《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ！」　ー54－

「なにごとも”楽しい”と思えば楽しくなる！」
本屋さんに並ぶ、
自己啓発本にこういう言葉が出てくるけど、
そんなに私達の心は単純には出来てはいない。
やはり”つまらいこと”はつまらない。

お陰様で私は入院という経験が一度しかない。
交通事故で約1カ月の入院を経験したが、
あれほど退屈で、
つまらない時間はなかった。
特に最初の頃は、
四六時中ベッドに縛り付けられたようなもので、
隣に横たわる人はどんな人かも判らず。
食事がこれまた味気の無いもので、
外科で入院した私には生き地獄そのものだった（笑。

でも、
こんな入院生活も”楽しく”過ごす手がある。
それは、
つまらないと思う気持ちで入院しても入院。
楽しんで入院しても入院なら、
自分自身で”楽しく！”という気持ちを強く持って・・・
などと、
子供だましのようなことではない。
何度もいうが、
「なにごとも”楽しく”取組めば”楽しくなる”」というのは大きな思い込み。
そんなことをいうつもりはない。

”楽しさ”は自分の取組み方でしか得られはしない。
これはゴルフも、
人生も、
仕事も、
入院も同じだ。

私は入院中に、
日頃、やったことも無いようなことを多くやった。
絵を描いてみたり、
患者さんが食事で何を残して、
何を好んで食べているかとか、
どんなことに不便を感じているかとか、
28日間の入院でかなりのデータが採れた。
これは退院する時に事務局長さんから大変喜ばれた（笑。

そう！
”楽しさ”はどんなことに向き合っても、
「やる！」と決めたら、
いろいろと知恵を絞り工夫をして、
とことんやってみることでしか手には入らない。

入院したことをいつまで悔いたところで始まらない。
入院が必要だから入院しているのであって、
その現象自体をとやかく愚痴るより、
前を向いて取組むことだ。
これが
私が最初の予定より、
はるかに早く退院できた大きな要因でもあるといえる。