第2,220号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「”関係性”の時代に自分とどう向き合うか?」 -4-

 

人間関係って、
それまで蜜月の関係でも、
ほんのチョットしたことで崩れるもので、
人生は本当に思うがままには到底ならない。

絶対に評価をもらえると提出した企画書が、
アッサリと上司に否定され突き返され、
無性に腹立たしくなって、
その企画書をブン投げたくなる。

『この人ならどんなことでも許せる!』と、
そう思ってプロポーズし、
やっと念願のパートナーとして歩めるようになり、
この幸せを独り占めしていたかのような気持ちになった相手と、
買い物に出て、
どっちの道を行くのが速いかで口喧嘩。
挙句の果ては、
『お前みたいな(貴方みたいな)分からず屋はいない!』と、
強い口調で大喧嘩(我が家も時々あります〈笑〉)。
こうなるとお互いの態度がトゲトゲしくなり、
言葉のはしはしに、
チクチクするようなものが出てきて、
ますます摩擦が強まる。

穏やかで働きやすい職場と、
ギスギス、ピリピリした居心地の悪い職場。
明るく温もりを感ずる家庭と、
いつも罵声や怒声の響きわたる暗い家庭。

この違いってどこにあるのだろうか?
それは、
そこにいる一人ひとりの”小さな思いやり”の違いだけ。

昔、
私もそんな”小さな思いやり”に助けられたことがある。
部長職に就いたばかりの頃、
出金伝票で
出張旅費を精算しようと出した伝票の記入に間違いが。
それも一歩間違えると、
不正に取られてしまいそうな記入間違いをした。
この時、
経理担当の女性社員が、
提出した私の伝票を受け取り、
少し間をおいてから、
私のところに来てくれて、
『部長・・・ここ金額の桁が・・・』と小声で教えてくれた。
あの時、
もし彼女が周囲の目も気にせず、
『部長!これこんなにかかったんですか?』と
いわれたとしたら、
どんなに正論を言われていても、
聴く耳は持てなかったかもしれない。
少なくても、
その後の彼女に対する私の態度は大きく変わっていたと思う。

人間関係にはこんな”小さな思いやり”が必要なのである。

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