《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-13-
”自己中”という言葉があるが、
悪い意味で使われていることの方が多いこの言葉。
他人に迷惑をかけたり、
身勝手な行動をとる人のことを指す。
駅のホームで耳にイヤホンして、
手にはスマフォ。
他人さまにぶつかると、
『どこ見て歩いてるの?』といった顔して、
こういうのが典型的な”悪自己中”。
でも、
人生を生きる意味での”自己中”はチョッと違う。
私達は他人と比較することでしか、
自分の幸せを測れない生き物。
だから、
どうしても他人様が気になる。
相手からどう思われているか?
相手に自分の気持ちは伝わっているだろうか?
こうなると、
もう自分は見えなくなる。
相手によく思われようと、
自分ではない自分を演じるようになる。
他人との関係を良好なものにしたいなら、
演じないことである。
ややもすると、
自分で勝手に、
良好な関係を持てたところをイメージして、
なんとかその状態に持っていこうとする人がいが、
これ自体がすでに「自我」のはじまり。
組織の長になっても同じ。
自分のチームを良好なものにしようと、
勝手にイメージしないことである。
大切なことは、
”自分”を見せること。
”ありのままの自分”を見せること。
周囲の人がそれぞれの思いや考えで動いても構わないのだ。
かえって、
その方がそれぞれの「本質」が見えることになる。
今は、
組織ではなく”個”の時代!
組織内で、
『こんなチームにしようね!』なんて共有することは、
その”個”を殺すことになる。
一人ひとりの持ち味、
一人ひとりの独自性を生かしてこそ、
必然的に強い集団・チーム力を作ることになる。
チームリーダーの仕事は、
その”個”を同じものにするのではなく、
個々の間にある乖離を調整しながら、
それぞれの独自性を活かすことである。
全ては”個の「在り方」”が問われる時代。
他人さまに”気”を取られないようにすること。
全ては自分!
絵図を描かず、
一歩一歩足元だけを見て進めば良い。
結果はその必然によって決まるもの。
結果は共有すべきことではない!
相手にどう思われているか?
相手に伝わっているか?
そんなことは考えないことである。