《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「還暦を迎え人生の再出発点に立った君に!」 ー18-
定年退職をした後でもそれにしがみついているような人を見かけることがある。
いつまでも現役時代の名刺を持ち歩いていたり、
会話の中に『私の部下がねぇ~』と、
もうすでに上司と部下の関係は終わっていることにも気付けていないのか?
それともいつまでもその頃の権力感が抜けないのか?
こういう人達を見ていると、
同年代としては心配になってくる。
現役時代には名刺を見せるだけで、
自分がどんな立場の人間で、
どういう力を持っているのかがそれによって示すことが出来た
ところが名刺が無くなると・・・・、
それらを指し示すものが無くなる。
定年退職すると身分を証明できるのは運転免許証くらいのものだ。
これも返納してしまうともう自分を指し示すものは無くなる。
だからこそ、
「自分の生き方(在り方)」が大切になってくる。
これも名刺のようなものを作って持ち歩くわけではない。
「自分の生き方(在り方)」とはそんなものの中では指し示せない。
もっと自分の足元を見据えて、
「自省・自制・自責」の中で生きていくしかない。
これが自覚できていない老人は、
いつまでも卒業した大学名を口にしたり、
現役時代の役職で得た有名人との関係の話をしたりしながら、
”自分を大きく見せよう”とのた打ち回る。
見ていると哀れにさえ感じてくる。
そんなことよりもっと足元見据えて生きることだ。
そんな難しいことではない。
相手が誰だろうと挨拶を誰よりも先にしたり、
日常接活の中でのルールをしっかりと守る。
例えば電車や駐車場では優先席や優先駐車位置は使用しないとか、
駐車場内でも逆走をしないとか、
狭いところでは道を譲るとか、
そんな小さなことで自分の立ち位置はしっかりと相手に伝わっていく。
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