第2,236号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「”関係性”の時代に自分とどう向き合うか?」 -20-

 

今日は年齢差のある人との「関係性」。

『歳をとりはじめてきたなぁ~・・・』と感ずる年齢になると、
若い人の話がスムースに入ってこないというか?
入れようとしない人がいる。
礼儀礼節も知らない、
自分勝手な行動をしている輩は別として、
歳をとってくると、
若い人と話をする時、
どこかに、
『目上である自分の意見は絶対正しい!』という
固定概念のようなものが染みついているのだろう。
こういう人は、
年齢と共に、
人間関係の幅が必然的に狭められてくる。
行動が伴わないで、
『自分はいろいろな本を読んで勉強しているから!』と、
生意気な”屁理屈”をこねる輩もいるが、
”若い奴らは!”で一纏めにしてしまうのは大間違い。
口の利き方も知らない無作法が重なれば腹も立つ。
私達のような先生と呼ばれる仕事もそうだ。
『先生!』と呼ばれるから、
なんとなく自分が上にいるような勘違いが生まれる。
権威意識が高いから、
相手をどこかで見下してしまう。
礼儀・礼節を知らない若者がいたら、
『コノヤロー!誰に向かって口きいたんだぁ~!』と
やったら終わりだ。
『話の内容はともかく、
人に自分の意見を伝えたかったら、
もう少し言葉を選んで使ったらどうかな?』
このぐらいは言ってもよい。
考えれば、
自分も若い頃は敬語こそ使ってはいたものの、
先輩方からみたら生意気この上なかった思い出が多数ある。
こういうことを振り返れる人ならやれるはず。
やさしさだからとか、
懐深くしてとか、
全面的に聞いてやる必要もない。
そんなことをしたら、
おだてやお世辞のように、
『目先で自分を立ててくれる方が良いや!』と思い込むような
愚かさだけが身についてしまうから。
そして、
そういう人間は本心から心配してくれている助言や苦言に
耳を傾けないドン・キホーテになってしまう。

若い人との「関係性」は、
わが子や末の弟妹のごとく熱意を持って、時に厳しく接することだ。

 

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