第2,942号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「この春、社会人となった君に贈るメッセージ」 -62ー

 

思い出しました。
小布施町の町おこしの立役者は、
”セーラ・マリ・カミングさん”
現在は株式会社・小布施堂の取締役をはじめ、
数社の役員や代表を務めている。

彼女の意志力と行動力の凄さはまだ続く。
北斎国際会議を信州の片田舎で開催した後も、
長野冬季オリンピックの時には、
アン王女と英国選手団の民間特命大使”を務め、
選手団のお土産として、
五輪カラーの蛇の目傘150本を3カ月以内に作ろうと決意。
30社以上の傘メーカーに断られながらも粘り腰で交渉。
ついに、京都の傘屋さんを説得し間に合わせた。

たった一人のアメリカ女性。
それも一人旅でフラッとやってきた田舎町を、
今では信州を代表する観光地にまで活性化してしまった。

ここで注目してほしいのは、
彼女の意志力と行動力の素晴らしさもそうだが、
それでも彼女一人で成し得たことではない。
何よりも、
街の人達の彼女を信じる想いと協力があったからだが、
なぜ?
彼女は町の人々の信頼と協力を得られたのだろうか?
私は彼女の話を一度だけ聞いたことがある。
言葉では言い表しがたいが、
なんとも不思議な魅力のある女性だった。
表面的にも明るく笑顔の絶えない方だったが、
そんな表面的なことよりもなによりも、
それは彼女の人としての「在り方」というか、
目の前のことに懸命に取組む姿。
失敗を恐れずに信念を貫く姿。
熱く真剣に語る姿。
そんな姿が、
周囲の多くの人の心をも動かしたような気がする。

ひたむきな姿に、
周囲の人をも巻き込むような”影響”という力の働き。
「リーダーシップの本質」って、
そんなところに在るような気がした。

上司や先輩の愚痴をいいたくなったら、
自分を売り込む前に、
自分の言い分を語る前に、
自分の足元を見据えて、
『自分は本気で自分の仕事に向き合っているのか?』
少しだけでいいから、自問してみてほしい。

「”仕事”とは我に仕え、我が成すことに事える」
仕事をするということは、
会社やお客様に”仕える”ことを意味しているのではなく、
自分自身に仕えるということを示している。

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