《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「新入社員に贈るシリーズ・〈人間関係編〉」 -9-
自分の人生を振り返ってみると、
人間関係の中で、
愉快ではない気持ちになってしまったことも
わずかながらにある。
それは、
たまに忘れた頃に連絡してきたかと思うと、
必ず自分の利己的な目的(例えば営業目的で誰かを紹介してほしいなど)というパターン。
1回くらいならよいが、
そういうことが何度も続くとさすがに・・・。
それともう一つのパターンは、
勝手に向こうから歩み寄ってきていることも忘れ、
自分の目的が満たされなくなると、
手のひら返したように音信不通になる人。
人間関係は少なからず”利害関係”が存在する。
それ自体が悪いことではないが、
”見返り(ギブ&テイク)”に縛られてコトにあたっていると、
いつも”ギブ”と”テイク”のバランスに頭を悩まされることになる。
『自分はこれだけやったのに何も返してくれない』と腹立たしくなったり、
『これだけしてもらったのだから何かお返ししなくては・・・』と重荷に感じたりすることもある。
そうなると人間関係も損得だけで考え寒々しい思いがしてくる。
“貸した金は戻ってこないものと思え!”という言葉があるが、
貸す前からそう考えていれば、
強いストレスを生み出すことはなくなる。
営業会社さんの研修でよく話させていただくが、
『契約を取りたかったら契約を取ると思うな!』
これはこちらに露骨な”テイク(得)”の意図があると、
まず関係性を築くことは難しくなるということ。
露骨な”テイク”の意図は、
相手に警戒心を与えるだけになる。