《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう!」 -84-
このシリーズもいよいよ今日と明日で終わり。
少しはお役に立ちましたか?
私達の人生には、
一つが解決すればまた新しい一つが、
『いつまで続くのやら?』と思うほど、
”悩み”やストレスの種となるような”出来事(現象)”が、
次から次へとやってくる。
おそらくは、
死を迎える直前までやってくるのだろう。
6,500人以上の人と向き合ってきて、
本当に私達人間には、
目の前に起こる様々な”出来事(現象)”が起こり、
その受け止め方の違いが、
その数だけ、
様々な性格を作り上げていくものである。
そんな過去の経験や体験によって作り上げられた”性格”は、
本人が別の角度から自覚しない限り、
死ぬまで変わらずに付いてくる。
でも、
この”性格”というやつ、
潜在的要素は変わらないが、
実在的要素ははいつでも変えることが可能。
それを変えるのが「人核(じんかく)」といわれるもの。
世にいう”人格”とは別のもので、
”人格”とは文字通り、
その人の”格(ランク)”であるが、
ここでいう「人核」とは”コア(中身の本質)”を指す。
私のセミナー受講生にこんな人がいた。
そこそこ業界でも名前が売れて、
”先生”と呼ばれているお方。
『禰宜先生のセミナーを受けさせてください!』と
自ら受講希望されてきたとこまでは良いのだが、
セミナーでの2日間は、
全く自分を見失っており、
休憩時間になると、
他の受講者に自分の考えを講義する有様。
挙句の果てには、
初日が終わると、
2日目に取組む
あるミッション(私のセミナーで大きな意味を持つミッション)だが、
これがどうにも彼にとっては苦手な内容だったようで、
帰りの電車の中で、
蚊の鳴くような声で、
『せ・ん・・せ・い!明日は受講を止めようかと・・・・』
『なんで?”やります!”って自分の口からいったんでしょ?』
『で・・・も・・・・、あれは・・・・』
雄弁で、
知識もあり、
年齢ももうじき60という人が、
自ら受講したいといって受けたセミナーで、
受講生という立場を見失い、
”先生”という目線から降りられずに過ごした初日。
私はこの時、
『この人の知識も技術も”張りぼて”かな?』と疑惑を持った。
何でこの人は、
自ら進んで私のセミナーを受講しに来たのだろうか?
それは明日の最終回で!