第2,883号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「この春、社会人になった君に贈るメッセージ」 -4-

 

”生活人生”を「生存人生」に変える。
私が就職したのはもう49年前のこと。
世の中は高度成長期の中にあって、
就職先はいくらでもあった。
でも、
進学して大学で野球をやりたかった私には、
”就職”というのは好まざる道だったといえる。
高校の先生の紹介で、
ろくな採用試験も無く、
都内のK百貨店に入社。
配属先も、
賑やかな売場ではなく人事部という、
あの頃の私には何をやる部署かすら解らない。
地味で暗いイメージの部署で同期は誰一人いない
たった一人だけの部署。
仕事といえば、
来る日も来る日も、
電話番と、
販売員研修の会場設営の雑用ばかり。
同期で入社して、
華やかな売場に配属された仲間を見ていると
羨ましくて仕方がなかった。

でもある時、
チョッとしたことで仕事の取組み方が大きく変わった。
来る日も来る日も電話番をしていた頃。
まだ連絡メモのフォーマットなども無くて、
誰もがそこいらにある紙切れに、
いつ、誰から、どんな用件で・・・を書き留めて、
その人の杖の上にセロテープで貼っていた。
私も同じようにやっていたが、
ある時、
『日付も時間も数字だけ入れるようにすればよいのになぁ~』
こんな小さな”不満”が、
勝手に手作りの”電話伝言メモ”をつらせた。
そんなことは仕事と思っている人はほとんどいないから、
私ぐらいしか考えない。
そしてそのメモ用紙はホチキスでとめて、
いつも持ち歩いていた。
ある時、
秘書課に届け物をした時、
秘書室長の机の上の電話が鳴って、
『禰宜君出て!』と、
美しい秘書課の女性に言われて電話を受けた。
もちろん、
自作のメモ用紙を使って、
室長の電話の受話器の部分にテープで貼っておいた。
そのことが数日後、
とんでもない状況を招くことになる。

続きは明日。

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