《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「「リーダー」という役割の”仮面”」 ー15-
企業組織の中でよく使われる言葉に”モチベーション”というのがある。
従業員研修のPRポスターなどを見ると、
「御社の従業員の”モチベーション”を底上げします!」
「御社の社員の”モチベーション”が飛躍的に上がる研修」とか、
こういう文言でPRをしているところも多くあるけど、
元来、
”モチベーション”とはその人の意識の中から沸々と湧き出てくるもので、
大切なものではあるが他人の力でどうこうできるものではない。
どうも一時的に”テンション”揚げることを、
「モチベーションを上げること」と勘違いしているような研修も多くある。
実は組織の中でMGRが部下の”モチベーション”を意識し始めると、
リーダーシップというものは前に進まなくなる。
いつまで経っても目標達成が叶わない部下が、
『なんか”モチベーション”が上がらなくて・・・・』と、
この一言を言い訳として使い出したら、
そのチームはすぐさま下り坂を転がるように落ちていく。
なぜなら、、
それは「具体的検証行動」が全く成されていないことにつながっていくから。
MGRは常にチームの動きを見定めながら、
その結果として現れることに対する「要因と原因」を追究し、
いずれの場合も、
その次につなげる指示を出していくいくのが本来の役割。
だから私の顧問先ではこの”モチベーション”という言葉を極力使わず、
代わりに「意志力」という言葉を活用している。
物事に取り組む時のステップは次の4つだ。
”計画➡準備➡実行➡評価”の4ステップだが、
「具体的検証行動」とは、
最後の”評価行動”にあたるものでステップの中でも極めて重要な行動基準となる。
このステップを行うためには経験や習慣というものよりも、
個々の「意志気(意識)」=「意志力」が絶対的に不可欠になる。
これを怠ると4番目の”評価行動”はいつの間にか”批評行動”へと変化する。
この「原理原則」が理解できない人は「リーダー(MGR)」にはなれない。
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