《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー12-
アイディアを求められたり、
『何か提案は無いか?』と聞かれると、
人は”良い提案”をしようとする。
「思考力」を高めていくにはそういう意識を捨てることだ。
なぜならそれは・・・、
”良い提案”より「素直な提案」を心掛けた方が良いから。
アイディアを出したり、
提案をする時に大切なことの第一は、
まず”素直な自分と向き合うところ”からだ。
誰のものでもそうだが、
まだ形にもならず、
その陰さえはっきりと見ることができない段階のアイディアは、
つたなく、
青臭くカッコ悪く思えるものだ。
白い紙を前にして、
それまでの常識や慣習に固められた頭を抱えて考え込む姿は、
”無様”にさえ見えてくる。
PCに向かってキーボードを素早く叩く姿はなぜ様になるのに、
同じ机に向かって、
鉛筆で、
それだけでは意味不明な言葉を書き続ける姿は、
なぜか滑稽にも見える。
私のセミナーでもそうだが、
”自分と向き合う”という作業には照れが伴う。
「考える」とはそんな作業と似ている。
その理由は・・・・”他人を意識する”からだ。
『このアイディアなら喜んでくれるだろう』
『これならきっと評価してくれるだろう』
『この提案をすればきっと役に立てる』
自分の思考の断片は他人に見せるものではない。
アイディアを出す試行錯誤は、
大勢の人の前で行うプレゼントは違う。
それなのに、
自分の中にいる”観客(他人)”をひとたび意識しだすと、
子供の頃のような純真さを失い、
”純粋に考える”ことが難しくなっていく。
そして・・・その先は?
また明日。