《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の”在り方”」を見る!」 ー169-
「無私無我」で生きることこそが大切。
天風哲学の学びの中でも高い基準が求められる言葉。
今の時代はモノや情報に溢れ、
一般的に生活をするのには困らないほとんどのものは手に入れられる(別格の欲をかく人は別)。
こういう時代に活きる私達は、
とかく”自我”のトラップにかかり易い。
天風先生は私達が活きる上での真の生活基盤は、
そういうところには無いと説かれている。
「人生の根本哲理は”自我”を本意としない生活の中にある」と。
言葉を変えると、
人は「無私無我」の生活を本意として生きてこそ、
そこに人として生きる本当の意味が在ると。
多くの人は、
幸福とか、
健康とか、
長寿とかを良き運命と思い望むが、
「無私無我」の生活さえ心がけていけば、
そういうことは願わなくても必然的に恵まれていく・・・・と。
そしてこれは、
この世ある限りいささかも変わることのない、
私たち一人ひとりに賦与されている宇宙真理であると。
難しい表現が続いたが、
解り易く言うなら、
生まれ出でてこられたことを両親に感謝し、
日々の生活に感謝し、
働けることに感謝し、
自分の足元を見据えて、
自分の「やれること」を、
ただただ愚直に懸命に向き合って生きなさいということ。