《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう!」 -52-
”悩み”を持つ。
それ自体は間違ったことではない。
人間なんだから、
迷いが生まれる時もある。
気になって仕方がないことが
目の前に起こることだってある。
解決したくても、
なかなか思うように解決できないことも多くある。
勘違いをしがちなのは、
そうした目の前の”出来事(現象)”を変えようとする行為。
目の前に起きることは、
『このままにしておいたらもっと大変なことになるよ!
なんでこうなったのか?
まずはそこを入口にして
その裏側に潜む原因を探りなさい!』と、
私達に教えてくれているだけ。
ところが、
私達の多くは、
目の前の”出来事(現象)”それ自体を早く変えようとする。
目の前に何か困った”出来事(現象)”が起きると、
『あぁ~!どうしよう?困ったことになったぞぉ~!』
こういう感情(受け止め方)を抱くはず。
こういう感情を抱いている自分を
客観的に感じることもできるはず。
そして、
『なんとかする良い方法は無いか?』
問題解決のために、
そういう思考(考え方)を巡らせる。
ところが、
ここでの思考はほとんど指先が自分以外に向いてしまう。
そんな考えをしている自分もまた客観視できる。
さらに、
何とかしようと、
四方八方飛び回り手を尽くす。
すると、
身体は疲れを感じ、
その疲れた身体自体も私達は客観視できる。
つまり、
客観視できている、
受け止め方(感情)と考え方(思考)と身体(肉体)。
この3つは、
自分が自分だと思い込んでしまっている姿。
それはあなた自身じゃない!
もし、
あなた自身なら、
あなたは自分を自分で客観的に観察することはできない。
これが、
「人は己が見えない!」といわれる所以である。
まずは、
目の前に起きる”出来事(現象)”に対し、
その受け止め方(感情)を変えてみることである。
そうすれば、
自ずと考え方(思考)も変わってくる。