第3,693号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”自分らしく”仕事に向き合う方法!」   -12-

 

失敗を恐れてチャレジしない人には特徴がある。
それは、
上司の指示がないと自分では判断をしない!」
もちろん、
自分勝手に報告連絡相談もなく、
好き勝手な判断をしろと言っているのではない。
日頃から、
自分なりに考え、提案し、最終決定を上司に委ねる
こういう癖をつけていれば、
判断力”というものは必然的に養われていく。
仕事というのは”ミスをしないこと”が最上の仕事ではない。

私の顧問先である某食品会社でこんなことがあった。
営業部のH主任が、
上司の許可なく値引きをし、
事後報告の形となってしまったことがある。
H主任に聞くと、
『〇〇のことから推測して今後の取引は大きくなる可能性があると判断したので・・・・』
私が、
『でもなんで事前許可を取らなかったの?』と尋ねると、
『私は営業担当主任の仕事をしています。
決して営業部と取引先の間を取り持つ連絡係ではないと自負していますので、
客先でお客様のご要望に対して、
「では帰って上司に聞いてみます」とはいえません。
それに値引き額から判断しても問題はないと考えました』
それを聞いて私は、
もしかしたら上司に大目玉をくらうかもしれないけれど、
自分の仕事としっかり受け止めて、
その上で判断した彼の行為を褒めてやりました。

「帰ってから上司に聞いてみますので・・・・」
これでは新入社員の仕事になってしまう。
そういうことを解っていても、
いざ自分がH主任と同じ立場になったら、
果たして同じ行動をとれただろうか?
この事例を自分に問いかけてみてほしい。

第3,692号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”自分らしく”仕事に向き合う方法!」   -11-

 

人は無意識のうちに”自分の立ち位置”を考える。
そしてその立ち位置を死守したいがために、
仕事で良い結果を出せないことや、
失敗をすることを恐れていく。
『言われたこと以上のことをして失敗をするくらいなら、
言われたことだけやって、
無難に仕事を終わらせた方が良い』と考えだす人も多くいる。
ところが・・・・、
失敗を恐れ、
評価を気にして、
前例に則った判断や、
確実に”出来そう!”と思われる仕事ばかりをしていると、
自分の隠れた能力に気付くこともなく、
それを活かすチャンスもまた巡っては来なくなる。
仕事でのミスなど誰にでも経験がある。
誰でも経験していることを怖がっていては、
前に進むことなど難しい。

失敗をするより、
それを恐れて何もしないことの方が、
チャンスを逃す危険性ははるかに大きい。

第3,691号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”自分らしく”仕事に向き合う方法!」   -10-

 

最初っから『好きな仕事をやろう!』などという考えは、
まず持たないほうが良い。
時間を忘れ、
自分らしさ”を発揮しながら夢中になれる瞬間は、
自分で探し求めたところで、
なかなか見つかるものでは無い。
いうならば「必然の産物」かもしれない。
いろいろな仕事と向き合う中で遭遇していくものだ。
だから、
仕事の中で、
転勤や異動命令が出たら、
『今度はどんなことに出逢えるだろうか?』と、
胸を膨らませることが望ましい。
仕事や部署を選り好みせず、
とにかくいろいろなことに挑戦していくことだ。
つまらないと思うような仕事も、
『なんで俺が○○に転勤なんだよぉ~』と、
訳の分からない愚痴を言っている暇があったら、
『今度のところには自分に役立つことがきっとある!』こういう期待感を持って夢中になって取組むことだ。
仕事の楽しさ”というのは、
そういうところからしか手に入れることは出来ないし、
最初は単純なルーティンワークであったとしても、
幅広く挑戦していく中で、
それまでの自分の小さな枠には
収まり切れないような仕事にいつか必ず出逢うことになる。
そして、
『あれ?俺は結構この仕事好きかも?』と感じた瞬間こそ、
はじめて、
自分の好きな仕事」というのに出逢うことになるのだ。

第3,690号・ブログ

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「”自分らしく”仕事に向き合う方法!」   -9-

 

仕事をしていて、
『ここをもうひと手間加えたいなぁ~』といった
こだわりのようなものを感じたこととか、
夢中になって仕事に取組んでいたら、
ランチの時間も忘れてしまったことか。
気が付いたら夜が白々と明けかかっていたってことあるでしょ?
このように、
時間が経つのも忘れて取組んだ仕事や、
忙しい時間を割いてまで取組んだ仕事というのは、
その向き合っている仕事が好きだとか嫌いとかいう以前に、
自分らしさ”が存分に発揮されているといえる。
思わずハマってしまった状態。

物事って、
「好きなことをやろう!」とか、
「好きなことなら頑張れる!」とか言われるけど、
『あれやって見たいなぁ~』というのは、
まだ”好き”な状態ではないし、
やったことの無いことに”好き嫌い”も判るはずがない。
本来は仕事というものにムラが在ってはならないが、
そこは人それぞれ、
ハマってしまうような仕事もあれば、
直ぐに飽きが来るような仕事だってある。
『飽きが来るような仕事は適当にやれ!」などと言っているのではない。
『よぉ~し!やるからにはトコトンやるぞ!』という、
自らの強い意志気で向き合った仕事には、
間違いなく”自分らしさ”のこだわりが発揮される。
そして、
そういう仕事には、
自分らしさ”の強み」が存分に活かされるはずだ。
そして、
そういう向き合い方を通して、
人の才能は磨き抜かれていくはずである。

第3,689号・ブログ

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「”自分らしく”仕事に向き合う方法!」   -8-

 

身近な人から、
何気なく言わるような発言でも、
客観的なそうした意見を見逃さないほうが良い。
なぜなら、
『君は○○に向いているな』といわれるその言葉の中に、
仕事に活かせる
自分の才能”を発揮するヒントが隠されているかもしれない。
もっと言うなら、
上司は、
君の才能を感じていて、
『○○をやって見ないか?』と、
チャンスを投げかけてくれているのに、
どこかで自分の好き嫌いとか、
「失敗したらどうしよう?」といった不安から、
逃げ腰になったり。
自分がこだわり過ぎている理想や方向が違うと感じるだけで、
そのことから逃げるような姿勢をとっているケースもよくある。
そういう場合は、
客観的に見えている、
上司や周囲の人の言葉に耳を傾け、
まずは「より」でチャレンジしてみることだ。
意外なところに、
意外な”自分らしさ”を発見できるかもしれない。

昔は、
自分に向いているかどうかに関係なく、
みんなと同じように、
とにかく無難に、
失敗しないように、
周囲と歩調を合わせていくことが良しとされたが、
今の時代は、
価値観も働き方も多様化し、
いろいろなスタイルが受け入れられてもらえる時代になった。
他人から見た、
客観的な姿の中にこそ、
本当の”自分らしさ”が隠されているのかもしれない。
未経験なコトにも恐れずに、
どんどんチャレンジしていくことが大切な時代になっている。

第3,688号・ブログ

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「”自分らしく”仕事に向き合う方法!」   -7-

 

自分らしさ”を活かしながら働きたいと思っている人の多くは、
自分が一番高いパフォーマンスを発揮できる場所や、
貢献できるところで働くことを望んでいることが多いが、
実は、
そういった場所が必ずしも、
自分にとって心地よい場所であるとは限らない。
むしろ、
他の人と違って見える自分は、
どこかに違和感を感じることの方が多くあるだろう。
それは、
紛れもなく自分の存在が他の人より際立っているということだ。

たとえばトレーニングなど、
部下や後輩への指導を見ているとよく判るが、
『どうも自分は人を育てるのが苦手で・・・』というような人の方が、
実は人を育てるのには適している。
なぜかというと、
『人を育てるのが得です!』というような人は、
その目的が、
人を育てることより、
自分自身が教えることの方が目的になることが多くあるから。
いわゆる”教え魔”といわれるようなタイプが多い。
何度も何度も細かなところまで繰り返し指摘され、
指導を受ける側からすると少しウザったい気がしてくる。
ところが”苦手”という人の多くは、
自分が苦手と思い込んでいる時間から
早く解放されたいという意識が強まるから、
教えも端的でポイントを押さえたところだけに集中してくる。

それに何よりもこの「原理原則」を知っている。
それは・・・”他人と過去は変えられない!”
変えられない他人”を、
無理やり「育てる」という名目で変えようとしていないから。

「人を育てるのは苦手です」という人にとって、
部下や新人への指導役は違和感がぬぐい切れず、
自分自身では不本意な仕事と思い込んでしまうところがあるが、
周囲から見ると、
とても効率よくその役割を果たしていると見える。

自分らしさ”を表す場というのは、
実は、
自分自身が、
得意と思い込んでいる場とは限らないのかもしれない。

第3,687号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”自分らしく”仕事に向き合う方法!」   -6-

 

よく「自分の仕事が世の中の役に立っているのか?」と不安がる人がいる。
中には、
世の中や、
他の人の役に立っていなければダメだと言い切る人もいるが、
果たしてそうだろうか?
サービス業に携わる人の多くは、
「お客様の笑顔が何よりの喜びです」と語る人がいるが、
私はそういうことを追い求めている人に、
サービスの本質は理解できていないと感じる。
サービス業に携わる人の仕事は、
お客様に喜びを与えたり、
お客様のお役に立つといったことが仕事の本質なのだろうか?
私はそういうことはあくまでも、
後から付いてくるもので大切なことは、
自分自身が自分の仕事に誇りと情熱をもって向き合うこと。
愚直に懸命に、
それに向き合って、
与えられた条件の中で最善の努力を惜しまない姿勢こそが、
誇れるものであり、
自分自身の宝なのだ。
お客様の喜びとか、
お客様のからの喜びのお声をいただくといったことは、
そうした姿勢に対する
お客様からの絶賛の拍手なのではないだろうか?
だから、
お客様の為にとか、
お客様へのお役立ちこそが価値になると考えているうちは、
小手先の姑息な演技でしかない。

これを理解していないと、
ON・OFFスイッチを切り替えた時に、
ドッと疲れを感じることになる。

後から付いてくるものを先に置いて追い求めるな!”

第3,686号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”自分らしく”仕事に向き合う方法!」   -5-

 

人もお店も、
その魅力を高めていくには、
それを意識しないことだ。
魅力”というのは意図的に高められるようなものではない。
意図的に高められるとしたらそれは、
相手に対する”トラップ”に変わっていく。
まるで、
『私のこういうところ”魅力”に感じませんかぁ~』と、
近づいてくる人間が現れたら、
あなたは喜んで向き合ってみようとは思わないはず。

こういう意識や姿勢が一番、
自分らしさ”を失っていくことになる。
差別化が叫ばれた30年前とは違って、
今の時代は「独自化」が求められる時代だ。
自分らしさ”を失えば、
自分の独自性も低下していくの必死といえる。

この春、
社会人となった新1年生には事あるごとに話しているが、
「『私は○○が得意でそのためにこの会社に入ったのです!』
こんなことは間違っても口にするな。
心の中で思うことがあってもならない」と。
社会人としてまだ日も浅く、
経験も少ない新入社員の”強み”など、
会社は評価するどころか当にすらしていない。
そんなことを考えるより、
やる意味すら解らない仕事”を、
まずは愚直に懸命に向き合って取組むことだ。
会社は、
新入社員の諸君に、
単純で意味の無いような、
仕事とは言えないような作業を、
何度も何度も繰り返しやらせることで、
経験を積ませながら、
君たちの”らしさ”を見極めていく。

第3,685号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”自分らしく”仕事に向き合う方法!」   -4-

 

一昨日のブログで、
他人の目に映る自分」と、
自分自身の思う自分”とのギャップに気付けというお話をさせていただいたが、
これは、
「他人に良く思われるように」とか、
「他人からの評価を高めよう」というものではない。
他人の目”というのは、
自分自身を映し出す鏡のようなものだ。
自分では良かれと思い込んでいる行動も、
他人から見ると全く逆の場合もある。
多くの人は”自分らしさ”に気付いているようで、
実は気付けていないことの方がはるかに多くある。
こんな事例もある。
ある受講生で、
内装会社の営業を担当しているK君というのがいる。
ある時、
お客様から、
『Kさんは無口だけどコツコツと丁寧に仕事をされる方ですね。
キメの細かなところも感心しました』とお褒めの言葉を頂戴した。
ところが、
ご本のK君は、
日頃から『私の強みは理論的な話し方と説得力です』と思い込んでいるので、
このお客様の言葉がどうもピンとこなかったようだ。

これと同じことは、
サービス業の店舗などにも言える。
『これが当店の強みです!』と売込んでいるようなお店は、
実は、
まったく別のところにお店の強みがあることに気付けない。
気付けないまま、
自分が「強味」と思い込んでいるところを売込んでい行くと、
利用客は全く別のところに視線が向いていくので、
結局は、
客離れにつながっていくケースが多くある。

人も店舗もこうした乖が生まれるケースが起こるのは、
売込みに走り過ぎて、
自分軸」が薄れていることが原因。

自分軸」が薄れていると、
そうした意識や姿勢は、
無意識のうちに行動や言動に表れていく。

第3,684号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”自分らしく”仕事に向き合う方法!」   -3-

 

自分らしく”というと、
どうも自分の好きなコト、
自分が夢中になれることに向き合うことだと
勘違いする人がいるが、
それはあくまでも結果現象であって、
自分らしさ”と「好きなコト」というのは全くの別次元のこと。
自分らしさの本質とは、
自与えられた条件の中で、
自分の持つ能力を最大限に表現すること」だと私は思う。
そしてその意識や姿勢が、
結果として世の中の役にたったりするのだ。
いつも言っているように、
そういう意識が希薄なところで、
「世の中の為に!」
「周囲の人へのお役立ち」と向き合っていると、
根本的に自分自身を見失っていく。
つまり、
自分らしさ”とは「自分自身を見失うことのない意識と姿勢」。

ビジネス本などでは、
好きなことなら一所懸命になれる!”
だから、
どうせやるなら好きなことを!”というような表現が多いけど、
人間は”好きだから一生懸命になれる”のではなく、
一生懸命に向き合うから好きになれる」という、
この原理原則を忘れてはならない。

自分らしさ”を手に入れるには、
まずはしっかりと「自分軸」を持つことだ。
評価のために頑張るのではなく、
誰かの為に役に立ちたいから頑張るのでもなく、
自分自身が悔いの無いよう、
後悔の無いように向き合うことこそが、
自分らしく”への道といえる。