《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生も仕事も全ては”意志力”がカバーする!」 -111-
会社生活をしていると、
自分の予定はおかまいなしで、
さまざまな作業が入り込んでくる。
特に新人の頃は、
そうした環境からは抜け出しにくい。
例えば、
単純な作業を指示されたとしたら、
その作業が終わらないうちに、
次はPCのデータチェックをしなさいとか、
『これを先にやってくれ!』などといわれようものなら、
今の今まで取組んでいた単純作業を中断して、
今度は細かな数字を追いかける、
いわば頭脳作業”に移らなくてはならなくなる。
こうなると、
人間の”脳”のギアチェンジが遅れ、
生産性を著しく低下させることになる。
組織の管理職は、
こういうことをしっかりと認識しておかないと、
単純に、
部下の作業消化量だけで生産性を判断し、
部下そのものの評価を下してしまうようなことになる。
単純作業と頭脳作業には、
それを取組むたびに、
頭(脳)の切り替えを行わなければならない。
これは頭が疲れ、効率は下がる。
頭脳作業をしている時に、
単純作業に動員されたりすると、
それまでの発想が中断され集中力を欠く。
中断されるたびに思考が最初に戻るから、
時間をかけた割には作業が進まなくなる。
これから新入社員を向かい入れる立場の人は、
こうしたことも考えながら、
受入れ準備をしていくことが望ましいし、
マネージメントに携わる立場の人は、
指示の出し方、
作業の振り分け方などにも
こういうことを考えて取組むべきである。
”単純作業と頭脳作業は区分して担当させる”
”繰り返しの多い単純作業はまとめて行う”
これが”脳”をバランスよく活用する
一つの知恵といわれている。