《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”IQ“よりも”EQ“の時代! ”感情”に強くなろう!」 -20-
昨日のブログでお話しした「4つの感情経路」。
1.感情の識別
2.感情の利用
3.感情の理解
4.感情の調整
この”4つの経路”を、
私達の「脳」は、
超高速コンピューターよりも早く瞬時のうちに行う。
例えばこの事例から見ていこう。
某食品会社のY君は昨年入社した2年生。
やっと日常のルーティンワークにも慣れてきたころだが、
彼の”悩み”は・・・・「自分に与えられる作業量の多さ」。
数十分で終わる簡単な作業から、
関係部署の担当者と連絡を取り合いながら取組まなくてはならなやっかいな(手間と時間を要する)ものまで、
確かに2年生がやることにしては多い。
上司に相談すると、
『君は十分に”仕事”として向き合っているのか?まずはやってみろ!』とだけしか言ってもらえず、
内心では、
『冗談じゃないよぉ~』と少しイラついてもいる。
この状態をY君が自分の「感情の赴くまま」に向き合えば、
必然的に上司からの評価は下がり、
上司との人間関係にさえ影響しかねない。
そこでY君は、
研修で気付かせてもらった「EQ」を使ってみることにした。
*上司は自分の取組み方にまだ満足はしていない(感情の識別)
*自分も上司の反応にイラついている・・・・・(感情の識別)
ここから、
*上司がそういうのは自分に対する期待から・・(感情の利用)*もし自分が上司でも同じことを言うだろう・・(感情の利用)
そしてさらに・・・、
*上司は私に嫌がらせをしているのではない・・(感情の理解)
*上司は『お前ならやれるはず!』と期待してる(感情の理解)
第4ステップは、
*それなら今までのやり方を変えてみよう・・・(感情に調整)
*今までの自分の向き合い方も自省しよう・・・(感情の調整)
この結果、
Y君は自分の「感情」を、
自分の”意志力”という力を活用しコントロールしながら、
自分の”作業”への向き合い方を変えていった。
その結果、
彼は”作業”と「仕事」の違いという大きな”気付き”を手にした。