《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”ホスピタリティの本質”はここに在る!」 -2-
このシリーズでは、
「ホスピタリティ」の持つ本来の意味や、
いったいどういうところ(場面)で、
この「ホスピタリティ」が必要なのかなど、
具体的に人材教育や、
トレーニングの参考になるようなことをお届けします。
「ホスピタリティ」とは何ですか?
こう質問をすると、
昨年の講演でも多く返ってきた言葉が、
”真心のこもったもてなし(サービス)”という言葉だったが、
そもそも、
「ホスピタリティ」と「サービス」は、
実は似て非なるものであり、
その違いはその語源を知ると分かりやすい。
《コトバ解説「サービス」と「ホスピタリティー」の違い》という毎日新聞の記事を参考に見ると、
サービスの語源は、
ラテン語の「servus」でこれは「奴隷」という意味。
奴隷には当然ながらご主人様がいて、
ご主人様と奴隷との間には主従関係がある。
言い換えるなら、
お客様(ご主人様)が求めることを的確に遂行すること、
ご主人様のご要望に応え、
間違いなくトラブルなく、
それに関わる作業をこなすことを「サービス」と呼ぶ。
こういうところから、
以前は、
”お客様は神様です!”などという言葉も生まれたと思われる。
対して「ホスピタリティ」の語源は、
「すぐれた客人歓待を具現する者」という意味のラテン語で、「Hospes」という言葉からきている、
もっとさかのぼると、
「Hostis=よそ者」を意味するラテン語に行き着くが、
大昔のローマ時代と言えば、
同じところに暮らすのローマ人以外は、
敵にも客にも成り得る”よそ者”だったのであろう。
その”よそ者”との「関係性」をどう築いていくべきか?
そんな環境が生み出したのが、
「ホスピタリティ」という言葉に残っているのかもしれない。
それが現代では、
「ホスピタリティ=歓待の精神」という意味でつかわれるようになったと考えられる。
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