第3,571号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人間関の基本は”自分らしさ”!」 -13-

 

私立幼稚園や小学校の教育方針文句に、
個性的な教育”というのがある。
でもわざわざそんな教育をしなくても、
人は生まれながらに”個性的”で「オンリー」だ。
欠点も長所も、
魅力も嫌なところも持ち合わせてこそ真の人間だ。
よく”モテ理論”などというのを語る人がいるけど、
そんなものは必要ない。
そういうことを語る人は概ね表面的な人間が多い。

私が尊敬しているバレエのS先生は、
まず人から悪口を言われたことがないと思う。
・・・というより、
誰に聞いても事実、『聞いたことがない』と応える。
そんな彼女の特徴は、
スクール生一人ひとりの”個性”を認めて大切にされる。
言い換えるなら、
その人の目に見える魅力だけではなく、
隠れた魅力を発掘する名人のような人だ。
そして何よりも、
その人全体を受け入れようとする姿勢には頭が下がる。

人間関係で問題が起こりやすい人は、
相手の良いところばかりを観ようとする。
確かに大切なことの一つかもしれないが、
人間ならいつも笑顔でいれるはずもない。
真面目な人だって時には羽目を外すことだってある。
こういう姿を見ると、
良いところだけを見ている人は「裏切られた!」と早合点し、
せっかくの近づいた”関係性”も遠のいていくことが多い。

人を見る時は、
良いところより欠点に注目すると良いかもしれない。
そしてそれを、
その人の”個性”として甘受すること。

第3,570号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人間関の基本は”自分らしさ”!」 -12-

 

人間関係を円滑に保つには、
自分自身の価値観だけではなく、
さまざまな人の価値観が存在していることを自覚し、
それぞれの価値観を甘受し合い、
認め合っていかなくてはならない。
世の中には”絶対は無い”といわれるが、
人間社会においては、
絶対にやってはならない”ことがある。
それは人を傷つけたり、
人の命を奪い取るような行動だけはしてはならない。
戦争は人の命の奪い合いという悲惨な状況を生み出すが、
これも他国の価値観や文化をお互いが理解しようとせずに、
自国の利だけを考えようとするからだ。
学校や会社、
家庭などの小さなコミュニティーで、
個人レベルで理解し合えないと、
喧嘩や苛めが起きるのも、
戦争とは規模も違うが、
根本的なことはあまり変わりはない。

仕事だって、
ある人は生活が困窮しているために必死になってやる。
ある人は海外旅行に行くための資金作りで働き、
仕事はそのための手段に過ぎないと考えている。
同じフロアの同じ部署で机を並べていても、
同じプロジェクトに取組んでいても、
人生で重きを置くところが異なれば、
その取組み方も変わってきて当然のことだ。
お互いがそれぞれの価値観を理解し合い、
お互いがそれぞれに、
やれることを他に迷惑をかけないようにしっかりとやる

これこそがチームワークの本質というべきものだ。

第3,569号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人間関の基本は”自分らしさ”!」 -11-

 

人は”感情の動物”といわれているから、
どうしても、
目の前の出来事(現象)を感情で受け止めがちになる。
感情優先”で受け留めると、
自分が思い描くとおりにその現象が展開していく時は良いが、
そうでない状況下に置かれると、
人はその”感情”が直ぐに表に噴出してくる。
こういうタイプの人は、
自己コントロールの利かない未熟者と見られるのが社会の目だ。
だからといって、
理不尽なことにも目をつむり、
いつも作り笑顔でニコニコして、
明るい言葉をいつも口にしながら、
『今日は誰を笑顔にさせて見ようか?』などと、
道化師のようなことをしろと言っているのではない。
どんな時にも、
感情に任せて言葉を発したり封じたりするのではなく、
でも・・・言うべきか?」
だからこそ言うべきか?」
こういう自己信念基準の元に、
言葉を発していかなくてはならないということだ。
時には憎まれ役になることもある。
時には嫌われることもある。
相手の耳に心地よい言葉だけを伝えるのが仲間ではない。

人間関係で一番大切なことは、
自分”という存在を明確にすることだ。
どんな行動基準を持っていて、
どんなことに価値観を感じ、
何を大切にして、
何を重んじているのか?
他人の話をしっかりと聞けて、
その上で、
嫌なものは嫌と言えて、
同感することには強く同感、共鳴できる自分か?
相手目線”ではなくつねに「自分目線」で、
目の前の出来事(現象)に万一、
苛立ちを感じてキレそうになった時、
相手が悪いからキレるのか自分が弱いからキレるのか?”を、
しっかりと自問自答できるようにしたいものだ。

第3,568号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人間関の基本は”自分らしさ”!」 -10-

 

絶対の自信をもって提出した企画書があっさり否定された。
あんなに愛し合って結婚した相手なのに、
せっかく作った朝ごはんの目玉焼きで大ゲンカに。
自分では”良かれ”と思ってしたことが全くの逆効果。
良くあることだが・・・・あっさり否定されるとカチンとくる。
人間関係はほんのチョッとしたことで悪くなる。
こうなるとどちらも、
知らず知らずのうちに態度が冷ややかになり、
距離感は遠のいていくばかりだ。
穏やかで働きやすい職場ギスギスしてピリピリした職場
明るく笑い声の聞こえる家庭怒鳴り声や金切り声が響く家庭
この違いは、
例え家族であっても、
例え長い付き合いの上司や部下であっても、
相手への広い意味での“敬意”が有るか無いかだ。

いつも言っているけど、
人は100人いれば100通りの価値観がある。
これは家族でも同じだ。
自分の意見と違うのは全て””と受けとめていては、
いつもピリピリしてなきゃならない。
『あぁ~この人はこういう価値観を持っているのかぁ~』と、
まずは受けとめることこそが相手に対する”敬意”だ。
中にはやたら上から目線で、
『俺の方が〇〇については専門家だ!』といった、
相手を見下したような態度や姿勢を取る人がいたとしても、
その人をとやかく言う前に、
まずはその人の言うことを聴くことはやれる。
その上で、
自分の意見を語るのは問題ではないが、
単に表面的な印象だけで受け止めていたら、
受けとめる器がいくつあっても足りなくなる。
それよりも、
「専門だ!」というのならなおさらのこと、
相手が自分が優越感に浸りたいと思うような態度なら、
しっかり聴いてみることも、
言い換えるなら「小さな気遣い」かもしれない。
こういうチョッとしたことが企業組織の中で根を張ってくると、
大変な時に残業続きでも、
『○○さんは今が正念場だもんなぁ~頑張るなぁ~!』
こんな声が聞こえてくると、
人は”やりがい”を感ずるようになるものだ。

昨今叫ばれている「健康経営」や「働き方改革」とかいうのも、
残業をなくすとか、
職場環境を改善するとか、
中にはランチのメニューまで、
会社が指導提供するようなことが、
その対策と考えているところもあるが、
健康経営本質」はそんな表面的なこと以前に、
こういうチョッとしたところに存在している。

第3,567号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人間関の基本は”自分らしさ”!」 -9-

 

人生には”意味の無い”ことが多くあるけど、
無駄になる」ものは一つも無い。
意にそわないことが起きると、
さっさと止めてしまう人が多くいるが、
希望した職種に就けない、
やりたいことがやれない。
勤務地を自由に選べない。
好きな上司も選べない。
さまざまなジレンマの中で生きていかねばならないのも人生だ。
私も一昨年の暮れから、
全く経験が無かった職種でアルバイトを始めた。
始めた理由は、
その全く経験の無い職種の企業様から、
人材研修の依頼を受けたからだが、
研修までの短期間、
研修をするからには体験をしておこうと軽い気持ちで、
アルバイト先の社長さんに面接の時に、
『時給はいくらでも構いませんから!』と頼み込んで始めた。
でも、
これが今までには経験もできなかったことがあり過ぎて、
研修のオファーをいただいた企業さんの研修が終わり、
その企業さんの顧問になった今でもまだ続けているが、
もちろん、
現場での会話や、
従業員さんたちとの関係性構築には大いに役立っている。
まっ、
アルバイト先では月に10日足らずしかお役に立ててはいないが、
これが楽しくて仕方がなくなってしまった(笑。
このアルバイト職種というのは産業廃棄物の軽作業。
正に3Kそのものの職場だが、
何しろやったことが無いことばかりだから、
行く度にいろいろなことが学べる。

最初は『ここまでやらなくても・・・・』と思ったりもしたが、
意にそわないことをやるのを嫌う”と、
間違いなく、
そのことで「自分の人生の可能性」を狭くする。

第3,566号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人間関の基本は”自分らしさ”!」 -8-

 

人は考えてばかりで行動に移さないでいると、
脳が劣化していくという。
これは血流が悪くなることが理由らしい。
でもこういう人が意外と多くいる。
考えて、
悩んで、
何も決定できず、
何も行動できないでいるような人。
こういう人は、
目の前の問題や課題に直面しても、
それを乗り越えていくことが目的ではなく、
いつも間にか、
考えること悩むこと”が目的になっていることに気付けない。
会議ばかりやって、
何も決まらない、
何も変わらない会社のようだ。
いつの間にか、
会議をすることで仕事をしているような錯覚に、
脳が麻痺してしまっている。

こういうタイプの人(組織)にはある特徴がある。
それは次の3つだ。
①.定期観測のように同じところで同じことで悩む。
②.悩めば悩むほど視野が狭くなり、
  同じことを繰り返していることに気付けない。
③.周りが別の話題でもしようものならイラついてくる。

いずれにしてもこれで良い結果が得られるはずはない。

それともう一つ・・・決定的な特徴

それは誰かに、
『○○をやってみたら!』とアドバイスをされてもやらない。
やりもしないで、
やる前から頭の奥底で、
『そんなことやって何になるんだ!』と決めつけているから。

こういうことから脱却するには”行動”しかない。
結果など考えなくてよい。
アドバイスされたら素直にやってみる。
思いついたらやってみる。
一歩動くだけで景色は大きく変わるものだ。

第3,565号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人間関の基本は”自分らしさ”!」 -7-

 

F1のレーサーや、
冒険家という職業の人達にはある”鉄則”あるという。
それは、
レースに出かける日の朝や、
これから険しい山に登る、
深い海に潜るといった日の朝には、
「家を出る前に家族とは言い争わない」という”鉄則”だ。

『いつまで食えない冒険家なんかやってるんだぁ~』
『良いわよねぇ~!
いつも好きな車を転がしていれが良いんだから』と嫌みをいわれても、
決して言い返さないそうである。
それはレースの最中や、
危険な冒険の最中に余計なことを考えてしまうと、
」が散漫になり命の危険すらあるからだという。
帰ってきたら来たで、
また同じような嫌味を言われても、
自分の”やること”に全力投球してきたから、
『すまないねぇ~』と聞き流してゆっくり眠るという。

この話はどういうことを言っているのかというと、
キレやすい人とか、
感情に振り回されやすい人というのは、
”自分のやることが「決められていない人」”が多い。
つまり、
自分がやれること”というのを把握できていないから、
感情が野放し状態になっているのと同じ状態ということだ。
自分がやれること”というのを把握できている人は、
自分の意志意識)は常にそこに向いているから、
あまり周囲の雑音が入ってこない。
こういう経験は誰にでもあるはずである。

第3,564号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人間関係の基本は”自分らしさ”!」 -6-

 

人間関係」に限ったことではないが、
物事と向き合っている時に、
時々”キレる”人いる。
私だって1度や2度はある。
なぜ人は”キレる”のか?
それは自己防衛本能の働きによるところが大きい。
仕事がうまくいかないと部下に責任を押し付ける上司。
あれこれ公私の区別なく部下を小間使いのように使う上司。
その逆もある。
一言小言を言うならすぐさま『パワハラです!』と騒ぐ部下。
何度も同じところを同じことで注意されているのに、
メモも取らない部下。
どちらも、
『もうぉ~!いい加減にしてくれ!』と”キレる”ことによって、
自分を上司の無謀さから救おうとし、
部下の不甲斐なさから守ろうとしている。
言い換えるなら、
それまで溜め込んできたストレスを一気に吐き出し、
アップアップの状態から解放しようとする行為といえる。
でもそれで”本当に自分が救えるのか?”というと話は別だ。
実際には、
その感情の暴発があまりにも突然で、
強引で、
激しすぎて、
反理性的な自分本位なために、
ますます自分を窮地に追い込んでしまうことの方が多い。
周囲から見ると、
「意外とキレやすいんだぁ~、気を付けないと」
「ちょっと危ないかも?」
「キャパシティーが小さすぎるねぇ~」と、
自分の人格評価を下げるのが落ち。

いくらキレても自分は救えない!」
やっぱり”キレたら負け”と覚えておいたほうが良い。

第3,563号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人間関の基本は”自分らしさ”!」 -5-

 

職場における人間関係もこれまた厄介だ。
嫌だからといって、
自分勝手に振舞うわけにもいかず。
特に、
上司と部下の関係はどちらにも言い分があるだろう。
私も昔、
とんでもない上司にであったことがある。
優柔不断
責任転換上手
話を聞かない”・・と、
まるで最悪三冠王上司の見本のような人だった。
この時、
前部署の上司だった尊敬するT課長から教えられたことがある。
それは、
『上司と上手くやろうとするな。
いつも自分の部下としての責務だけを全うしろ・・・。
つまり、
やれることは誰もがやらないくらいにトコトンやれ』。

T課長曰く、
優柔不断”なのは、
結果に持つ責任を恐れているから。
責任転換”は保身の現れ。
話を聞かない”のは、
自分のリーダーシップを形にして示したいからだそうだ。

そんな話を聞かされ、
その最悪三冠王上司の”実態”が垣間見れると、
何となく親近感も湧いてきたような気がしたのか、
『課長になると大変なんだなぁ~』と、
かえってこちらが少し余裕が持てた経験がある。

もし”良い部下三冠王”の条件を上げるなら、
上司の話をよく聞く
やれることは直ぐにやる
やったことはすべて記録に残し、
  過去にさかのぼって検証できるようにしておく。
上司から見れば「やってきた道」。
部下か見れば「これから行く道」。
条件はもしかしたら・・・ほぼ同じなのかもしれない。

第3,562号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人間関の基本は”自分らしさ”!」 -4-

 

私達は誰もが”自分の欠点には盲目”だ。
「猿の尻笑い」という言葉があるが、
自分の尻の赤いのも忘れて、
仲間の猿の尻の赤いのを見てあざけわらう姿を指した言葉だ。
昔、
私のセミナー受講生にこういう女性がいた。
旦那さんが浮気をして、
その女性は相手のとこまで乗り込んでいったそうだ。
そんな彼女が、
旦那さんんと離婚しようかどうしようかで、
私に電話で相談してきた。
私に相談されても・・・・、
「しなさい!」
「やめなさい!」とも言えないのだが、
とりあえず話を聞くことにした。
1時間近く話していて、
『ところでなんでご主人は浮気をされたんですか?』と聞くと、
『私が先にしたから・・・』(チョッと唖然としたが)、
恐らく彼女は、
自分がしたことをすかっり忘れて、
旦那さんがの裏切りだけが頭の中で駆け巡っていたのだろう。

これは極端な事例かもしれないけど、
人は自分の欠点を忘れて、
相手の欠点だけを一方的に攻めたがるものである。
大切なことは、
『私のこういうところは直す!』という姿勢を忘れないことだ。
「あなたが悪いのだから改善しなさい!」と要求を突きつけ、
「私は正しい!」という姿勢では相手は動かない。

この事例の彼女はその後、
お子さんを自分で引き取り離婚されたが、
一昨日の夜、
彼女から電話をいただき、
今はあの時の経験を活かして、
新しい生活の中で、
新しい”気付き”を得ているという嬉しい知らせがあった。