第2,947号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「この春、社会人となった君に贈るメッセージ」 -67ー

 

私がサラリーマンの頃は、
プライベートなことを職場に持ち込むなと教えられた。
でも、
私はそれは間違いだと若い頃から思っていた。
会社組織の一人ひとりが、
違ったそれぞれのコミュニティーに生活し、
さまざまな個人事情を抱えている。
親御さんを介護しなくてはならない人。
お子さんを育てながら働かなくてはならない人。
そういう環境に甘えて良いということではない。
ただ、
そういう自分とは違った環境の人達が共に、
同じ”目的”に向かって働いているわけだから、
まずは、
お互いがそれを理解し合うことが大切なことであり、
それが、
働く上での”標識(目標)”の第一歩になるような気がしていた。

富士山の山頂をみんなで目指している時、
途中で足を痛めた仲間に、
『なにタラタラ歩いてんだよぉ~。
そんなことじゃ、いつまで経っても頂に立てやしないぞ!』
こう口に出して、
みんなで”目的達成”のために必死になることを伝えることが良いのか?
いろいろ意見はあるかもしれないが、
足を痛めて引き釣りながら歩く仲間がいたら、
まずは、
先に進むことより、
その仲間の手当てをしてやることの方が、
長い目で見ても大切な気がする。

ビジネスの世界は”目標数値”というものが必ず掲げられるが、
決して、
それを達成することが「最終目的」ではないということ。
昨日のブログでもお話ししたが、
「目的」に向かう”標識(目標)”は絶対的に必要なもの。
「目的」の前には、
必ず”標識(目標)”が設定されている。

言い換えるなら、
ビジネス組織の中で働く私達は、
その組織の一員ではあるが、
その前に人間であるということ。
この大切な”標識(目標)”を見誤ると、
組織の一員として、
追い求める「目的」は
どんどんと遠のいてい苦だけのような気がしてならない。

「”目的”を達成するには”目的”を捨てろ!」とは
こういうことかな?
これも”信頼”を手にする上で忘れてはならないことだろう。

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