第2,935号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「この春、社会人となった君に贈るメッセージ」 -55ー

 

昨日のブログでお話しした「三毒」というのは、
仏教における教えの中で、

私達が克服していかなければならないこととされている、
”妬み”、”怒り”、”悲しみ(愚痴)”の3つの煩悩を指している。
この3つは、
私達が生まれ持ったもの。
自分に仕事が無くて、
他人がたくさん仕事が来ていることを知ると羨ましくなり。
部下がいくら指導をしても、
遅刻一つ改善しないでいると怒りを感じ。
上司がワンマンで、
部下の自分の話を聴いてもくれないようだと、
悲しくなって、
ついつい誰かに愚痴りたくなる。
これは私達人間のあたり前の感情。
お釈迦様は、
この3つを克服することが、
人生における”幸せの本質”と教えている。
妬みや怒り愚痴の言葉も周囲の人は聴きたくない。
聴いている方まで愚痴りたくなるから。
特に陰口は、
本人の耳に入った時は、
それが事実であれ相手を傷つけてしまうこともある。
そして時には、
そんな相手が自分自身の敵となり、
逆に根も葉もないことを言いふらし、
邪魔をしようとすることだってあり得る。

それを踏まえたうえであえて言うが、
新入社員の内は、
この「三毒」を無理に抑え込んでしまうことも考えもの。
なぜなら、
それは”負の感情”に違いはないけど、
自分自身を奮い立たせて、
”我慢”と「忍辱」の違いをしっかりと教えてくれることもある。
あくまでもこれは私の個人的な意見だが、
新入社員の頃(入社1~2年)は、
理不尽だと思ったら怒ればいい。
悲しいことがあったら涙して、
心置ける仲間に愚痴っても構わない。
「羨ましいなぁ~」と感じるような人がいたら、
負けずと目指せばいい。

そうやってどんどんと「三毒」に侵されていけば、
いずれ自分自身が、
深く傷つくことを知り、
辛い気持ちに苛まれる時を迎えるだろう。
そして、
そのことが、
自分自身の成長に心底役立ってくる時がその後にやってくる。

明日のブログでは、
そんな人間関係を上手くやる方法を
いくつか具体的にお話ししよう。

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