《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう!」 -61-
先日、
有楽町の本屋の片隅に、
面白いタイトルのついた本が在った。
「変わりたければ変わるために必要なことを実践しよう!」
なんとも面白みの無いタイトルなのか、
最近じゃ珍しいと思って、
本をペラペラとめくってみると、
全く子供だましのような事例が・・・・。
例えば、
お店のみんなで飲み会をする。
今までは、
単なる飲み会で終わっていたから、
今回は目的をしっかりと共有して。
目的は、
職場内のコミュニケーションを高める!
これは目標や目的が存在していると、
それを目指そうとするから。
すると、
この飲み会をコミュニケーションを高める場所にするには、
そのためのルールをつくる。
計画どおりに進まないと人間はいら立ちを覚えるから、
飲み会の最中にもルールを決める。
ずっと笑顔でいるとか、
必ず誰かと会話を5分以上するとか。
もう、
このあたりまできただけで、
あほ臭くなってきたので本を閉じた。
こんなことを当たり前のことと信じ、
『当たり前のことをやっていけば全ては変えられる!』と、
強く綴られていたけど、
まずこんなことやらされながらの飲み会は楽しくない。
それに、
コミュニケーションを高めるのに飲み会は必要ない。
大切なことは、
一人ひとりが、
己の「在り方」見つめて、
人としての基本的なことを愚直に取組めばよいだけ。
それに職場も、
個人も、
何一つ”変えようとする必要性”などどこにも無い。
”変えよう!”とするから無理が生まれる。
『変わることを恐れるな!』
『変わりたいとは思うけど
そういう自分を感情がストップをかけてくる!
そういう感情を捨てろ!』
『変えよう!』と考える前に、
現状の自分を、
現状のお店を、
現状の社内を、
その状態、状況を具体的に見つめること。
一つひとつ、
細かなところまで、
具体的により具体的に見つめていく。
「自覚」というものが目覚めるまで。
人もお店も会社組織も家庭もまずはそれから。
それをやらずに、
目の前のことだけ”変えようとする”から、
無理な「やり方」に走り、
ストレスやイライラを生み出すことになる。