《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜　猛（ねぎ　たけし）です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう！」　－51－

いつも心配性で、
ちっちゃなことにもクヨクヨと心配ばかりしている人に、
『もっと前向きになって！』
『もっとポジティブに！』と声をかける人がいる。
もちろん相手のことを思ってかける
その言葉は間違いではないだろう。
でも、
意外と、
そういう言葉をかけて励ましている人ほど、
実は心配性でポジティブでないことが多くある。

笑顔も同じ。
人は本当に心から楽しめている時、
”笑顔”に勝る「微笑み」が生まれるという。
明るく、
前向きで、
ポジティブな自分を演じて表現するような”笑顔”は必要無い。

ポジティブに考えようとする人は、
実はネガティブなことを見たくない、
ネガティブな自分を認識したくないのかもしれない。

アリとキリギリスのお話。
『厳しい冬が来たらどうしよう？』と感じてはいるのだが、
実際に冬が来ても、
厳しい寒さを感じないようにしている人。
周囲から見ると、
かなり困った状況下にあるように見えるのだが、
本人は無理して平気な顔をしている。
これが”キリギリス型”の人。

反して、
はたから見るとクヨクヨしているように見える人は、
厳しい冬を予想して、
『どうしよう？どうしよう？』と悩む。
そして冬になると、
『寒い寒い！』とその身を小さくして身動きできないでいる。

でも冬はどちらにもやってくる。
大切なことは、
そのために、
”いまやれる”ことをせっせと取組み、
適切な準備を進めること。
それ以上でもなければ、
それ以下でもない。
それをやっているのが”アリ型”の人。

でも、
キリギリス型にも、
『冬は寒さが厳しい！』と気付ける意志気（意識）はある。
その”気”に力に加えて「気力」をもって向き合うこと。
これこそが
前向きに取組む！
ポジティブに生きるということ！