第1,909号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-34-

 

「過去の出来事は変えられない!」
これは真理=「原理原則」”です。

でも、
もし変えられるとしたら・・・。

子供の頃に虐めにあった。
犯罪を犯したことがある。
あの大震災で家族や愛する人を亡くした。

私達の人生は、
一つの出来事がキッカケで大きく変わることがある。
犯罪を犯してしまった人に、
『なぜ?こんなことをした?』と聞けば、
『ストレスが溜まっていて・・・』
『つい出来心で・・・』
でも、
それで納得できるわけはない。
その原因だけで世の中動いたら、
犯罪者だらけになってしまう。

虐めにあった人は、
『過去にそういうことがあったから、
他人と接するのが怖くて・・・・』と、
引っ込み思案になったり。
でも逆に、
『だから他人に優しくしたい!』という人いる。
(ただし、二度と虐めに合わないように演じるのはダメ!。
それは過去の出来事を恐れて引っ込み思案になると同じ)。

つまり、
一つの出来事は
キッカケの一つではあっても全てではない!”ということ。

トラウマということは実は存在しないということ。

昨日のブログでもお話ししたが、
太っているから・・・・
『恋愛はできないなぁ~?』
イケメンじゃないから・・・
『モテないなぁ~!』

こんなふうに物事を思い込んでいると、
そういう人達は、
例え、
ビジュアル的に変わることができても、
恋愛をしたり、
モテたりする可能性は極めて低い。

何かの原因で何もやらない”という人は、
自分の未来を捨てているのと同じこと。

未来」=「可能

大切なことは、
過去に何があったかということではなく、
これから何が起こせるか?という「可能」だけ

 

 

第1,908号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-33-

 

ビジネス・スキル本などの中に、
”組織を活性化するための術”などと、
いろいろな「やり方」が紹介されているが、
本当にそういうものは存在するのだろうか?

組織とは、
その定義は
同じ目標に向かって進む二人以上の集合体」とある。

この集合体を強い結合体にすることこそ、
組織を活性化させることといえるが、
先日、
本屋でこんなことが書かれた本があった。

「組織を活性化するには、
その人がいるだけで、
周囲の考えも行動も好ましい状況になる人材を育成すること
そういう人材が増えれば、自然と組織は活性化されていく」

さらには、
「そのためには
心を愉快にする言葉う使うことを社内のきめごとにしなさい!」

私は、
これを読みながらなんども首をかしげてしまった。

数日前にFacebookにも投稿させていただいたが、
人の悩みの行きつくところは人間関係しかない。

太っている人は、
太っていることに悩んでいるのではなく、
他人にどう思われているか?
他人と比較して太っていることに悩んでいる。

職場で元気が無く、
落ち込んでいるのは、
やる気が出なくて悩んでいるのでもなければ、
仕事が上手くいかない、
仕事が覚えられなくて悩んでいるのではなく、
そんな自分がどう評価されているのか?
評価が下がるのではないか?
上司から煙たがられているのではないか?という、
人間関係で悩んでいる。

人間関係」とは、
表面的な付き合い方をいうのではなく、
一人ひとりが、
しっかりと自分と向き合い、
他人との乖離を認識して調整し合うことをいう。

後ろ向きな言葉を使っている人に、
『前向きな言葉だけを使っていれば明るく元気になるよ!』と、
表面的な言葉だけで、
自分を見つめられて、
穏やかになれますというような、
そんな薄っぺらな関係性では、
この時代に必要な関係性は気付けない。

とんでもないような、
思い込みのことが書いてあるから、
同じような本がたくさん並んでいるんだろうな?
ダイエット本と同じように。

第1,907号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-32-

 

コンサルタントといわれる人達の中に、
『あなたの会社の従業員をすぐに変えます!』とか、
『○○を教えたら
すぐにスタッフの意識や行動力が変わりました!』
こんな表現をする人が多くいるが、
それは大変な思い込みである。

良くブログでもお話しするが、
世の中に、
一時的な回復は存在しても、
V字回復などといわれるものは存在しない。

人の身体が病に犯されると、
休養や栄養補給で、
徐々に徐々に回復するように、
人もモチベーションも同様である。

昨日のブログでご紹介した野村語録の中にも、
こんなのがある。

一瞬のやる気なら誰でも持てるが、
持続性のあるやる気は、
それを深く認識したものだけに宿る!」

一瞬の”やる気”は、
モチベーションではなくテンションという。

持続性を持ち合わせたモチベーションは、
言葉にしろ、
行動にしろ、
その奥に存在する原理原則を知って、
初めて自分のものとなっていく可能が生まれる。

「ありがとう!」という言葉の意味など解らなくても、
どんどんその言葉を使っていれば、
周囲を明るくし、
周囲が明るくなれば、
自分もまた明るく嬉しくなる・・・こんなことは、
思い込みというよりはまやかしである。

 

第1,906号・ブログ

《“ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの“思い込み”に左右されている!」-31-

 

世の中には、
成功者と呼ばれる人と、
不成功者と呼ばれる人、
人によっては、
勝ち組とか、
負け組とか意味不明な呼び方をして、
区分けをしている人がいるが、
あの野村語録の中に、
こんな言葉がある。

勝ちに不思議な勝ちあれど、負けに不思議な負け無し!」

つまり、
負ける時は負けるべくして負けるけど、
勝つ時には、
いろいろな勝ち方がある。
相手が勝手にコケてくれたり、
勝手にミスをしてくれたり。

だから人は、
勝った時んび反省しようとはしない。
ビジネスでも、
順調な時には問題点を探そうとしない。
順調だから『これで良い!』と思い込む

勝負の世界は結果が早く出るから、
敗戦の時には振り返って反省しようとする。
その中にはいい教訓が存在しているから。

なのに、
ビジネスや人生になると、
私達はなぜか?
成功者、勝ち組といわれる人やお店から学びを得ようとする。
成功や勝ちには不思議な成功や勝ちが在る」のに。

成功者や勝ち組と称される人達の言葉は、
そのほとんどがストーリー。

学ぶなら、
気付きを得るなら、
不成功者や負け組といわれる人達。
または、
そうした経験を持つ人達から得ることだ。

だって、
負けに不思議な負け無し!」なんだから。

これって真理=「原理原則」”だよね。

 

 

 

第1,905号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》

「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-30-

 

私達の”思い込み”というのは、
まざまなところに向けられている。
先日も、
顧問先の
某大手食品会社さんのテストキッチンで、新製品の開発研究の最中、
『スープの絡みが良いのは縮れ麺か?ストレート麺か?』で、
議論を交わしあった。

皆さんはどちらだと思われますか?

実は、
私はラーメンの専門家ではないので、
今までは、
てっきり”縮れ麺”の方が、
断然、
スープの絡み具合が多いと”思い込んで”いた。

ところが、
さにあらず、
科学的に実験をしてみると、
なんと!
ストレート麺の方が断然絡みが多い。

縮れ麺の方は、
縮れて曲がるカーブのところで、
スープの着脱が著しく起こることが判明。

この実験を見ながら、
そこの社長さんが、
『商いもそうだねぇ~。
お客様のためにって口に出してはいるけど、
そうすると、
自分の足元が見えなくなるよね。
仕事は何のために取り組むか?
その意義を研修で教わった「原理原則」で考えれば、
自己成長のため。
つまり、
”○○のために!”って、
どこか上から目線で取り組むのではなく、
自らの修行の場として与えられているだけなんだよ。
このスープの絡みも、
「原理原則」で考えれば、
ストレート麺だってことが判るのに、
私達は、
どうしても形から入ってしまうんだよね』

『先生の教えていただいた、
あのイチロー選手がなぜ年間200本のヒットを打てたか?
彼の解答と同じだよ』

そう!
あのイチロー選手は、
『イチローさんはなぜ年間200本打てたんですか?』の質問に、
こう応えている。

『それは最初の1本が打てたから!
200本打とうという目標は最初っから持っていません。
だって、
明日の保証は生きていることさえありませんから・・・』

まさに「原理原則」のとらえ方。

”目標達成力”を高めることなど無意味なこと。
それよりも、
そのために今何がやれるのか?
その「やれること」だけに集中する。

日々の実行力を高める意識に気を集中させること。

 

第1,904号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-29-

 

先月、
京都に行った時、
知り合いが、
『友人がやっている焼肉屋があるんだけど・・・』
なかなか上品な店構えで、
扱っているお肉も質の良いもの。

ランチが済んで、
その店のオーナーである、
Y氏も加わってコーヒーを飲んでいると、
『最近、女性のお客様が減ってしまって・・・
何か良いアイディアはありませんかね?』
話の流れでこんな展開に。
そんなこといわれても、
いい加減なことは言えないし・・・。

でも、
ある焼肉店で女性に非常に好評な
”焼肉のタレ”の話をさせていただいた。
(中身はチョッとご勘弁を!)

Y氏は、
『早速、やってみます!』

それから、
1カ月後・・・・。

Yさんからメールが来て、
『有難うございました。
女性客が前月比の倍になりました。
それと、ご年配の方がにも好評でリピートにもつながりました』という嬉しい知らせが。

Y氏がいうのは、
お客様から、
『こういうのが欲しかったんだよなぁ~。
焼肉のタレといえば、甘いか?辛いか?塩か?レモンだもんね。
あぁいうのは飽きちゃうよね。
でもこれならな身体にも良いし!』

こんな言葉を多く寄せられたそうです。

でも、
私はチョッと不思議に思った。
『こういうの欲しかった!』というお客様の言葉。
お客様は
こういうのを欲しがっていたというけど、
まだ全国で1~2件しかやっていないはず。
専門家でもない人が、
『どんな”タレ”がご希望ですか?』と聞かれて、
その全国で1~2件しか導入されていない”タレ”を
言い当てられるはずがないと思うから。

正確に言うなら、
この店で、
”自分が欲していた”ものに気付いただけ。

Yさん・・・今までは、
お客様のニーズを探し求め、
アンケートを取ったり、
いろいろされたそうである。

これだけ”モノ”があふれた世の中の人達は、
その86%以上の人達が、
『今は差し迫って欲しい”モノ”は無い!』と応える。
でも本当は、
無いのではなく、
ここのお客様のように気付いていないだけ。

今の消費経済の「本質」って
こういうところにあるのではないだろうか?

だから、
今までの常識や”思い込み”を捨てることが大切。

我が家でも、
焼肉やる時はいつもこの”タレ”。
飽きないし、
私のような年齢でも、
どんどんいける(笑。

 

 

第1,903号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-28-

 

私はセミナーで『頑張っちゃいけません!』
こう言っているんですけど、
中には、
『頑張れ!』ということで、
自分の意志気(意識)をコントロールされている方もいますが、
言葉の「原理原則」からいっても、
”頑張る”というのは、
「我を張る」という語源からきている言葉で、
決して前向きに使う言葉ではないから。

それに、
私達の身体、
特に、
脳のメカニズムは、
こうした意識的に刺激を与える言葉には、
実は、
たったの5%しか認識していないそうである。

つまり、
脳が使うエネルギーの内、
『頑張るぞ!』とか、
『出来ることをやるぞ!』とか、
『負けるもんか!』といった意識は、
たったの5%しか伝わっていないということ。
残りの95%の内、
20%は脳の維持修復に使われ、
75%は”無意識活動”に使われるそうである。
だから、朝礼で『やるぞぉ~!』と大声出してても、
継続性が伴わない。

だから、
”出来ること”ではなく「やれること」を!

「やれること」は無意識に”出来る!”。
”できること”をと取り組むと、
脳は「結果」を追い求めるようになる。

目的意識を持つとは、
目指す目標や目的を追い求めることではない。

ゴルフでもそうだが、
80を切ることを目標や目的にすると、
必ず、
途中で計算が入る。
そういう時は、
間違いなく目標に到達しない。

大切なことは、
目標や目的を意識することではなく、
目の前にある「やれること」だけを意識すること。

こんなところにも、
私達は大きな”思い込み”をしてしまっている。

禰宜塾定例会《きっかけ・気付きの会》の開催(2016/2/19)

こんにちは!

禰宜塾事務局の中島と申します。

先週2016/2/19に禰宜塾定例会《きっかけ・気付きの会(第1回)》を開催致しました。

総勢37名の方にご参加して頂き、盛況のもと終えることができました。

今後より良い会になるよう事務局として努めてまいりますので、

次回以降もたくさんのご参加をお待ちしております。

また、次回日程・開催会場が決まりましたらご連絡致します。

以上、今後とも宜しくお願い致します。

20160219_203418 20160219_203409 20160219_200909 20160219_200900 20160219_193717 20160219_193125 20160219_193149

第1,902号・ブログ

 

 

 

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-27-

今日は人生を生きていく上での思い込み

人生の価値というか、
人生の目的というか、
そういうものはいったいどんなところに在るのか?
会社の経営者でもチャランプランな人はいる。
どこぞの大きなマスコミ会社の会長さんなんか、
なんで、
あの人が多くの従業員のトップにいるのか?
疑いたくなるような人格。
どこぞの先生と呼ばれる政治家さんも。
逆に、
万年平社員でも、
お金持ちではなくても、
いつも満たされた人生を送られているような方もいる。

私達はどうも、
人生というものを
生活という切り口からしか
見えていないことが多くある。
美味しものを腹いっぱい食べたい。
出世してお金を稼いで
贅沢したい。
高級車に乗って、
大きな家に住んで・・・・と。
悪いこととは言わないけれど、
そういうところだけにゴールを置くと、
人生は生活人生になってしまう。

仕事だってそうだ。
目的は”お金を稼ぐこと”だけど、
それだけでは
モノ以外は何も残せない。

大切なことは、
仕事を通して、
自分の存在意義が見いだせるかどうか?
これを存在人生という。

人生とは生活を送るだけの時空間にあらず、
自分の存在価値を確認するための試練の時空間

死んだら、
どれだけの人達が香典持ってき来てくれるかで、
その人の価値など決まらない。
死んだら、
『あぁ~あの人と出逢えて良かった!』と
どれだけの人に思ってもらえるか?
これが本当の価値のような気がする。

こんな思い込み
どれだけ早く気付けるかで人生は決まるのかも?

 

第1,901号・ブログ

 

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-26-

今日の思い込みは本当に多くの人がやっている。
なおかつ、
まったくそれに気付けないでいる人も多い。

それは、
やりたくない言い訳を、
さも、
出来ない理由のように語ること”

私自身も思い当たるところは多くある。
日常生活でもそうである。
『パパ!○○やって!』と妻から頼まれると、
決まって、
『えっ!いま?』って聞く。
『後で!』とかいう言葉は付いていないんだから、
”いま”に決まっている。
職場でよく耳にするのは、
『A君○○やってくれ!』
こう、
上司に支持されると、
『えっ?私ですか?』
そばには君しかいないし、
A君って名指しで言われているのも関わらず。

それから、
チョッと難しそうなこと、
やったことがないこと、
自信がないことなどに対して多いのが、
やってもいないのに、
『それは無理ですよぉ~!』の一言。

振り返ればいかに多いことか。
こういう意識や姿勢は、
可能性をゼロにしてしまう。

それから、
こういう思い込みの会話も、
ビジネスの世界では
生産性低下させる大きな原因となる。

上司:『A君!この資料をコピーしてB部長、C課長、Ð係長に手渡しておいてくれ!』
A君:『ハイ!解りました』

A君は資料をコピーして、
B部長に、
次にC課長に、
Ð係長のところに行くと、
外出していて手渡せなかったので、
デスクの上に置いてメモを残してきた。

しばらくして、
指示を与えた上司が、
上司:『A君渡してくれた?』
A君:『行ったんですけど・・・Ð係長が・・・』

これって、
言い訳から入ってるでしょ。
正しい返答は、
『まだです!』となり、
それから、
Ð係長には手渡しが出来なかってことを
報告しなくてはならない。

なんの問題もないように思えるやり取りだが、
こういう小さな思い込みが、
生産性を大きく低下させる
大きな原因になる。

いまは、
こういうところを指導する管理職も少なくなった。