第1,904号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-29-

 

先月、
京都に行った時、
知り合いが、
『友人がやっている焼肉屋があるんだけど・・・』
なかなか上品な店構えで、
扱っているお肉も質の良いもの。

ランチが済んで、
その店のオーナーである、
Y氏も加わってコーヒーを飲んでいると、
『最近、女性のお客様が減ってしまって・・・
何か良いアイディアはありませんかね?』
話の流れでこんな展開に。
そんなこといわれても、
いい加減なことは言えないし・・・。

でも、
ある焼肉店で女性に非常に好評な
”焼肉のタレ”の話をさせていただいた。
(中身はチョッとご勘弁を!)

Y氏は、
『早速、やってみます!』

それから、
1カ月後・・・・。

Yさんからメールが来て、
『有難うございました。
女性客が前月比の倍になりました。
それと、ご年配の方がにも好評でリピートにもつながりました』という嬉しい知らせが。

Y氏がいうのは、
お客様から、
『こういうのが欲しかったんだよなぁ~。
焼肉のタレといえば、甘いか?辛いか?塩か?レモンだもんね。
あぁいうのは飽きちゃうよね。
でもこれならな身体にも良いし!』

こんな言葉を多く寄せられたそうです。

でも、
私はチョッと不思議に思った。
『こういうの欲しかった!』というお客様の言葉。
お客様は
こういうのを欲しがっていたというけど、
まだ全国で1~2件しかやっていないはず。
専門家でもない人が、
『どんな”タレ”がご希望ですか?』と聞かれて、
その全国で1~2件しか導入されていない”タレ”を
言い当てられるはずがないと思うから。

正確に言うなら、
この店で、
”自分が欲していた”ものに気付いただけ。

Yさん・・・今までは、
お客様のニーズを探し求め、
アンケートを取ったり、
いろいろされたそうである。

これだけ”モノ”があふれた世の中の人達は、
その86%以上の人達が、
『今は差し迫って欲しい”モノ”は無い!』と応える。
でも本当は、
無いのではなく、
ここのお客様のように気付いていないだけ。

今の消費経済の「本質」って
こういうところにあるのではないだろうか?

だから、
今までの常識や”思い込み”を捨てることが大切。

我が家でも、
焼肉やる時はいつもこの”タレ”。
飽きないし、
私のような年齢でも、
どんどんいける(笑。

 

 

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