第2,301号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「職場の人間関係はここがポイント」  -15-

 

私もセミナーでついついよく使ってしまうフレーズがある。
それは「なぜ?」という一言。
この「なぜ?」というフレーズ。
いわれる方は、
意外とキツク感ずる一言。
遅刻をした。
『なんで遅刻をするんだ!』
『なんでこんな失敗をするの?』
『なぜやれないの?』
自分ではその原因を共有しようとしているのだが、
心理学的な面からいうと、
このフレーズは、
”詰め言葉”になっていく。

新入社員は失敗して当たり前。
誰でもが、
そんな時期を経て、
現在に至っているのだが、
人というのは、
自分のそんな経験はすぐに忘れてしまう。
だから、
失敗など考えられないところで失敗を目の当たりにすると、
つい、
『なんでだよぉ~?』
『なぜだよ?考えられねぇ~』
などと口走ってしまう。

これに変わるフレーズ。
実は、
きちんと存在する。
それが次の2つのフレーズ。

人の行動原点は全てが”欲”。
ここでいう”欲”とは、
自分が求める「目的・目標」。
まずはその「原理原則」を共有すること。

1.「何のために?」
『これは何のためにやっているんだ?』と
その目的・目標を再確認し合い共有し合う。
『この作業は、
〇〇のためにやっている作業だから、
△△は良いけど、
この部分は大事なところだ!』と、
部下が失敗した箇所の重要性を共有。
これがお互いにズレていると、
『これぐらいのことでなんでそんなに怒るのよ?』となる。

2つ目は部下に”気付き”のチャンスを。
そのフレーズがこれ!

2.「どうしたら良いと思う?」
失敗したときに重要なことは、
二度と同じ失敗を繰り返させないこと。
そのためには、
その失敗の原因を追究して、
そのために「どうしたら良いのか」を気付かせること。

”なぜ?”を捨てて、
「なんのために?」と
「どうしたら?」を使う頻度を増やしていく。

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