第1,940号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-67-

最近は、
感謝とか、
感動とかという言葉が流行りのようになっていて、
なにか違和感を感じずにはいられない。

そりゃぁ~、
ありがとう」とか、
いう言葉をかけられると嬉しい気持ちにはなる。
でも言葉には、
言霊(ことだま)”というのがある。
口から発してしまえば、
そのまま空気のように消えてなくなるが、
そこには魂が宿っている。
だから、
お互いの気持ちに、
勇気や喜びを与えるような言葉を投げかけることは大切なこと。
でも、
そこに、
作為や、
同情や、
計算が合ってはならない。

仕事に悩んでいる人、
恋に悩んでいる人、
運命に翻弄されながら苦しんでいる人に、
根拠のない相槌を打って、
それで、
人様の役に立っているような”思い込み”はしてはならない。

ビジネス組織の中でも、
そういう言葉を互いに発していれば、
お互いの人間関係が強く結ばれ、
組織が活性化していくなどと、
それはまやかしと同じ。

とにもかくにも、
言葉を発する本人の日々の行いや、
人生に取り組む姿勢がまずは大切ということ。
そういうことをしっかりとしないで、
ポエムチックな世界に浸るように、
「ありがとう」や、
感謝とか、
感動とか、
言霊”を忘れたようなに発する言葉は何の役割も果たさない。
逆にそれは、
相手に対して、
毒汁を浴びせているようなもので、
決して褒められることではない。

もっともっと、
私達は、
そうした表面的なことよりも、
本質」をしっかりと見つめなくてはならない時代に
突入していることを知るべき。

企業組織の活性化の人材育成も、
表面的なことよりも、
もっともっと、
個々の内面としっかりと向き合い。
一人ひとりの人生路を、
支えあうことが必要な時代。

今年もすでに数社の入社式に参加さていただき、
強くそんなことを感じされられた。

 

第1,939号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-66-

物事の「本質」って、
表側ではなく裏側にある。
裏側にあるから、
なかなか見え難い。

目に見える美しいことや、
素晴らしい行動、行為を否定するわけではないけど、
どんな素晴らしい行動をとった人とでも、
どんな偉業を成し遂げた人でも、
素晴らしい気持ちを持つと同時に、
裏腹”な野心や、
下心は必ず存在する。
人間なら自然なこと。

『お客様が喜んでくださるなら赤字でも・・・』
儲けは二の次!”・・・・
でも、
二番目には儲けを考えないと成り立たない。

企業組織の中の「在り方」も同じ。
一緒に働く仲間に”有難う”をいえば心が近づくわけではない。

人の本質的要素とは、
思いやり
慈しみ
優しさなど
これを「仏性」の心というが、

反して「悪性」の心も持ち合わせている。
自我
私欲
我儘
強情などの要素も持ち合わせている。

だって・・・・それが人間だから
だから試練の毎日が人生。

だから、
一緒に働く仲間に”有難う”をいうだけでは、
伝わるものなど存在しない。
私達の本質的要素が持つ喜びは、
利他によって感じられるのではなく、
利己利他バランスによってしか感じられない。

良い悪いではない。
全てが”自分ということ。

他人様に喜んでいただく、
他人様のお役に立つ。
こうしたことが
世のため人のため、
お役立ちと”思い込んでいる”と、
ただの表面的な偽善者になりかねない。

お陰様で無事に65回目の誕生日を迎えられた今日、
改めて人の本質的要素を考え直しながら、
新しい1年をスタートしょう!

 

禰宜塾定例会 《第2回きっかけ・気付きの会》のご案内(2016/5/20開催)

こんにちは!

禰宜塾事務局からのご案内となります。

禰宜塾定例会《第2回きっかけ・気付きの会》開催のお知らせです!

前回(2016/2/19)に開催した禰宜塾定例会《きっかけ・気付きの会》が

盛況のもと、無事に開催させて頂きました。また、参加者の皆様からも好評価を頂きました!

第2回目の開催要項を以下に記載しますので、ご覧ください。

◆第2回-開催要項

開催日:5月20日(金)19:30~

時間:19:30~21:00(受付19:00~)

場所:TKP上野ビジネスセンター アクセスはこちら

会費:3000円(税込)当日、受付にてお支払ください。(懇親会は別途料金が発生致します。)

懇親会:21:30~23:00(定例会と同会場で実施予定)

※定例会及び懇親会の開催場所は参加人数により、変更する可能性がございます。

◆第2回目-定例会内容

①禰宜先生の講話(1時間程度)
・「人材教育について」 ・「独自性の出し方について」

②グループディスカッション(25分程度)
当日運営側で用意させて頂いた題材について、グループでディス  カッションして頂きます。

③アンケート記入(5分程度)

★お申込みはこちら
<Facebookアカウントをお持ちで、ミスタースクールのメンバーの方には、別途事務局より出欠確認がいきますので、ご返信ください>

+++++++++++++前回のおさらい+++++++++++++++

◆前回の流れ

①禰宜塾の説明 (約15分)

②禰宜先生の講話(約1時間)

③参加者様のご感想(約10分)

④アンケート記入(約5分)

◆前回の実績

定例会-参加者:37名

懇親会-参加者:31名

※懇親会は「東京地鶏小屋 上野店」で開催。

↓前回の開催模様

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以上、たくさんのご参加お待ちしております。

 

 

第1,938号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-65-

 

時期的に、
今月から来月にかけては
新入社員が新しい生活をスタートさせる。
私も、
内定者研修や、
入社式での講演など、
お陰様で例年、
この時期になると活動枠が広がっていく。

昔から、
毎年入る新入社員を、
”○○型”とか表現して、
その年の新人のタイプを表している。
私の時は・・・「新人類タイプ」といわれたが、
もうその新人も定年を迎えて爺様である(笑。

今日は、
そんな入社式での思い込みのお話しを。

私は、
毎年、新入社員の方にも、
企業の方にもお話しているけど、
間違っても、
「会社のために!」とかいう言葉を使わないこと。
昨年などは、
市長さんが入社式に来られて、
『みなさん一日も早く戦力となって、
会社のために役立つ人材になってください!』と
お話しされた後に、
私が、
『間違っても”会社のために!”などと考えないように!』
なんて話をしたから、
一瞬、
会場がざわめいてしまったことがる(笑。

どうも最近は、
「世のため人のため」
「相手のために」
「大切な人のために」
こうした言葉を間違った思い込み
解釈している人が多くいる。

大切なことは・・・全ては自分だということ。

いつも言っているけど、
お客様に喜んでもらうためにとか、
大切な人のためにとか、
そういう現象を追いかけるのは、
紛れもない自我そのものということを認識すること。

それを認識しないでいるから、
行動が演技になり、
やがては疲れてきて継続しなくなる。

社会人としての自覚とは、
自分自身と向き合うこと
健康管理、時間管理、金銭管理、整理整頓はもとより、
ご両親への感謝。
働けるということへの感謝。
そうした意志意識が自分の中にどれだけあるか?
まずはそんなところを、
しっかりと自分と向き合うことから。

第1,937号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-64-

積極的意識消極的意識
誰だって、
積極的意識で人生を進んでいきたい。

こういう話をすると、
すぐに、
『夢を持つことだ!』とか、
『目標意識を持て!』とか、
流行り言葉のようにいう方がいるが、
人の意志意識とは、
そんな単純なものではない。

生まれてから、
3年を過ぎた頃からの、
さまざまな経験や体験。
それに加えて、
その頃からの自分を取り巻いてきた環境。
こうしたことの一つひとつが、
今の自分を創り上げている。
そこには、
その人にしか理解できない、
感じることができないことが存在している。

誰でもが、
指標をしっかりと定めれば、
行動力が高まり、
積極的意識になっていくわけではない。
そして、
そうした人の集まりが、
組織である以上、
組織もまた同じ。
目的と目標を定めれば、
組織力が高まり
組織の活性化がすぐに始められるなら苦労はしない。

組織を活性化するには、
その組織を形成している、
一人ひとりのと向き合うところから始めなければ、
何も進まない。

人の消極的意識とは、
いったいどういうところから生まれるのか?
それは、
次の10感情から生み出される。
1.怒り
2.悲しみ
3.恐怖
4.憎しみ
5.羨み
6.妬み
7.煩悶(ぼんもん)・・・もやもやして気分が晴れないこと
8.懊悩(おうのう)・・・行き詰まること
9.苦労
10.困惑

このいずれかを感じている時、
私達は「無理」して、
目標に向かっている状態といえる。

第1,936号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-63-

昨日は、
某企業さんで相対論絶対論の学習会。
私達は、
生きる上で、
なぜか、
お金やモノや地位といったものに固執してしまう傾向がある。
最低限の必要なものがあれば十分なはずなのに、
『もっと!もっと!』という意識が働く。

それは、
それらを他人と比較しているから起こる、
まやかし現象と知らずに。
だから、
ビジネスも大儲けしようとする。
どんどん出店して、
どんどんシェアを広げて、
独占しようとしていく。
ビジネスって、
儲けるために取組むのではなく、
世の中を支える、
一つの役割として会社組織やお店が存在するはずなのに。
『地域で一番になろう!』
『業界最大手といわれるようになろう!』
だから、
そうした企業の宣伝広告や看板を見ると、
「地域最大規模」とか、
「業界初」とか、
そんなことを”価値”として伝えようとする。
そんなものは、
ただの”スペック”で、
価値でも何でもないということに気付かないで。
スペック”だから、
他に、
そこよりもほんのチョッとだけ、
大きかったり、
早かったりすると、
瞬く間に価値というものが薄れ、
効力を失っていく。

元々、
価値”というものは、
相手に伝えようとする時点で、
その”価値”が無いことを表明しているようなもの。

人生においても、
お金やモノや地位などというものは、
仮想の存在で実の存在ではない。
こういう第二義的なことに価値をおくということは、
どこまで行っても相対論の枠を超えられず、
到達点というところには辿り着けない。

人生もビジネスも、
こういう認識がぼけてピントがずれていると、
いくら努力しても、
それが一過性のもので終わり、
一時的には、
成し遂げたような”思い込み”に陥るだけ。

お金やモノや地位も、
何とかそれを手に入れたところで、
そのために、
家族を犠牲にしたり、
健康を害したりでは元も子もない。

第1,935号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-62-

いつもブログやセミナー、講演で話しているけど、
頑張るという言葉は
本当は悪い意味で使う言葉。
『あの人、頑張ってるなぁ~』というのは、
軽蔑の意味を込めていう言葉で、
『もっとおとなしく温和になれば良いのに!』というのが正しい意味。

目的を達成するために”頑張る”。
これも、
本来の正しい意味は、
目的を達成することではなく、
目的を達成するためにやれることを手抜きなくやりなさい!」
こういう意味合いが込められている。

積極的な意識を持って!”というのも同じ。
がむしゃらに、
無理をして、
事にあたれということではない。

どんな大事に直面しても、
どんな危機が目の前に来ても、
をその目の前の”出来事(現象)”によって、
揺さぶられることなく、
恐れたり、
慌てたりしないこと。
平然自若(へいぜんじじゃく)”という言葉があるが、
ふだんの気持ちと同じように、
事に対処していくことが姿勢がとれる状態。

スポーツの世界なら、
練習は試合のように! 試合は練習のように!”
こんな気持ちで取組めることが、
結果として、
勝利という必然結果をもたらす。
ビジネスだって同じ。
世の中に、
スマフォ片手に叩くだけで集客ができたり、
売上が上がったりするようなことは存在しないし、
成りたい姿、
目指す組織の姿を描かないと、
その目標地点には到達できないという人がいるが、
そういう先の”絵図”を描くから、
人は、
『頑張らなくちゃ!』と無理を強いる。
遠い先に目標を定め、
それを成し遂げたいと強く思うだけで、
人の行動が促進されることはない。
ただ、
頑張ろう!』と”思い込む”だけで、
平然自若”な意識を置き忘れていく。

 

 

 

第1,934号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-61-

 

人生にはいろいろなことがある。
楽しいことも、
嬉しいことも、
悲しいことも、
辛いことも、
苦しいことも。
でも、
考えてみれば、
いつの間にか、
心惑わす”悩み事”は消えて無くなっている。
そんな経験が誰にでもあるはず。
その時は、
『もぉ~これでダメだぁ~』と、
死にたくなるような気持にまで追い込まれても、
数年、
いや、
数か月経つと、
『あれ?あのことはいつの間に解決したんだろう?』
こんな経験が。

だから、
小っちゃなことに振りまされずに日々を過ごすことが大切。
考えてみれば、
この宇宙のエネルギーそのものをとしている私達は、
実は、
あのお月様よりも、
あのお天道様よりも大きな存在かも?

だって、
月を見て佇み、
星を見て考えることができる。
あの月よりも、
あの太陽よりも、
膨大な奥の深いことを考え、
想って見ることができるということは、
いかに、
私達人間のが大きく広大であるかという証。

”人間なんてチッポケな存在!”という人もいるが、
それはもしかしたら、
とんでもない思い込みかも?

昨日、
これから社会に飛び立つ新入社員への講演をしながら、
フッとそんなことを思い語っていた。

第1,933号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》

「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-60-

昔は野球だけに専念していた私も、
今はゴルフが唯一の趣味に。
ゴルフを始めて、
まだゴルフ歴は浅いけど、
ゴルフをやるたびに、
つくづくゴルフというのは、
人生を表しているように思えてならない。

ショートホールで1オンを狙って、
ボールは真っすぐにピンに向かっていく。
『よぉ~し!いいぞぉ~!』と、
心の中で叫ぶも。
でも、無情にもボールは、
グリーン手前のバンカーへ。
『なんでここにバンカーあるのよ!』と、
今度は声を大にして口走ってしまう。

でも、
もしバンカーの無いゴルフ場があったら。
ホールはバスケットボールが入るほど大きなものだったら。

きっと、
ゴルフをこんなに熱中するほど好きにはならなかっただろう。
真っすぐではないホールがあって、
うねったフェアウェイがあって。
ホールがわずかに、
一升瓶の底ぐらいの大きさ。
目の前には深い谷があったり、
池があったり、
上りの急斜面だったり、
転がり落ちそうな下りの斜面で打たなければならなかったりする時もある。

でも、
だからゴルフにハマってしまうほど、
面白い。

きっと人生もそうだと思う。
いつも300yは飛ばせなくても、
時々、
『ファ~!』って大声出さなくちゃいけないぐらい、
とんでもないところにボールが行くけど。
きっと人生は、
誰もが無事にホールアウトするようになっている。

そりゃぁ~スコアは、
アンダーで上がる人いれば、
100以上の人もいるかもしれないけど、
人生というラウンドには、
優勝も2位もブービーも無い。

第1,932号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-59-

自己開示って言葉あるでしょ。
自分自身の情報を、
特別な意図を持たずに、
素直な気持ちで言葉にして相手に伝えること。

今日、
受講生のY君から、
『先生にセミナーでいわれた
自分と向き合うという意味がようやく解りました』
こんな嬉しいメールが届いた。

彼は幼いころにご両親が離婚。
その後、
小学校から悲惨な虐めにあった経験を持つが、
私のセミナーに来た時には、
やけにテンションが高くて、
チョッと違和感を感じたくらいだった。

仕事はサービス業で、
表面的には明朗快活で、
そうした経験の持ち主とはとても思えなかった。
以前の研修で、
サービス業では自分の苦しさ、
辛さを隠し、
お客様のために、
お客様が喜ぶ言葉・態度・表情を
前面に出すよう教わったという。
そうした行動が、
お客様の喜びにつながってリピートしてくれると
思い込んでいたようである。

でも、
彼のような経験の持ち主は、
仕事とはいえ、
そうした行動が実は、
重く肩にかかりストレスを生んでいたそうである。

そして、
それまでは自己開示というのが、
今の、
自分を演技でも良いから、
表現することと思い込んでいたという。

人は誰だって、
過去に隠したくなるような出来事があるもの。
とても後悔していること。
反省しても反省しきれないようなこと。
自己開示とは、
そういう過去の経験や体験したことを
すべて飲み込んで、
自分の過去を丸ごと受け入れること
変えることなどできないのだから。

相手に伝わるのは、
口から発す言葉や、
表情や態度ではなく、
そういう自己開示した人」の言葉や行動だけが、
『なんとなく・・・信頼できそうな人だなぁ~』と
思わせてくれる。

過去のどんなに辛いことも、
苦しかったことも、
すべて受け入れてみること。
それは今の自分にとって、
『かけがえのない必要なことだった』
こんなふうに受け取れるようになるために!

Y君はそれがやれたようだ。
そしてこう最後に記してあった。
『”過去の出来事は変えられないけど、
今をどう生きるかで、
その意味付けは変えられる!”
先生のこの言葉の意味も解りました・・・もう大丈夫!』と。