第2,412号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
私の後悔から生まれた教訓”人生の目的はここにあった!”ー16-

 

物事を測る時、
簡単に、
『これは良い!これは悪い!』という基準ではなく、
『これでも良い(上手くいく)かもしれない?』
『これはもしかしたら悪い(上手くいかない)かもしれない?』
こんな”ニュートラル思考”の状態でいかないと、
なかなかその「本質」にはたどり着けない。

前のブログでお話しした、
降格を食らって、
『もうこんな会社辞めてやる!』といっていたY取締役。
それは、
もう11年も前のこと。
Yさんは部下の不祥事の管理責任を問われ、
正に青天の霹靂のごとく、
”降格”という状況を目の前にした。
その直後に、
会社からの指示で私の意識改革セミナーを受講した。
彼の自己紹介は今でも覚えている。
『降格になりましたYです。
この会社の決定に納得がいきませんので、
このセミナー受講後に退職します!』
まるで、
私に宣戦布告しているような、
それは強烈な自己紹介だった(笑。

2日間のセミナーを終え、
そこからの彼がまた凄かった。
しっかりと、
”降格”という現象を受け止め、
自省と自制の中で、
その後の日々と取組んでいった。
数か月後には、
元の職位に返り先、
逆にそれからは、
その先の職位に上がっていくスピードは
遥かに早いものだった。
いっかいの店長職から、
次長、部長と登り、
あっという間に取締役に。
その一報を耳にした時の喜びは、
自分のこと以上に
今でも鮮明に覚えている。

セミナー受講後、
彼はあることの”気付き”から、
「降格」という現象を
”悪いこと”と受け止めなかったのである。
恐らく、
『このことはこれから先の自分にとって、
もしかしたら”良いこと”なのかもしれない!』・・・・と。
こう受け止めたのだろう。

何かを決める時、
”絶対外せない基準”をもっておくことだ。
彼がセミナーで気付いたのは
このことだったのかもしれない。

いまでも彼は、
6,500名近くいる受講生の中で、
5本の指に入る優秀な受講生の一人として、
いつも私に
大きな気付きをくれている。

 

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