《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「目の前の出来事の”受け止め方のコツ”を身に付けろ」 ー13-
「考える」作業の中で、
自分の意識の中に”他人”を意識しだすと、
私達は全ての行動が”演技”になっていく。
これは「考える」ということだけに限らず、
毎日の仕事をする上でも、
サービス業などでお客様をお迎えする接客でも同じだ。
「会社に貢献しよう」とか、
「お客様に喜んでいただくために」、
「誰かの役に立つように」
こういう意識は全て、
意識の中に”他人”が入り込んでいるから。
自分以外の人を思いやることは大切なことだが、
こういう意識はそれとは全く違う、
単なる「自我」でしかなくなっていく。
アイディアを出すことが向き合っている作業の”目的”なのに、
『こんなアイディア出したら笑われる』
『こんなんじゃ〇〇のアイディアに負ける』
『これならみんなのアイディアより評価される』
いつの間にか、
周囲の人から称賛され、
ライバルよりも勝ることが”目的”へと、
変わっていくことに気付けない。
そうすると、
まず「思考停止」が始まりだし、
表現することの中に、
それらしく見せようとする作為が生まれたり、
さらには嘘まで出さなくてはならないようになる。
「思考力」を高めるには、
”優れたアイディア”を出すより「純粋なアイディア」を出す。
このことも忘れてはならない。