《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「原理原則で生きると上手くいくようにできている」ー3-
新入社員が入社して、
間もなく3カ月が過ぎようとしている。
先日、
某大手スーパーさんの巡回をしていた時、
あるトレーナー(教える人)が、
一人のトレーナー(新人)にこんな言葉を投げかけていた。
トレーナー:『どう”出来た?”』
すると、
新人が、
トレーニー:『あっ・・・ハイ!』
これは、
”出来たのでしょうか?”
”出来なかったのでしょうか?”
昔、
あの藤田田社長が仰ってたなぁ~。
”出来た?”と聞く人は、
「人の批評はやれても、人を育てることはやれない!」
これって「原理原則」だなぁ~とつくづく思う。
だって、
「出来るようになるために」
「やるべきことを教わっている」
この場合のトレーナーの正しい確認の仕方は、
”出来た?”ではなくて「やれた?」という言葉を使うこと。
人は、
”出来た?”と聞かれて、
『出来ません!』とは応え難い。
でも、
『やれた?』と聞かれれば、
『すみません!
○○のところがもう少しなんですがぁ~』と言い易くなる。
ちょうどこの時期は、
新入社員も慣れてきて、
いよいよ本格的な育成がはじまる時期。
この時期だけではない。
人を育てられない管理職が陥りやすい、
最たるもの、
それが、
『出来た?』
『解った?』
この二つの言葉を多用してしまうこと。
”解った?”も同じ。
”解った?”と聞かれて、
『解りません!』とは応え難い。
何かを説明してどうしても、
理解したかしないかを確認する時には、
”解かった?”ではなくて、
『解りにくいところある?』
これに変えると、
質問も出やすくなってくる。
こんなところにも、
「原理原則」で取組むとより効果的なことが隠されている。