第4,557号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー65-

 

マネジメント」の行動作業の中に「可視化見える化」という言葉ある。
特に重要なことは、
この「見える化をより具体的に表現していくことだ。
私もクライアント先の会議には、
オブザーバーで参加する機会が多くあるが、
最初に参加させていただいた頃には、
こういう席上で、
各支店や営業所などの報告を聞いていると、
『おおむね順調に推移しています』
『今月はかなりいい線いってます』
中には、
『今月は絶好調です!』などと、
それだけでは具体性を欠き意味の解らない言葉が飛び出してくることが多くあったが、
こういう状況は「マネジメントが成されていない組織
つまり、
こうした曖昧な表現は、
話し手と聞き手の間に”解釈の違い”を生み出し、
実績を正しく把握できないばかりか、
その先の行動計画にも具体性を欠き、
組織全体の生産性を大きく低下させていくことになる。

マネジメント」における”見える化の基本”は、
数値を使って検証し数値を使って判断・行動する
これが絶対的に求められる。

明日のブログではある事例を考えてみよう。

第4,556号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー64-

 

あっという間に失われた「信頼」を取り戻すのは、
何もなかったところから始めるよりもさらに厳しく、
何十倍ものエネルギーを要することになる。
ましてや、
それが組織(会社)全体に関わるようなことなると、
これはもう放置しておくわけにはいかなくなる。

私達が関わるビジネス組織は、
同じ会社内の人間だけに限らず、
さまざまな人達の「関係性」によって保たれている。
自社に対する「信頼感」が大きければ大きいほど、
従業員一人ひとりの作業もやりやすくなる。
逆に、
たった一人の行動が、
組織全体の「信頼」を損ねることも潜んでいる。
具体的にいうなら、
安全安心」に関わることだ。
飲食関係なら食中毒を出した。
日付改ざんをして商品を販売した。
飲食関係以外でも、
倉庫で煙草の不始末から家事を出した。
従業員が飲酒運転で事故を起こした。
こういうことが隠れ潜んでいると危惧されるような状況は、
管理職だろうが一般社員だろうが、
いち早く対処していかないと大きな後悔を生むことになる。
自社が後悔するだけで済むならよいが、
万一、
関係する地域社会の人達の人命に関わるような事態が起きたら、
そう考えると、
マネジメント」とは”部下を管理するこではない・・・・・ということも理解できるはずである。

第4,555号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー63-

 

私達は人間(感情の動物)だから、
何回も言うが百点満点の人間は存在しない
会社だって、
『今日はお腹の調子が悪くて・・・・』と、
子供が口にするような”言い訳”を、
さも「正当な理由」のように口にして、
ズル休みをしたくなる時だってある。
『そんなことをしたら、
職場の仲間からの信頼は無くなるぞ!』と、
若い頃、
恩師からそう指導を受けたことを覚えている。
でも、
この言葉にはもっと先があった。
それは・・・・、
「”ズル休みをしたから信頼を失うのではない」ということ。
つまり、
いつも約束を守らない人間が、
珍しく約束をしっかりと守ったところで、
直ぐに信頼されるわけではない”ということ。
周囲から信頼を得るためには、
信頼に値する行動につながる小さなことを、
常日頃から、
一つひとつ積み重ねていかなければならないということ。
その行動レベルが高ければ高いほど、
周囲からの信頼度も高まっていく。
でも、
長い時間をかけて築き上げてきた、
この信頼という積み重ね崩れ去るのは一瞬だ
それも、
時間を守らないとか、
嘘をついたとか、
口先だけで行動をしないとか、
そんな些細なことで一瞬にして崩れ去る。

 

第4,554号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー62-

 

マネジメント」というと、
多くの人は”部下を管理すること”と勘違いしているが、
大切なことは、
相手”ではなく「自分」だということ。
言い換えるなら、
自己管理がやれていない人間はマネジメント力はゼロと考えた方が良い。
組織内の人間関係も「マネジメント」も、
それに「努力しなさい」というのは、
自己管理を徹底しなさい」ということなのである。

誰かと上手くやろうと頑張らない
部下(上司)を上手く使おうと頑張らない
自分はこんなにやっていますと頑張らない
そう!
意固地になって、
肩に力を入れて向き合わないということ。
自然のままに
まずは自分が人としてやれること”を。
次に、
組織の一員としてやれること”を。
続いて、
自分の立場でやれることを一歩一歩確実にやっていく」。
周囲はそういう姿を見て評価を下してくれるだけ
私はこれだけやってます。
誰が何と言おうが私は信念を持ってやっていますので・・・。』
こういう言葉は自分から口にするものではない
口にすればするほど自分の評価は下降していく

第4,553号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー61-

 

私の受講生の中にこんな悩みを抱えていた人が2人いる。
2人とも部門長で、
A君は職場内の部下同士の人間関係で悩んでいた。
B君は直属の上司とのやり取りでの悩み。

まずA君だが、
『なにしろみんな仲良く上手くやって欲しいんです』。
こんな彼の言葉に私はこうアドバイスした
『それを取りまとめようとすると君自身が苦しむことになるよ。
人間関係など必ずどこかで摩擦が生まれるものなんだから、
それを上手く取りまとめようとしないで、
各自に対して君は一言だけ、
しっかりと各自のやれること”をやり遂げてください」と指示すればよいのでは?』と。
B君は直属の上司の件だった。
『すべてのことをその上司のお許しが無いと・・・進めないところがあり、
こちらで決めたこともご自身のお気持だけでコロコロ変えられることが多くあるんです・・・・』と頭を抱えていた。
これに対しても私は、
すべてのジャッジはその上司に任せなさい
ただし、君は君の意見として言うべきことはしっかりと告げる
いま君が”やれること”はそこでしかないのですから。
その点だけをしっかりとやっておけば大丈夫』と。

その時から1~2年が経過し、
2人の立場も大きく変わったが、
その経験は彼らにとって掛け替えのないものになった。

第4,552号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー60-

 

相手との向き合い方の切り口を変える」。
これに気付ければ2つ目のことに進める。
『問題の相手とは本心では離れていたい』
これは誰でもが感じることだろうが、
仕事関係となるとそうも言っていられない。
そこで、
『頑張らなきゃ!』と肩に力を入れて行動すると、
まずほとんどが空回りし始めて行く
そういう相手が上司だったりするとなおさらのことだ。
その上司の見えるところでは、
『自分はこれだけやってます!』とアッピールしだしたり、
会議などでもよく耳を澄ませて聞いていると、
多くの意見は口に出すが、
何ひとつ具体性が無い意見が多くなる。
仕事の結果も、
『やってます!』
『やりました!』
『私がいないと回りません』などと自己アピールが続くが、
具体的な記録も無く、
問題発生すると、
その原因を過去に遡って検証することすらやれない。

つまり・・・2つ目は、
相手がどんな人だろうが、
実は自分とは全く無関係だということ。
言い換えるなら「割り切りの意志気意識)を持つこと。
この「割り切りの意志気意識)とは、
無視しろとか、
気にするなということではない
相手よりも自分」に意志気意識を向けろということ

続きは明日また。

 

第4,551号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー59-

 

自分が”苦手と感じる人”と向き合った時、
私達の多くは、
その”苦手と感じているその人のある部分”が、
自分自身にとって厄介なコトだから排除しようとしてしまう
これに気付けると、
その逆の切り口が見えてくるはず。
それは・・・・「反面教師」であるということ。
自分が”苦手と感じる人”は、
よくよく考えてみれば、
これから自分が歩む人生の「人間関係」において、
自分が”苦手と感じてしまう人”の練習相手になってくれている。
しかも、
これらの言動を親切に、
無償で、
非常に丁寧に(自分が心の底からこういう人は苦手だなぁ~と感じるほど)教えてくれているようなものだ。
こういう人はなかなか目の前には出てきてくれない。
ましてや、
経験を積んで、
組織の中でそれなりの立場になっていくとなおさらのこと。
自分に対して、
計算しながら、
演じて近づいてくる人間の方が多くなってくるから。
そして、
いつも言っていることだが、
そういう人間ほどチョッとのことですぐに”裏切る”。

 

 

第4,550号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー58-

 

私達は、
自分のことには気付き難いが、
他人のことになると、
なぜだか細かなところにまで目が行き、
自分には直接関係の無いことまで、
『何やってんだか・・・あの人は?』
『あの人のあぁいうところがね・・・』
中には、
自分は管理職の経験すらないのに、
『あの人は管理職として失格だよね』とか、
考えてみると、
人は他人のことに関しては”いい加減”この上ないかもしれない。
だからTVのワイドショーが成り立ったり、
週刊誌が売れ続けているのかもしれないが・・・・。

苦手な人を観察しているとあることに気付ける
それは次の2点だ。
一つは、
そういう人こそが、
自分が人間関係において気付けないでいた自分の弱点を教えてくれている
これにはチョッと鳥肌が立った。
私達の多くは”自分が苦手と感じる人”に対しては、
大方、
相手であるその人自身に問題がある
こう受け止めている傾向が強いのではないだろうか?。
確かに、
その人にも問題はあるだろうが、
でも、
それは”その人の問題であって自分自身の問題ではない
・・・はずなのに、
その人の気になるところが、
自分自身にとって厄介なコトだから排除しようとしてしまう

まずはこれに気付けるか気付けないかだ。

第4,549号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー57-

 

嫌な苦手な相手からも「気付きはたくさんもらえている
これは、
自分を悔い改めろとか、
自分を律して生きろとか難しい話をしているのではない。
チョッと切り口」”を変えて相手を見るだけのこと。
私達の誰もが百点満点の者などいない。
若い頃の私は、
自分自身で”苦手”と感じる人は極力近づかないようにしてきた。でも、
人生をそんな生き方で続けていけるはずはない。
これに気付けたのは恥ずかしながら50を過ぎてからだ。
それ以降はこんな向き合い方に変えてみた。
まずは、
自分の”苦手と感じる人”が出て来たら、
その人をよく観察することにした。
どんな言葉使いでどんな行動を取るのか?
表面的なところだけではなく、
言葉は悪いが、
まるでその人の全てを解剖するかのように観察する(笑。
すると、
ますます『嫌だなぁ~』と感じるところも発見してしまうが、
同時に、
『へぇ~意外とこんな一面があるんだぁ~』と感じるところも発見できた。
そして、
嫌だなぁ~と感じるところは”自分はしないように!”と、
強く自分自身に意識させた
逆に、
良いなぁ~と感じるところは、
機会を見つけて直接ご本人に伝えることにした。
これは意外と大きな効果があった。

続きはまた。

 

 

第4,548号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー56-

 

昨日のブログでお伝えした、
私達の目の前に起こる出来事(現象)は、
その出来事(現象)そのものが起きているのではなく、
その出来事(現象)を、
自分がどう受け止めたかということが起きている

この「原理原則」に気付くと、
苦手な相手との向き合い方も少し切り口が変わってくるはずだ。
私達の多くは、
苦手嫌な相手”が現れると、
まず取り組むことがある。
それは・・・・”相手を変えようとする”ことだ。
表現を変えていうなら、
相手を納得させようとする
相手を思い通りにしようとする
さらには・・・・・「相手を排除しようとしだす」。
もし、
それが思い通りに叶えられたとする。
でも、
それは、
相手が我慢をしているか
相手が無理をしているか
または、
相手がその場しのぎで合わせているだけか?の場合が多いから永く続く道理が無い。
数か月どころか、
数週間か数日もしたら、
本質は変わらない問題が姿形を変えてやって来るだけのこと。

つまり、
この世の中には、
「”他人過去を変えられる人間」などいないということ。
言い換えるなら、
自分自身がまず「相手の受け止め方を変えてみる」ことだ。
嫌な苦手な相手からも「気付きはたくさんもらえているはず。

次の手法はまた明日のブログで。