第2,114号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう!」 -83-

 

先日、
庭の芝刈りをしていて、
『今年は雪が少なかったからかな?』
今年の芝生は、
チョッと青さが弱い感じがした。
芝というのは、
もともとが寒い国から来たものだから、
暑さにはめっぽう弱い。
逆に寒さに強く、
厳しい寒さの冬を超えたときほど、
3月末にはもう青々としてくる。
私達の人生も同じかもしれない。
いまもし、
厳しい環境の中にいるとしたなら、
それはきっと、
青々とした芝になるためだ。
『これが俺にはちょうど良い試練なんだ』と
受け止めることである。

サラリーマンに人事部長だったころ、
人事異動をすると、
落ち込んで悩む人がいた。
今まで、
自分が精一杯やって、
評価を受けていた部署から、
急に配置転換されると、
『今までの俺は何だったんだぁ~?』と、
優秀な人ほど落ち込みが激しい。
これは、
ちょうど温室で芝を育てるようなもの。
温室で芝を育てるのは至難の業だという。
若いころから、
踏まれ慣れている人は、
ちょっとやそっとのことではビクともしないが、
若いころに温室で育ったような人が、
40過ぎたころから挫折を味わうと、
立ち直るのに時間がかかる。
でも、
温室育ちの芝も、
次の年に温室から出して育てなおすと、
青々とした芝になるという。
人間だって同じかも?

大切なことは”気付き”だ。
この”気付き”を得るには、
知識や技術ではない。
なによりも「聴く耳」を持つこと。
自分の思いをとおそうとして、
表面的にだけ聞いているのではなく、
その本質をしっかりと聴き止めることである。
そうすればいつでも再生は利く。
芝が枯れさえしなければ
いつでも青々とよみがえるように。

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