《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-71-
「人生の”幸福”というものを安易な世界に求めてはいけない」
昔、
まだ若かった頃、
今は亡き実父から言われた言葉。
確か・・・・
一緒に見ていたテレビ番組の中で、
さかんに”平穏無事”という言葉が流れていた。
『一番幸せなことは”平穏無事”であること・・・』
私が、
『そりゃぁ~そうだよなぁ~』とうなづきながら見ていたら、
『人生に”平穏無事”などということを望むな!』と、
いきなり叱られたことがある。
そして、
父の言葉はこう続いた。
『本当の”幸福”というのはなぁ~、
多くの人達が忌み嫌う
苦しみや辛さの中にこそ存在しているんだ。
いいかぁ~、
嬉しさという感情を考えてみろ。
なにかむつかしい問題や、
難問と向き合って、
それを乗り越えた時、
「やったぁ~!」という達成感と共に、
心の底から湧き出してくるんじゃないのか?
ということは・・・
苦しいこと、
辛いこと、
難問苦悶にぶつからない限り、
”幸福感”はおろか、
達成感さえあじわえないということだ。
つまりな、
”幸福”というのは苦悩からのみ生まれるんだよ』
あの頃の私には、
まったく理解できなかった言葉だが、
最近やっとこれが理解できるようになってきた。
ビジネスだって同じだ。
お客様に喜んでもらうためにやるんじゃなくて、
自分自身が、
真正面から、
日々の仕事に、
一つひとつ、
苦悩しながら、
自分と闘いながら取組む。
そんな姿をとおして、
その”想い”がお客様に伝わった時、
はじめて達成されるもの。
『これがお店の価値ですよ!』と、
売込んでいるようでは、
いつまで経っても、
お客様には伝わらにということ。
今日の研修ではこんな話を!