」の礎にもならない。
味方になる人も一人なら、
味方になってくれる人も一人。
結果として、
そんなA-Bの関係性が、
次に、
Bが中心となるB-Cの関係性。
Aが中心となるA-Ðの関係性によって、
たった二人の「関係性」が4人という現象に進むだけ。

あくまでも「関係性」は常に”1:1”が基盤。

職場生活もそうだが、
人生をまっすぐに歩こうとするなら、
1~2年付き合っただけで、
『最高の仲間達で~す!』と
ピースポーズで写真を撮るような人達を
真の味方と思わないことである。

第2,150号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -34-

 

よく職場で仲良しグループを作ろうとする人がいる。
職場には、
仲良しグループは要らない。
いや、
職場だけではないかも?
人生でも、
仲良しグループというか、
味方と感ずる人をたくさん持つ必要など無い。
味方は、
家族、
「在り方」の共有が可能な人。
私は65年生きてきて、
そういう存在は1人で十分だと実感した。
『先生を最高にリスペクトしています!』とか、
『毎日、ワクワクする仲間に囲まれています!』とか、
こういうことを口にする人って、
表面的に演じて生きている人がほとんど。
『ワクワクする仲間に囲まれています!』と口にしながら、
その実、
一日でも早く、
一秒でも早く、
自己の描く”相対的”な欲望を満たそうと、
満たされない現実の日々を
埋めようとしているだけの姿が
手に取るように見えてしまうから不思議である。

1,000人の表面的仲間がいるよりも、
1人の真の仲間の方が圧倒的に強い。
1人なら一致団結して、
1,000人の敵とも向き合えるけど、
1,000もいると、
いつ誰が裏切るか?
外の敵の他に
中の心配もしないといけなくなる。

それは、
『僕には
人生のパートナーとなるような人がいないんじゃないんです。
だって、
僕には恋人は100人もいますから!』
こういって嘯く人と本質が同じだから。

職場を楽しい場にと思っているなら、
表面的な”ワクワクチーム”には所属しないことである。

 

第2,149号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -33ー

 

私は、
セミナーでも講演でも、
暑苦しいと思われるぐらいに熱く語る。
100名ぐらいならマイクも不要。
会場も所狭しと歩き回りながら語るタイプ。

2日間のセミナーの2日目には、
熱さが強すぎて、
受講生と睨めっこするくらいに、
真正面から向き合ってしまう。
でも、
その”熱さ”が、
『他にはない先生だけの独自性です!』とご評価いただき、
12年642回に至るまで続けられた源だと確信している。

最近はSNSの進行か、
人間関係もどこか、
手軽さ、
簡単さ、
便利さばかりが追いかけられていて、
表面的な言葉ばかりが先走りしている気がする。

ある受講生から、
『先生の”熱さ”は解ります。
正面に立って受けていると嬉しくなります。
でも中には、
その”熱さ”を受け取れない人もいるのでは?』
確かにそのとおりである。
みんながみんな応えてくれるわけではない。
でも、
魂の塊を、
一所懸命に全力でぶつけると、
必ず、
誰かは反応してくれる。
そして、
言葉でもなく、
表情でもなく、
態度でもない、
眼差しの奥底から湧き出るような魂を、
相手もまた投げ返してくれるものである。

いい加減に取組めば、
相手からの返しも、
またいい加減なものになる。

仕事の”楽しみ”とはこんなところに眠っている。

 

第2,148号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -32-

 

まだ40代だった頃、
少年野球の監督を受けさせていただいたことがある。
弱小チームだったけど、
プロ野球選手も二人輩出している。
野球はご存知のとおり、
フィールド内でプレイできるのは18人だけ。
1チーム9人。
ベンチ入りを入れてもそれに5人プラスした14人だけ。
でも、
チームの在籍は4~6年生だけでも33人。
その中から、
14人を選ぶのはいつも悩まされた。

でも、
私の選考基準は一つだけ。
「なんでも本気でぶつかっているか?」

そんなチームの中に二人、
気になる子がいた。
一人は5年生の時には、
もう私立高校から野球で声がかかるような生徒A君がいた。
もう一人は、
練習熱心で、
いつも手のひらは豆がつぶれ、
バンドエイドをべたべた張っていたB君。
技術力でいうなら、
A君の1/3程度の実力。

この二人がある日の練習後、
並んで”トンボ掛け”をしていた。
ご存知の方は解るだろうが、
”トンボ掛け”とは練習で凸凹になったグランドを均す作業。

二人で肩を並べながら、
三遊間付近を掛けている。
フッと見ると、
B君は1~2m行っては立ち止まり、
嗅がんで何かをしている?
隣のA君はB君が止まると止まるが、
屈み込むことはない。

整列して、
最後の挨拶が終わると、
B君はユニフォームのポケットがパンパンに膨らんでいた。
見ると、
それはグランドで拾い集めた小石だった。

それから10年後、
二人は揃ってドラフトにかかりプロに行き、
今は二人とも家業を継いでいる。

自分が取組む組織。
野球チームも会社も家庭も同じ。

「本気でぶつかった奴にだけ 本気は返ってくる!」。

第2,147号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -31-

 

毎年、
某大学の就活生達の講演も、
今年で9年目を迎えたが、
先日も、
毎年お伺いさせていただいている某大学で、
「就活行動を就社活動にするな!」のテーマで、
2時間の講演を行った。
いつも、
講演の最初に学生達に聞くことがある。
それは、
『どんな会社に行きたいのですか?』
すると、
毎年同じように出てくる答のベスト3はこれ。
1.好きな仕事がやれる会社。
2.安定した会社。
3.自分に合った会社。

そして毎年、
こう返している・・・・『そんなところはありません!』(笑。

ましてや、
ネームバリューで会社を選んだり、
”2”の安定したところを目指しているようなら、
就職などしないほうが良い。
裏切られるだけだから。

仕事や会社は選ばないことである。
最初に内定をいただけたところに無条件で行く。
最初に与えられた仕事を、
無条件で懸命に取組む。
これをやると、

”3”の自分に合った会社。
これは、
入って見て、
自分の取組方で決まること。

もし、
就活を成功させることとは、
「将来の安定を手に入れること」と思い込んでいるなら、
間違っても、
”楽しい職場”などは味わうことは難しい。

第2,146号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -30-

 

”職場を100倍楽しくするには?”
自分が新入社員の頃に受けた、
嬉しいこと、
楽しいことは元より、
面倒くさいこと、
大変なことも、
どんどんとバトンリレーしていくことだ。

誰にだってあるはず。
『なんでこんなことを、
自分はこんなにも一所懸命にやっているんだろうか?』と
思うことが。
それは、
先輩や上司が、
目の前にある、
小さなつまらないと感ずるような作業を、
一生懸命にやっていたから。
そして、
その作業の「やり方」よりも、
なんでこの、
小さなつまらと感ずるような作業が必要なのかを、
しっかりと教え込んでくれたから。

後輩や新入社員に伝えることは、
評価の高め方でもなかれば、
出世の早め方でもない。
生きるエネルギーの強さや、
生きる智慧を、
自分のところだけで終わらせないで、
あなたに続く人にバトンリレーすること。
これこそが、
先輩や上司に対する恩返しになる。
受けた”恩義”は、
組織の中で回していく。
これが組織の中で楽しく生きる一つのキーワード。

第2,145号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場を100倍楽しくするには?」 -29-

 

”相談”
”迷惑”
”悩み”
この3つの言葉は、
職場を楽しくするキーワードかもしれない?
会社という同じ組織の中で、
同じ目標に向かって進んでいる状態。
なのに、
どこかで、
私達は、
「自分は自分 他人は他人」の本質をはき違え、
『周囲に”迷惑”をかけないようにしなくちゃ!』
『”相談”ごともなるべく少なく!』
『”悩み”は自分で解決しなくちゃ!』と思い込む。

そんなことは大間違い。
新入社員や、
昇格したばかりの課長さんや部長さん。
私もそうだったけど、
なりたての頃は、
周りに”迷惑”ばかりかけ、
暇さえあれば『”相談”にのってよ!』と時間を奪い。
”悩み”ごとが生まれると顔に出し態度に出していた。

でも、
今から思えば、
それで良いのだ。
人はみな、
そうやって、
周囲に”迷惑”をかけながら、
”悩み”が生まれると、
落ち込む様子が手に取れて、
誰かに”相談”しながら取組んでいる。
ただ、
自分がそういう行動に出て、
周囲から、
「見えない助け」をたくさんいただいて成長していることに、
気付けている人が少ないだけのこと。

『人は一人では生きていけない』のだから!