第2,997号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「後ろを振り返るより前を見ろ!」 ー41-

 

西洋医学が部分的な医学なら、
東洋医学は心と身体の全体的な医学といえるかもしれない。
西洋医学では高血圧なら高血圧の治療、
糖尿病なら糖尿病のために治療というように、
一つの症状に合わせて細かい治療が行われるが、
東洋医学は人の肉体に宿る命を一つの”小宇宙”ととらえ、
総合的な治療が行われるといわれている。
古代中国では、
大宇宙である自然と、
その中で生きる人とは相互に緻密な関係があるととらえ、
自然の中,
川が流れるように、
人の体の中には宇宙の「気(エネルギー)」が流れ、
それが命そのものととらえられている。

人の命といわれるその「気」を良い状態に保つには、
生活そのものを自然の流れに合わせるように、
夕闇と共に休み、
夜更けと共に眠り、
夜明けとともに起きて、
適度な運動と、
適度な休息が「気」そのものを育むといわれている。
近年、
サプリメントや、
人的作用によって作られたものに健康を頼り、
健康診断の数値を調整することが
健康と思い込んでいる人も多くいるが、
いつもいっているが健康の本質はもっと別のところに存在する。

昨今、
ビジネス社会でもさけばれている”健康経営”。

多くの企業が残業をなくすことや、
休みを増やすことがポイントのように語っているが、
”健康経営”の本質は、
一人ひとりの「やりがい」の中にしか存在しない。
「やりがい」とは働くことの”意義”。
心(心幹)と肉体(体幹)のバランスをしっかり保ってこそ、
その”意義”を見出す切り口が待っている。

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