《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！》
「”IQ“よりも”EQ“の時代！　”感情”に強くなろう！」　－36－

これまでお話ししたように、
「EQ」は自分も含め、
人の「感情」を認識することから始まり、
最終的に効果的な行動を生み出すことで完結される。
その間、
私達は”4つのサイクル”をたどり、
それぞれの状況に合わせて「EQ能力」を発揮していくのだが、
それはほとんどが無意識のうちに行われ、
『あぁ～いま自分は”感情の利用”をしているんだなぁ～』などといった認識を持つことは無いので、
人間関係に悩みを抱えるような人が、
『これが原因だったんだぁ～』と、
その原因を理解することには至らない。
ただこれだけはハッキリといえる。
それは、
同僚間での人間関係、
大きな問題は発生していないまでも、
仲間の中でどこか浮いてしまっているような人。
部下へのマネージメント、
上司とのコミュニケーションで悩んでいるような人は、
「感情の識別」から始まる”4つのEQサイクル”の内、
いずれかの能力、
または複数の能力に課題を抱えている人が多くいるは事実だ。
例えていうなら、
「感情の識別」に問題のある人は周囲の”空気が読めない”。
相手の気持ちを察することがやれていないので、
相手が明らかに迷惑がっているのに、
お構いなしに物事を進めようとしたりする。
セクハラ問題の当事者として指さされるような人は、
このタイプが多い。
自分が周囲からどう思われているのかも感じ取れないので、
前向きな意見として自分が発する言葉も、
素直に受け止めてもらえないで周囲から浮いてしまうタイプ。

明日は、
「感情の利用」と「感情の理解」で事例となることを！