第3,390号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-43-

 

健康を維持するために、
私達の身体にはさまざまな防衛機能が備わっている。
免疫系による監視と制御の機能が効いているから、
まず直ぐに倒れたりすることは少ない。
この免疫系には、
潜在的に生まれた時から備わっているものと、
成長と共に、
後から身についてくるものとの2種類があるそうだ。
後から身につく免疫力とは、
一度、
異物に侵入された後、
はじめて身体がそれを異物と認識するもので、
麻疹やオタフク風邪など、
一度免疫細胞が敵を覚えると、
その後は一生その敵から身体を守り続けてくれる。
予防注射などはそれを活用したものだろう。

これを人生で例えるなら、
何事も経験して、
最初は自分の描く思い通りにならず、
『なんであいつに出来て、俺にはできないんだぁ~』と、
酷く落ち込んだ時というのは、
はじめての敵に侵入された時のようなものだ。
その時に、
その経験した”失敗”という現象を、
のちに活かせるか活かせないか?
これは私達の「心の免疫力」の問題。
この「心の免疫力」というのが、
私のセミナーでよく使っている
意志力(新たな行動を生み出す”意志気(意識)”を支える力)」である。

この「心の免疫力」を高めるには、
目の前の”やれること”を愚直に取組んでいく以外に道はない。
結果だけを先に望んで、
目には見えない”目的意識”を強めるのではなく、
今目の前にある見えることに集中する。
そう!
突然目の前に現れた猛獣に挑むように!

第3,389号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-42-

 

自然界では弱肉強食という食循環がある。
大昔は、
私達もその中に組み込まれていた。
もし猛獣と出っくわしたら、
静かに息をひそめやり過ごすか?
一目散に逃げるか?
命がけで闘うかしかなかった。
こういう時はおそらく(経験がないので)、
ものすごい恐怖感に包まれ、
アドレナリンが異常分泌され、
心臓の鼓動が早まり、
静かに止まっていることなど困難な状態かもしれない。
それが闘うという状況を迎えた時の準備のようなものだから。
そして、
肉体が傷つけられると、
キラー細胞がこれまた活発に動き出してくれる。

猛獣と出会うことはなくなったが、
私達の人生では、
悲しみや喜び、
特に悲しみは突然やってくることが多くある。
その時、
私達の身体はこの大昔と同じ反応をする。
恐怖も含め、
悲しみや喜びなど感情の大きな起伏は、
直ぐに肉体に反応を呼び、ナチュラル・キラー細胞が活動する。
楽しい時や心躍ることに出逢ったら、
大きな声を出して笑おう。
悲しみは我慢せずに声を出して泣けばよい。
でも悲しみだけは、
それをいつまでも背負っていてはダメだ。
心臓や免疫系への負担となっていく。

第3,388号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-41-

 

身体の免疫力を高めるにはいろいろな方法があるが、
私が医師である友人から教えられたことは、
よく笑うこと”だという。
彼とゴルフをすると、
18ホールほとんど笑いっぱなしのラウンドになる。
まっ、
私の場合は彼だけに限ったことではないが(笑。
この”笑い”だが、
ニヤニヤ、フフフとか、
無理にな笑いは効果がない。
瞬間的というか、
反射的に『わっははは!』と出る”笑い”に限られるという。
これもよくチームワークの本などに書かれているが、
「自分が元気に明るく笑うと周囲も元気に明るくなる!」などと
考えながら出す笑いも効果は全くないそうだ。

チョッと難しい話になるが、
自然免疫の主要因子として働く細胞障害性リンパ球の一種で、
ナチュラル・キラー細胞」というのがあるらしい。
潰瘍細胞やウィルス感染細胞の拒絶に
重要な役割を持つものらしいく、
癌細胞を破壊する役割も持っているという。
いわば免疫力を高める最高精鋭部隊のようなものだ。
友人がいうには、
私達の「喜怒哀楽」という感情。
中でも”笑う”という行動は、
このナチュラル・キラー細胞を増加させ
効率よく機能させるらしい。
それは私達自身が自然界で生きる生命体の一つだから。
怪我をすれば白血球が増え、
バイ菌の侵入を阻止するように、
私達の身体のメカニズムは、
私達を活かすように創られている。

だから、
自分から命を絶つようなことを考えたり、
行動をしたりすることは、
その「大原理原則」に真っ向から反した行いといえる。
私達は前に進むように創られている以上、
立ち止まったり、
あまつさえ、
自らそれを遮るようなことは絶対にあってはならない。

第3,387号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-40-

 

」を良い状態に保つためには、
生活のリズムを”自然”のリズムに合わせ、
流れるように適度に動き、
適度に休んで、
身体の中に「」が滞らないようにすること。
これはあまり難しく考える必要はない。
要は、
自分の感情の赴くままに、
飲食の不摂生や性生活の乱れを起こすと、
私達の「」の流れは悪くなっていき、
五臓六腑に悪影響をもたらす。
苛立つ「」は肝機能を脅かし、
クヨクヨと過去のことなどをいつまでも引きずっていると、
脾臓に悪影響を及ぼし、
悲しみを背負いすぎると肺への悪影響が出るといわれる。
いつも言っている「心身一如」そのままということ。
これは生きていくうえで忘れてはならない「大原理原則」。

私達は”感情の動物”といわれるがゆえに、
どうしても物事の判断を「感情基準」で選択しがちになる。
この使い方を間違えないことだ。
特に相手があることなどは、
感情基準」で向き合うと、
相手にもまた「感情基準」があるので、
間違いなく摩擦が起きることになる。
だから、
大切なことは”いつも自分目線”の「自分軸」を忘れないこと。
「他人様に喜んでもらおう!」と、
他人様の目の色や出方を気にするのではなく、
自分自身の機嫌をコントロールして、
いつも上機嫌で前に進んだ方が良い。
この世に生命体として活動するものは、
そのすべてが”自分の為に”しか動くことはしない。
それはこの地球を見れば判る。
人間が海を埋めつくし、
山林を切り刻んで、
人間の都合の良いように地球を勝手に変えてしまっている。
だから、
地球は自分の体調を維持するために、
大きな自信を起こしたり、
人間からすると異常といわれる温度調節をしながら、
自らの命を保っている。
この生命の根底に在る「原理原則」こそ、

私達にその「在り方」の有無を、
さまざまな”出来事現象)”を示して、
教えてくれているような気がしてならない。

第3,386号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-39-

 

古代中国、
あの三国志の頃、
それぞれに大義を打ち立て、
広大な土地の奪い合いを続け、
皇帝といわれるような人達は、
毎日がストレスの連続だったと想像できる。
のんきに風邪などひいて寝込んでいたら、
いつどこから敵に攻め込まれるか判らない毎日。
だから、
“御典医”と呼ばれる当時の医者の仕事は、
皇帝の病を治すことではなく、
皇帝を病にかからせないようにすることだったらしい。
そのため、
生活のリズムを整え、
食事そのものも、
健康をもたらすよう熟慮されていたという。
中国医学の中には”未病”というとらえ方がある。
熱が出たり、
頭痛がしたりといった症状はないが、
どこか身体がだるく、
やる「」が起きてこない。
病にはなってはいないが、
なんとなくおかしいという状態をいうそうだが、
ほとんどの病の元凶がこの”未病”にあるという。
つまりは、
心と身体”のバランスが崩れた状態。
いつも言っている「心身一如(しんしんいちにょ)」の状態が保てなくなりつつある時。

こんな時の対処法もまた、
無理をせずやれることだけをやる」これに限る。

第3,385号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-38-

 

今日はチョッと難しいお話。
どなたの医学書だったか?
西洋医学と東洋医学の違いを分かりやすく解説した本があった。
西洋医学は糖尿病なら糖尿病専門の治療をと、
それぞれの病に合わせて細かい治療が行われるという。
対して東洋医学は私達の肉体を一つの”小宇宙”ととらえ、
患者の症状の原因を総合的に見極め治療が施される。
これは私がいつもセミナーでもお話しさせていただくことだが、
この大宇宙の”自然”と、
小宇宙”といわれる私達は相互に密接な関係を持っている。
自然の中で風が吹き、
川が流れ、
太陽が昇って沈むという一連の状況は、
大宇宙の中に存在する何兆個といわれる
エネルギー分子)」によって起こされている。
私達の肉体の中というより、
私達の命そのものがこの「」によって保たれている。
そしてこの「」が、
私達の”心と身体”の両方に影響を与えながら、
そのバランスを保っている。
この「」。
特に、
3歳児ころから蓄積されてきた「潜在意識」というものは、
現在の自分自身の
意志」の中に非常に大きな影響を与えている。
だから、
人生や仕事における”悩み”と感じるようなものは、
目の前のその”出来事(現象)”をどうにかしようとしも、
その場しのぎの一時的な対応にしかならない。
しっかりと、
自分の「潜在意識」と向き合うところからでないと、
自分自身の未来に、
バランスの取れた”心と身体”をつなぐことは難しくなる。
企業難度の人材育成で、
その時は一時的に改善されるんだけど、
直ぐに元に戻ってしまうなどというのは、
この「潜在意識」と向き合えていないから。

第3,384号・ブログ

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「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-37-

 

友人の医師も言っていたが、
『入院患者でも”治す”という意識の患者と、
治るのかなぁ~?”の患者では
治る確率は圧倒的に前者が高い』と。
これは間違いないだろう。
でも何もやらずに、
『治すぞ!治すぞ!』と呪文のように唱えるだけではダメだ。
私は今まで、
インフルエンザに一度しかかかったことがない。
もちろん、
いつもその時期になると、
うがいや手洗いはこまめに行うが、
そんな時に、
セミナーや講演の仕事が入ると、
無意識に、
『これが終わるまでは絶対に寝込まない!』と、
自分自身の心に言い聞かせるというか、
そう無意識に思っている間は菌も向こうからはやってこない。
”無意識に”というのは、
それだけ目の前のことに夢中になっているから、
予防の意識などは入る隙間が無いということ。
でも昨年・・・、
2日間のセミナーが終わって
ホッとしたその夜の懇親会の席でおかしくなり、
インフルちゃんと初対面。
4日間寝込んでしまった。
仕事でもスポーツでもなんでもそうだが、
こちらが”無我夢中”で取組んでいる時は、
自分の身体の中の免疫系も一緒になって、
無我夢中に活動してくれているのだろう。
いっておくが、
これは精神論のお話ではない。
いくら免疫力を高めて、
『治すぞ!」と、
強く意識しただけでどんな病も治せるということではない。

結局は、
自分の与えられた条件の中で、
必要な治療を受けながら、
自分自身が”やれることをしっかりとやらなければならない
精神論では病は直せない。

第3,383号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-36-

 

いくら免疫力を高めるからと”無茶無理”はダメだ。
私もあわや切断という大手術をした後、
『手術は先生しかやれないがここから先は俺自身で治す!』と、
強い意志をもって、
術後のリハビリに励んだことがあるが、
絶対に”無茶無理”はしなかった。
7階の病室から1階のロビーまで、
毎日毎日、
松葉づえを使って降りては上がり、
降りては上りを繰り返したが、
7階から1階まで一気に行けるようになるには10日もかかった。
免疫力が低下し始めるのは、
目の前の状況が、
自分ではどうすることもできないと感じた時ではなく、
『もはやここまでだ!』とさじを投げた時に起こり始める。
『一気に1階までは無理だけど今日はすぐ下の6階まで!』
自分に”今やれること”をしっかりと把握して向き合えば、
免疫力が低下することはない。

この交通事故の怪我だけではなく、
『あぁ~もうダメかなぁ~』と感じるようなことは未だにある。
でもこの長い入院生活は、
私に次のことを気付かせてくれた。
①.焦らないこと。
②.人はやれることしかやれないということ。
③.何事も”Ⅴ字回復”などという現象は存在しないということ。
④.”やった分”しか手には入らないということ。

この4つのことは、
その後、
私から”執着”という厄介なものを剥ぎ取ってくれた気がする。
茶・無理”は前向きとかポジティブとは違う。
無理無茶”は不要な執着”を生んでくる。

第3,382号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-35-

 

未来に夢や希望を持つと前向きになれるという人が良くいるが、
私はどうもそういう考え方は
どこか”後ろ向き”な感じがしてならない。
先のことなどどうなるか?
誰にも判らないこと。
夢や希望を持つている人が”前向き”なのではなく、
次に来る日のために、
今目の前の”やれることをしっかりとやっている人”。
もっというなら、
前向きな人”というのは、
自分の目の前のことをいつもしっかりと受けとめ、
自分が”やれること”を愚直に取組んでいる。
心の免疫力が強い人というのは、
いつも自分自身を見つめながら生きている。
自分の強さも、
自分の弱さも、
自分の良さも悪さも・・・・。
だから自らを「自覚」することが可能になる。
これは車の運転と同じだ。
乗っている車の良いところ悪いところを「自覚」している人は、
その車に適した走り方しかしない。
遠い先を目指して、
『ぶっ飛ばしていけば・・・・』と、
5時間かかるところを、
『諦めなければ必ず行ける!』などと、
3時間で行こうとするような無茶はしない。
こういうのは「前に進む」とはいわない。

第3,381号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生は進む以外に道はない!後戻りはできない!」-34-

 

この世の中の”生き物”のメカニズムは本当によくできている。
人間だってそうだ。
骨が折れても2カ月もすればくっつき、
目の中にゴミが入れば涙が流してくれて、
暑ければ自然に汗が噴き出してきて蒸発し、
皮膚の温度を下げてくれる。
生きているものが、
その命を脅かすさまざまなものから、
自分を守るために生まれた時から誰にでも備わっている力。
これが「自己治癒力」といわれるものだ。
この「自己治癒力」がどのように私達を守ってくれているのか、
多くの人はそれが当たり前と思っているから、
健康な時にはなかなか気づけない。
その上、
目の前の”現象”さえ解決すれば良いと思い込んでいる人は、
ついつい即効性のある薬やサプリメントなどに頼りがちになる。
私の友人で大学病院の医者をやっているのがいるが、
彼の話によると、
現代に医学で自信をもって治せる病は2~30%程度だそうだ。
残りの7~80%の病は、
治ったり治らなかったり、
「よく解らないうちに治ってしまったり」というのが
現実だという。
それだけ、
私達一人ひとりの「の持ち方が、
生まれ持って備えている
自己治癒力」を左右しているのだろう。
この力を高めていくには、
怒らず恐れず悲しまず”。
目の前の”出来事(現象)”に振り回されるず、
心静かに進むことだが、
それに必要なのが、
無理はせずやれることだけを愚直に懸命に取組む
この姿勢しかない。
ところが多くの人は、
やれること”もせずに、
やりたいこと」に心が奪われ、
さらにはその結果だけを早く求めようと右往左往する。
それがどれだけ自分の「」を痛め、
自己治癒力」を低下させているかも気付かずに・・・・。
頑張ること、
無理してでもやることが前向きな姿勢だと勘違いしていると、
人生は前には進めない。