《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「比べず・競わず・争わず」に自分を磨く！　－48－

その会議が終わって部長が海外出張から戻る2週間。
誰一人として、
会議のことを口にする人がいない。
これが妙に嫌な雰囲気で、
落ち着かない2週間だったのを覚えている。
『まぁ～結局は誰がやっても同じなんだよぉ～』
そう同期の仲間が声をかけてくれるが、
全くフォローになってはいなかった（笑。

そして部長が帰国し、
最初の出勤日を迎えた時。
『おっ！禰宜ちゃんこれＮＹのお土産』
『ありがとうございます』
「そんなことより、会議どうだった？とか聞いてよ・・・」
そう心の中で叫んでも部長には届かず（涙。
昼飯を終えてデスクに戻ると、
『禰宜ちゃんチョッと一緒に来て・・・・』
部長と一緒に社長室へ！
一緒に社長室へ出向くと、
部長の出張報告の話にはが咲いて、
会議の話など一向に出ては来ない。
「なんで俺がここにいるの～・・・・」
『では失礼します！』部長がそう言って席を立とうとしたら、
社長が、
『あぁ～そうだ先日の会議で〇〇会社のＫ社長から嬉しいお言葉を頂いたよ。
御社は人材の層が厚いんですねぇ～。眠くらないプレゼンは久しぶりでしたと言われた』
すると部長が、
『お前のことだよ！』
『えっ・・・・・・』
すると社長がこう続けてくれた。
『次の人事では部長で決まりだな！』

嬉しかったなぁ～。
思わず社長室を出たところで飛び上がってしまった。

ここ夜、
部長が前祝だとお酒の席を用意してくれその席上で、
『”代理”とうのはな、
会社は信用できない人間には事例を出さないんだよ。
その信用に値する人材か否かを見るのが”代理”の期間だ。
おめでとう！どうやら合格したようだな』

世の中にはいろいろな”役回り”がある。
主役もあれば”代理の役”も。
なにも№１になって主役になるだけが立場ではないということ。
二番手だろうが、
三番手だろうが、
大切なことは、
自分自身でそれをどう受け止めて取組むかということ。
これは社外向けても同じことである。
そしてそれがそのまま、
自分の会社やお店の”真の価値”になっていく。