第1,980号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「この春社会人となった君に贈る言葉」ー7-

 

新入社員研修や入社式の講演で、
今年は10回以上、
この話をさせていただいたが、
そもそも企業における”社会貢献”ってなんだろう?

経世済民」も多くの人が口にはするが、
それの持つ本当の意味はどこにあるのだろうか?

企業組織は”お役立ち”をしていく存在だから、
それを意識するだけで、
従業員の心の状態が変わり、
組織全体の動きも変わってくるなどと、
イメージ論だけを打出す研修もあるが、
それは、
『”ありがとう”という言葉を、
みんなで言い合っていけば、
明るく活き活きした職場になります』と、
まるで新興宗教のような向き合い方と同じ。

企業の社会貢献とは、
非合法な行いをせずに、
きちんと法人税を納めること。

これに尽きる!
新入社員のみなさんも、
笑顔とか、
挨拶とか、
チームワークは思いやりとか教えられてきたけど、
そうしたことは、
表面的に演じていれば良いということではない。

つい先日、
私はある営業マンにこんな話をした。

彼はいつも満面の笑顔で、
見るからに営業マンという感じ。
そんな彼に、
『○○君もう笑顔を止めなさい!』と。

彼は少し驚いたような顔をし、
その時はそれだけでおわった。

次に逢う時にはきっと彼から聞いてくるだろう。
『先生!なんで笑顔じゃない方が・・・・』って。
笑顔”がダメなのではない。
笑顔の「本質」を知らないで
表現だけしているところが問題だといっただけ。

笑顔”も”言葉”も、
相手にとって”癒し”にはなるけど、
決して、
それそのものだけが
相手にとって”肥やし”となることはない。

大切なことは、
その笑顔を出す人の行動
言葉を発する人の行動であるということ。

研修で教わったからと、
自分の評価を気にして”笑顔”を出したところで、
その”笑顔”はどこに向いているの?

それが判らないなら、
笑顔は捨てて、
苦しい顔をしていた方が良い。
鋭い上司や先輩なら、
『ほらほら!笑顔が足りないよ!』などと、
いきなり言ってくることはない。

もし聞かれたら””になって、
『実は・・・』と打明ければ良いだけのこと。

焦らない!焦らない!
演じない!演じない!

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