《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー2-
昨日の事例のような問題を解決していくには、
まず”「マネージメント」とはなにか?”。
ここからスタートしなくてはならない。
堅苦しい定義からいうなら、
「マネージメント」とは、
”組織の目標達成のために組織全体の理念に沿って、
他人を介して適切に対応し経営資源を有効活用する働き”・・・といえる。
さらに管理職に至っては、
”そのためにどう部下を育成しながら対応していくか?”という向きあい方が加えられてくる。
これをもう少し具体的に言うとこうなる。
①.組織の目標
これ自体が共有されていない企業組織は意外と多い。
その第一が「経営理念」といわれるもので、
これが存在しない組織はどこにむかって組織が進んでいいるのかさえ見えてこない。
会社全体の「経営理念」が決まったら、
次はその中に存在する部署ごとの「行動理念」というものが必要になる。
これは会社全体の目的を達成するために、
各部署ごとが具体的にどう向き合っていくかという指針だ。
②.適切な対応
大きくは世界的経済状況や環境変化によっておこる働き方(人で不足、従業員健康・意識管理、評価管理、勤怠管理等)改善対応が必要になる。
つまり今の状態をそのまま継続すべきなのか?
または改良改善が必要か?
現状状態を放置しておくと予測される危惧などを把握していく。
③.経営資源の有効活用
”経営資源”とは「人・モノ・金・策」の4つだ。
この中で最も重要な資源は言うまでもなく「人」だ。
他の3つはすべてこの「人」によって活用されていく。
”活用する”とは単に”使う”ということではなく、
「能力いっぱいの水準と適正量の仕事をしてもらう」こと。
④.他人を介して
組織というのは経営者層ー管理者層ー監督者層ー一般社層の4つの層から成り立っている。
監督者層より上の位置づけにある人にとっての”他人”とは、
取引先や社内では概ね部下となる。
一般社層の人達なら上司、先輩、同僚がこれにあたる。
従ってそこには「マネージメント力」を支える”コミュニケーション力”というものが求められてくる。
このように理詰めで説明されると、
どことなく「ゆとり」さえなくなっていくような感じがするかもしれないが、
長い目で見ていくとこれをしない限り、
「ゆとり=やりがい」を手に入れることはできなくなる。