第1,945号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-72-

 

昨日は、
某食品会社さんでの新入社員教育。
一日中、
研修室の中にいて、
少し息が詰まった感じ。

どこの企業さんでも、
この時期は、
新入社員研修に取組んでいることだろう。
新入社員研修だけに留まらず、
人材研修って、
いったい何を目的に行われるんだろうか?

私は常々、
顧問先の経営者の方に伝えさせていただいていることがある。
それは・・・
人材を会社の戦力として育成しないこと!」
なんか、
真逆なことを言っているようだが、
これこそが、
私自身が人事教育畑40年を歩んできて感じた実感。

昔のある武将の言葉の中に、
兵は兵にして兵にあらず 
   兵 民として立てば 之正に真の兵とならん!」
簡単に言うと、
強くて腕の立つ兵士を育てるのではなく、
大切なことは、
国を守るという強い民の心を持った兵を育てなさい。
強くて腕の立つものは、
いつ他国の兵としてその腕前を売るかわからないから。

これは、
現代社会における会社組織でもいえること。
だから、
私は、
新入社員研修は意識90%:スキル10%」で!
これを強く主張している。
そして・・・技術
これは時間(経験)が解決してくれる。

こちらの食品会社さんでは、
その意識研修を、
内定者の期間中にしっかりと行ったので、
そうした意味では時間を無駄にせず有効に使える。
何よりも、
入社までの脱落者がいない。
実務研修が始まっても、
『えぇ~無理ですよぉ~』とか
『私がですかぁ~?』といった
意味不明な言葉を発する者がほとんどいないという。

最後にもう一度いいます。
人材教育は人材を会社の戦力として育成するものではない

 

 

 

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