第3,688号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”自分らしく”仕事に向き合う方法!」   -7-

 

自分らしさ”を活かしながら働きたいと思っている人の多くは、
自分が一番高いパフォーマンスを発揮できる場所や、
貢献できるところで働くことを望んでいることが多いが、
実は、
そういった場所が必ずしも、
自分にとって心地よい場所であるとは限らない。
むしろ、
他の人と違って見える自分は、
どこかに違和感を感じることの方が多くあるだろう。
それは、
紛れもなく自分の存在が他の人より際立っているということだ。

たとえばトレーニングなど、
部下や後輩への指導を見ているとよく判るが、
『どうも自分は人を育てるのが苦手で・・・』というような人の方が、
実は人を育てるのには適している。
なぜかというと、
『人を育てるのが得です!』というような人は、
その目的が、
人を育てることより、
自分自身が教えることの方が目的になることが多くあるから。
いわゆる”教え魔”といわれるようなタイプが多い。
何度も何度も細かなところまで繰り返し指摘され、
指導を受ける側からすると少しウザったい気がしてくる。
ところが”苦手”という人の多くは、
自分が苦手と思い込んでいる時間から
早く解放されたいという意識が強まるから、
教えも端的でポイントを押さえたところだけに集中してくる。

それに何よりもこの「原理原則」を知っている。
それは・・・”他人と過去は変えられない!”
変えられない他人”を、
無理やり「育てる」という名目で変えようとしていないから。

「人を育てるのは苦手です」という人にとって、
部下や新人への指導役は違和感がぬぐい切れず、
自分自身では不本意な仕事と思い込んでしまうところがあるが、
周囲から見ると、
とても効率よくその役割を果たしていると見える。

自分らしさ”を表す場というのは、
実は、
自分自身が、
得意と思い込んでいる場とは限らないのかもしれない。

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