《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「私達は多くの”思い込み”に左右されている!」-63-
昨日は、
某企業さんで「相対論:絶対論」の学習会。
私達は、
生きる上で、
なぜか、
お金やモノや地位といったものに固執してしまう傾向がある。
最低限の必要なものがあれば十分なはずなのに、
『もっと!もっと!』という意識が働く。
それは、
それらを他人と比較しているから起こる、
まやかし現象と知らずに。
だから、
ビジネスも大儲けしようとする。
どんどん出店して、
どんどんシェアを広げて、
独占しようとしていく。
ビジネスって、
儲けるために取組むのではなく、
世の中を支える、
一つの役割として会社組織やお店が存在するはずなのに。
『地域で一番になろう!』
『業界最大手といわれるようになろう!』
だから、
そうした企業の宣伝広告や看板を見ると、
「地域最大規模」とか、
「業界初」とか、
そんなことを”価値”として伝えようとする。
そんなものは、
ただの”スペック”で、
価値でも何でもないということに気付かないで。
”スペック”だから、
他に、
そこよりもほんのチョッとだけ、
大きかったり、
早かったりすると、
瞬く間に価値というものが薄れ、
効力を失っていく。
元々、
”価値”というものは、
相手に伝えようとする時点で、
その”価値”が無いことを表明しているようなもの。
人生においても、
お金やモノや地位などというものは、
仮想の存在で実の存在ではない。
こういう第二義的なことに価値をおくということは、
どこまで行っても「相対論」の枠を超えられず、
到達点というところには辿り着けない。
人生もビジネスも、
こういう認識がぼけてピントがずれていると、
いくら努力しても、
それが一過性のもので終わり、
一時的には、
成し遂げたような”思い込み”に陥るだけ。
お金やモノや地位も、
何とかそれを手に入れたところで、
そのために、
家族を犠牲にしたり、
健康を害したりでは元も子もない。