《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜　猛（ねぎ　たけし）です」♪》
「”関係性”の時代に自分とどう向き合うか？」　－21－

「関係性」を語ると、
多く耳にするのが、
相手のことを考えてとか、
相手の立場になってとかいう言葉だが、
よくよく考えれば、
そんなことは自分が体験したことでなければほとんど無理。

日頃、
他人からモノを頼まれると嫌といえない人。
こういう人には、
多くの人がつまらぬことを振ってくる。
『悪いけどさぁ～あそこの〇〇片づけといてくれない？』
『悪いけど・・・今度の忘年会幹事やってくれる？』
『悪いけど・・・今度の組合のゴルフコンペお前行ってくれよ』
こうやって、
なんでもかんでも、
チョッとしたことはその人のところに振る。
そして、
突如、
その人が、
『もぅ～！いい加減にしてください！』と爆発すると、
『日ごろ大人しい奴はキレると凄いねぇ～』などと
茶化す愚か者もいるぐらいだが、
元をただせば、
その原因を作ったのは周囲の人達。
いうなら、
そんなキレて暴発的に噴火したような怒りの噴煙を、
甘んじて受けるべきといえる。

そして、
こういうことが起こると、
『もう少しあいつのことも考えてやろうよ！』と、
それが思いやりのように勘違いする、
”関係性表面オタク”のような人間が言い出す。

でも、
「本質」は全く別のところに在る。

それは、
各自が、
”自分のやれることは自分でやる！”を守ること。
片付けも、
『片づけなきゃいけない！』と思った人間が、
忘年会の幹事は交代でやって、
仕事上のゴルフコンペは、
そこに参加する人達と
一番接することの多い人間が参加すればよい。
都合で叶わぬなら欠席にすれば良いだけのこと。

加えてもう一つ上げるなら、
その”嫌といえない人”は、
嫌なことは『嫌です！』と、
予定がある時は『予定がある！』と、
いうことでしか、
マグマをため込んで
爆発的に噴火するような自分になるまで
自分を追い込んでしまう状況を防ぐことはできない。

「関係性」の目線の本質は、
相手ではなく、
常に自分であるということ。

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜　猛（ねぎ　たけし）です」♪》
「職場を100倍楽しくするには？」　－100－

皆さん新年明けましておめでとうございます。
また、年を挟んで長い期間このシリーズを読んでいただき
ありがとうございました。
この期間、
受講生はじめ188件のメールやメッセージを頂戴し、
私自身大きな励みになりました。

人が抱える”悩み”の99％は人間関係。
モノが溢れ、
情報が溢れかえる世の中で、
ますます、
この人間関係が「個」の基準に落とされ、
多くの人々のとらえ方が様変わりしている。
30年前なら、
有名学校に入れて、
一部上場企業に入れば、
幸せの切符を手にしたような錯覚を得られたかもしれないけど、
今の時代は、
そうしたモノやスペックには
価値が全くというほど無くなっている。
なによりも「個」の価値が問われる時代。
それも、
表面的なモノではなく、
それぞれの奥底に眠る”自我”と向き合い。
自分の欠点も、
それを変えようとするのではなく、
それを”自覚”することでしか前には進めない。
夫婦間が上手くいかないから、
職場で人間関係に悩んでいるから、
商売が上手くいかないから・・・。
でも、
そんな状態を変えようとするのではなく、
まず、
自分自身をしっかりと見つめ向き合うこと。
どんなセミナーに出たから、
どんな本と出逢ったからといって、
それまで悪かった夫婦間が上手くいくようになったり、
職場の人間関係が上手くいくようになることなど無い。
そんなコメントを、
受講者の声とかいって紹介しているところは、
まぎれもなくニセモノだ！。

小手先で、
誰かのように明るくなろう！
誰かの真似をして、
やる気のあるところを見せよう！
そんなことをする必要などどこにも無い。
いつもいっているけど、
”あなたは貴方”。
これで十分。

今日の初詣では、
決してこんな願い事を口にしないように！
『今年こそは変われますように！』
『今年こそは仕事が上手くいきますように！』
『今年こそは楽しい年になりますように！』

《初詣！己の願い語るべからず‼》

こんな意志気（意識）で
新しい2017年をスタートされてください。

明日からの新しいテーマは、
今回のシリーズをさらに掘り下げて、
「”関係性”の時代に自分とどう向き合うか？」
お楽しみに！

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜　猛（ねぎ　たけし）です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう！」　－34－

”悩み”を抱いている人にはこういうタイプの人もいる。
「事実を知るのが怖いからその代用品のように”悩み”を抱える」

数回前のブログでお話ししたけど、
好きな彼女ができて、
ぜひ交際して欲しい。
でも、
『デートに誘っても断られるのではないか？』
『自分の告白など聞いてくれはしないかも？』
つまり、
その結果を知るのが怖いから何も行動に移せない。
行動に移せないから、
もじもじしながら、
『どうしよう？どうしよう？』と”悩み”だす。

こういうことはビジネスの世界でも多くある。
上司にお伺いを立てなければならない案件とか、
許可を頂かないと動けない案件とか、
報告書一つをとってみてもそうだ。
『こんな報告書で大丈夫かな？』
こんなことが頭に在って書き上げる報告書というのは、
大方、
感想文のようになっていて、
当たり障りのないことが書かれている。

”悩み”を解決するのは、
やっぱり行動するしかない。
行動して、
その結果が間違っていたなら、
代案を考えて、
またすぐさま行動することだ。
そんな状況下では”悩んでいる”暇など全く無い。
これが「無我夢中」ということ。
楽しさというのはこういう状況下でしか生み出せない。

つまり、
気になることを先送りにすれば、
自分で自分の首を絞めていくことになるだけ。
でも、
なかなかそれをやらない。
それは、
「覚悟」が成されていないから。
偏にこれに尽きる。

なんでも一歩前に踏み出してみることである。
道の存在しないところでも、
踏み出せば、
その一足が道になっていく。

いつも言っていますけど、
「結果」と強い因果関係にあるのは”行動”だけ！