《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー35-
まずは「職務分掌」とは何か?
”「職務分掌」とは、
組織において各部署や各役職、
担当者の行うべき仕事を配分し、
仕事の責任の所在と範囲を明確化すること”をいう。
この内容を明確に記したのが「職務分掌規程」というもの。
この「職務分掌規程」ができていないことで、
本来部署単位で行うべき仕事と担当者ベースで行う仕事が混在し
組織内で業務推進に支障が出ることが多くなり、
問題が発生しても、
どの部署の誰が担当して対策に当たるかも不明確になる。
ここで注意しておきたいのは、
『〇〇業務の担当はA君ね』
『△△担当はB君です』といった、
単に担当を決めるだけのことではないということ。
ここをしっかりと理解しないと、
目の前の起こる問題は一つも解決されないまま進むことになる。
「職務分掌規程」を作り上げていくには、
まず第一に、
①.各自が現在担当している業務内容・遂行要件を明確にする。
②.現状で の実施記録をもとに現状把握(担当者の勤怠勤務状
を含めた作業結果)をする。
③.現状分析の結果から現状問題点を把握する。
④.現状で未完全な管理項目を洗い出す。
⑤.新たに加えるべき管理項目を出す。
具体的な例でいうなら、
飲食店で働く従業員に対して、
『A君はキッチン担当。B君はホール接客で・・・』ではなく、
ホール担当のB君なら、
”お客様来店導線から導き出される作業項目”を、
一つひとつ追いかけて、
お客様のご入店からご退店まで、
その導線ポイントで担当者のB君が「やるべきこと」を、
いつどこで?
何を使って?
どのくらいの速さでどのレベルまで?やることが作業なのかを明確にすること。